微笑みをもう一度

監督 フォレスト・ウイテイカー 主演 サンドラ・ブロック、ハリー・コニック・ジュニア、ジーナ・ローランズ

パンちゃん(★)(3月13日)
私はサンドラ・ブロックという女優が嫌いである。何が嫌いかというと顔がでかいところだ。それも吉永小百合のようにただ顔だけがでかいのではなく、全体がでかい。最初のテレビのシーンで、親友の女と一緒に並ぶと、まるで親友を1.5倍した感じだ。(和田アキ子を見ている感じ。)
もうそれだけで興ざめ。男がサンドラ・ブロックを捨てて親友に走ったわけがわかる。
そしてサンドラ・ブロックは単に顔がでかい(体がでかい)だけでなく、表情がない。表情がないがゆえに、顔がますます大きく見える。
恋愛など一度もしたことがないような、のっぺりした顔。感情の起伏を表現できない凍りついた顔。そのくせ、いちおう形は整っているので、なお始末に悪い。ぶすのもっている愛嬌というものがない。
役所はテキサスの地図に載っていないような街の「元高校の女王」が主婦になった姿というのだけれど、いやあ、その地図にも載っていないような小さな街の高校の女王にはぴったりの顔なのだが、観客はたとえそれが地図にも載っていないような小さな街の高校の女王であろうと、主役を演じている瞬間には「ミス・ワールド」のようであって欲しいと思うんだよなあ。
何か悪口ばかり書いたが、ともかくこの人は恋愛の表現がへた。『スピード』で輝いていたのは、たぶん恋愛の要素が少なかったからだ。恋愛がスパイス以下だったせいだ。恋愛映画、あるいは人生を描いて見せる映画に出るのなら、もっと恋愛というものを実際に経験してからにして欲しい。
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