ブエナビスタソシアルクラブ


監督 ヴィム・ベンダース 出演 イブライム・フェレール、コンパイ・セグンド、ルベーン・ゴンサレス、オマーラ・ポルトゥンド

げんごん(2000年6月26日)
採点は★★★プラス半分の★です。
とても不思議な映画だと思いました。
導入部の、すっ、とした静かだけど。
印象的な入り方は、さすがという感じ。
しかし、それからの映像は、不思議なことばかりでした。
何故にデジタルベータなのか
何故にアムスでのライブは白黒に近い映像なのか
スティディカムの移動には感動しつつずっと考えながら見ていました。
パンフレットには、デジタルベータのことには言及していましたが、ロビー・ミューラーがアムスを白黒で撮影したことには触れていませんでした。
どなたか、私にご教授いただけましたら幸いです
パンちゃん(★★★)(2000年5月21日)
かつてスターだったミュージシャン。きっとぎんぎらぎんだったんだろうなあ。
そのぎんぎらぎんが消え、それでも残っている輝き。美しさ。静かさ。幸福感……。
音楽の好きな人にはたまらない映画かなあ。
私はこの映画を小倉のシネシティ有楽で見たのだが、いつもはきれいな音が濁って聞こえた。
録音のせいか、再生装置のせいかよくわからない。
CDを買って聞き比べてみたかったが、手持ちの現金がなかったのであきらめた。
CDの音がよく、サントラ自体も音がいいのだったら、★を追加したい。
映像は、これも切れがあまりよくなかった。
それぞれのミュージシャンの表情に不思議な深みと人生の広さを伝えるゆったりした感じがあってよかっただけに、不思議な気持ち。
フィルムの本数が少なく、小倉へきたころには劣化してたということかもしれない。
音楽映画はやはり新しいプリントでないとだめなのかもしれない。
しん(2000年4月13日)
shi_t@d6.dion.ne.jp
http://www.d4.dion.ne.jp/~stoda/
2週間くらい前に見てきました。
名古屋の映画館は満員でした。
自分はライ・クーダは知っていたものの,B.V.S.Cは聞いたこともなかったんですが,最後の演奏会のときは少し泣いていました。
老人の音楽家の,演奏しているときの幸せそうな顔は,こちらまでも「幸せ」を感じます。
「こんなに音楽とはすばらしいんだ」「俺の音楽は本当に最高だ」心のそこからのその表情は,すこしうらやましくもあります。
でもその前に「音楽にはもう絶望した時期があった」という言葉もあり,それを乗り越えたんだな,と思えるところも心に残ります。
去年のベスト老人賞(自分で勝手に決めているんですが)は「ウェイクアップ!ネッド」にでていた人でしたが,今年はこの映画にでている人で決まりです。
(おそらく)
とみい(2000年4月11日)
tominco@pop11.odn.ne.jp
★★★★。
生きるって何、なんてネガティブに考える傾向のある人は、絶対この映画をみるべし。
90超えて現役の人たちの生きる姿勢がすばらしい。
あわせて、一緒になって演奏しているライクーダーのうれしそうな表情がほほえましい。
もう一つ印象に残ったのが、キューバの海の荒荒しさだった。
登場ミュージシャンたちの、平坦ではない人生を示唆しているかのようで、象徴的だった。
kiku(2000年4月8日)
yi7m-kkrk@asahi-net.or.jp
久々に投稿します。
採点は最高得点です!
涙がでました!
食っていけない音楽をあきらめ落ちぶれたお爺さんたちの 天才的な上手さも感動だが、 それを探し歩いて表舞台に立たせたプロジェクトにも拍手です。
「人生、生きていれば必ずいいことがある」 という宣伝文句はどうかな?
重要なのは皆実力があるからこそ、かっこいいのです。
微笑ましい年寄りじゃないんですよね。
何故か話題になってないのは寂しいですね。