バウンド


監督 アンディ&ラリー・ウォシャウスキー 主演 ジェニフアー・テリー、ジーナ・ガーション

ゆん(★★★★★)(6月10日)
junny@ma4.justnet.ne.jp
最高でしたね!私は、見たい映画の情報は仕入れないでおいて楽しみにとっておくんですが、この映画のキャッチコピーが「本年度最高のサスペンス」だったので、期待しちゃいけない・・・と言い聞かせてました。結局ビデオで見ましたが。
ビジュアルも脚本もよかったです。脚本は本当に最高でした。見ている方も何か達成感のようなものを感じました。
ダグラス タガミ(★★★★★)(5月11日)
tagami@nick-net.co.jp
これ、ほんとーにおもしろいです。文句無しです。
私は劇場で見ていましたが、あの”電話”が鳴り響いた時、思わず「はやく取れ!」と叫んで、失笑を受けたばか者です。
(札幌で見てた方、あれは私です。)
それくらい、没頭してみてしまう映画でした。
そして、女は恐ろしいという事を《改めて》思い知りました。
写真がスタイリッシュできれいです。
天井からのショット、床ぎりぎりのショット、赤、白、黒の色の取り合わせ、なんとも言えないカッチョイー! フィルムでした。
やっちゃん(5月7日)
555yasu@din.or.jp
ど〜してロードショウで観なかったのかと後悔した作品だ。
テンポの速さに負けない内容の良さ!拍手もんです。
普通、展開が早いと内容がズサンになってしまい、「オイオイ、一体どーしてそう繋がる訳?」と思うのだが、この作品にはそういった事がない。
主演の女性陣の演技&容姿&服装&化粧&人物設定が”バッチリ”はまっている。
「あなた達は、そのものなんじゃないの?」と言いたいくらい。
ストーリーは単純なドンデン返しに終わらず、思わぬ方向へと進んでいくなんざぁ、「いよっ、脚本がいいねぇ〜」と膝を叩きたくなるね。
という事で、ビデオで観ても4点を付けたいので、大きなスクリーンで観ていたら、きっと5点を付けただろうな。
パンちゃん(★★★★★)(9月23日)
出だしの「BOUND」のタイトルから、なにやら奇妙な映像がずいぶんありましたねえ。(「ブルー・スチール」を何となく思い出したけど、この監督、名前「アンディ」から判断すると男か女かわからないけど、何だか女っぽい。)
一番気にいったのは白いペンキの上に飛び散る血潮。固まりみたいにどぼっという感じで落ちたり、遠くへ飛んだり。倒れた体から流れだす黒い血のぶきみさ。そして、美しさ。
このシーンを撮りたくて映画つくったのかなあ、などと思ってしまった。
こうした映像へのこだわりが、私は、一番好き。このシーンだけで★5個。
しかも、この映像にはちゃんと伏線があって、しかも、その伏線に無理がない。これ以外にない、というところで、それが出てくる見事さ。うーん、立派。これは脚本が非常によくできているのだ。すべての設定に無理がなく、しかも一つのことがあらたなサスペンスに必然的に結びついてゆく。いやみなところが全くない。100点満点の脚本。
色の感覚もいいなあ。血を単に赤で表現するのではなく、黒を巧みに使ってましたねえ。絨毯からにじむ、じわっとした血、とか。
二人の女優の、眉や口紅などの黒(黒っぽい色)も印象的だし、服の黒も効いていたなあ。
途中に出てくる、計画と実行の交錯するシーンもバランスがよかった。
最後の最後まで緊張感がゆるまない、傑作サスペンスです。見に行きましょう。
みんみん。(★★★★★!)(9月26日)
mizuki@bnn-net.or.jp
最後まで先の読めない−とか言っちゃうと期待しすぎちゃうかもしれないけど、本当にそんな感じ。ここでぼろ出るだろう、次はこう来るはず、なんて構えるのさえ忘れてしまう。当然、脚本・監督が巧いからでしょうが、主演の女性2人ともが見てくれも演技もよくって、隙がない。
脚本・監督のウォシャウスキー兄弟って、バンデラスVSスタローンの「暗殺者」書いた人たちなんですよね。うーん、自分たちでやってたら、どんな風になってたんでしょう?
ひと味違ったであろうことは、まず疑いない。
「SEXは初対面でもできるけど、盗みはよほどの相手としかできない」なあんて言っちゃう。かっこいい!
そんなセリフをのたまうジーナ・ガーションのお口。全くどうでもよいことではありますが、あのくちびるはヴァル・キルマーに通じるものがあると思う。いかがなものでしょう?
とにかく、観て損はない・・・違うな、観ないと損する映画かな。
せうゆ(★★★★)(11月26日)
p95024@sic.shibaura-it.ac.jp
この映画に関しては、普段はしないことなんですけど、インターネットでいろんな人の意見を参考にしてから観に行きました。
で、どの人も絶賛してるんですよね、だもんだから無茶苦茶期待していました。
普通すごく期待していると、実際観たときにたいていはがっかりさせられるものですが、これはほんとにおもしろかった。
登場人物の緊張感が伝わってくるような映像に酔いしれました。
あんまり有名じゃないようだけれども、今年のNo.1かも。


PANCHAN world