ボクらはいつも恋してる!/金枝玉葉2

かげっち(★★★★★)(4月2日)
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前作の「君さえいれば/金枝玉葉」も私の大好きな作品だったので、ずっとこの作品が日本で公開されるのを楽しみにしていました。
「金枝玉葉」が好きな人では、前作の方がよかったという人とこちらの方がよかったという人がいるようですが、私はこちらも大好きです。
特に金枝玉葉2は涙がとまらなかった。
前作での、白いウェディングドレスをまとってサムの元へと走るウィンの姿が、今度はウィンの元へと走るサムの姿に重なるところでは思わず大号泣してしまいました。
今でも、このバックに流れる曲をきくと、この2つのシーンを思い出してしまいます。
恋愛映画をみてこういう気分になったのは久しぶりかもしれません。
これは前作があるから余計に胸にきてしまうのでしょう。
ピーター・チャン監督はとても上手です(笑)
これをみて、前よりもっと前作のことも好きになりました。
続編としてはかなり成功していると思います。
ちょっと残念なのはこの邦題でしょうか・・・・・(^-^;)
この金枝玉葉シリーズは、おしゃれな雰囲気の映画ではありません。
びっくりするような展開も、なにかこれといった新しいこともありません。
むしろ、かなりベタな作品といっていいかもしれないです。
それでもこの作品達が多くの人に愛される理由は、この映画に登場する男女が、このうえなくすばらしいパワーをみせてくれるからだと思います。
私はそれほどたくさんの香港映画をみているわけではありませんし、香港映画の雰囲気というのは、私の好きな映画の雰囲気とはたぶんずれているとも思っています。
それでも私が香港映画に惹かれてしまうのは、その、他とは違った独特なパワーなのだと思います。
特にコメディにおいては登場する役者さん達が、とにかく本気で楽しそうにみえること、きっと本気で楽しんでおられるのではないでしょうか。
そのパワーはそこからきてるのだと思うのです。
そういう映画をみていると、みている私達も楽しくなってきます。
そして、この金枝玉葉シリーズをみると私はいつもこれでもかというくらいの至福感に包まれてしまうのです。


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