北京のふたり

監督 ? 出演 リチャード・ギア

パンちゃん(★★)(12月16日)
期待していなかったせいだろうか、意外とおもしろかった。
中国の裁判がどういうものなのか実態を知らないが、法廷劇としてみても、なかなか興味深い。(中国から抗議があるかもしれないが。)
「黒幕」を追い詰めていく過程が少しご都合主義というか、ことばの論理だけにおわっていて映像化されていないのが欠点といえば欠点だと思う。
ただ、途中に脱出劇を挟んだり、人間は心情で行動するという哲学をさりげなく挟んだりして、飽きはこないように工夫されている。
★3個でもいいのかもしれないが、肝心の竹が美しくとらえられていないのと、リチャード・ギアが魅力に欠けるので★2個。
もっと顔で演技できる役者をつかっていれば、この映画はかなりおもしろくなったと思う。



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