梟の城


監督 篠田正浩 出演 中井貴一 コンピューターグラフィックス

荒喜 きよし(11月22日)
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★★。このへんが妥当なところでしょうか。人物描写が甘く、一途さも悩みの深さも何にも感じられない主人公にチイトモ思い入れが出来ず、最後まで拍子抜け。敵も歯ごたえがなくって....どの登場人物も中途半端。忍者の技も悲しくなるほどいい加減。とりあえず敵陣で大声だすのはやめてくれ。
渋さに酔えなくて時代劇のうまみ半減。根津甚八の半蔵がかっちょよいので★一つおまけで合計2個。
これからの時代劇映画が全部こうなったらやだなあ....といった感じでした。
パンちゃん(★)(1999年11月7日)
脚本がひどい。
今時、自分とは何者か、なんて古臭いテーマを、露骨に「台詞」で語るなんてねえ……。
忍者のアクションも奇妙奇天烈。現代風にしたつもりなのかもしれないが、どうにも変。
CGがこれまたあからさまな感じ。実写の風景ととけこまないので、目がちらちらするなあ。
それから……。
役者の白い歯--これが非常に気になる。
まあ、あの時代だって人間の歯は白かったんだろうが、登場人物みんなが白い歯を見せてしゃべるのにはまいりましたねえ。
歯を見せずにしゃべれ、歯を見せずに。
こんなことを思うのはパンちゃんだけ?
昔の時代劇は白い歯なんか見せなかったと思うけどなあ。