ポーラX


監督 レオス・カラックス 出演 ギョーム・ドパルデュー、カテリーナ・ゴルベワ、カトリーヌ・ドヌーブ、デルフィーヌ・シュイヨー

ゆうき(2000年10月20日)
ストーリーでは少々理解困難。エンディング後も、放心状態で真っ白なTV画面をしばらく見ていた。「結局彼らの行く末は・・・?、そして監督は何が言いたかったの???」そんな、映画。
そこで、どうしても納得がいかず、今度は字幕版を鑑賞。(最初は日本語吹き替え版。何かの評論で日本語と吹き替え版ではニュアンスが少々異なるとの事でだったので。)それでも、やっぱり「????」だった。
それでも、4星なのは、主人公と彼の姉の心情、また、激情さえもが、穏やかな表情や動作、そして端的なセリフであるにもかかわらず、感じ取れるところは印象的。そして、主人公もキャラ的には好印象の部類。うらやましいとか回りに迷惑かけて幼稚だとかさんざん言われている彼ですが、彼は姉に対する愛情は変わりがなく、与えられた全ての名誉をそのために、手放すところはよい。そして最後に手放したことを後悔してないことも。(手放したことにより、イザベルに何もしてあげられないことは苦悩していたが。)
ということで、4星!
誰かもっと感想聞かせて・・・
パンちゃん(★)(2000年2月7日)
つ、疲れた……。
始まりの、カメラが外から部屋の中をのぞくシーンから、何やら陰影のない、べったりしたシーンで、こりゃあ終わらないぞ、と思ったら本当に終わらなかった。
うーん、カトリーヌ・ドヌーブの無意味なヌードも、変な倉庫のような隠れ家(?)まで同じ濃淡なので、どこを見ていいのかさっぱりわからないしね。
だいたいフランス映画は薄汚れていること、汚いことをリアリティと勘違いしているとしか思えない。
未熟を哲学と勘違いしているところもあるなあ。