インビジブル



まっき(2000年11月12日)
最初のタイトルバックと、ねずみが追いかけられる映像を見て、ぞくぞくとした。これだけで5点はあげたい。あとの透明人間になっていく様子なんかは予告編で十分見たから、1点。
だけど、ケビンベーコンが透明になってから、凶暴になるばかりか、力が異様に強くなった気がする。そんなに透明人間って力強かったのかな?と首をかしげた。
正直言って後半仲間を次々殺していく様子は「シンプルプラン」「ファーゴ」を見たとき以来のあざとさを感じてしまい、見た後、後味が悪くなってしまった。人が次々殺されていくことで、人間の弱さを表現している映画の作り方はどうも嫌だ。
裕也(2000年10月18日)
あーあ、なんだかなあ。僕の期待していたようなシーンが、ほとんどないんだよね。もっと透明人間映画でしかできないようなシーンを盛り込めよな!あれだったら、全部ポルターガイストでかたずけられるよ。例えば主人公の隣のアパートの女がレイプされるシーン。そいつがひとりで腰を引きつらせたり、のた打ち回ったりするシーンが見たかったのに
大体さ、透明人間が悪戯をするとき、全部被害者の視点から見せるから、唯のB級ホラーにしか見えない。透明人間側から見せないと、どきどきしないよ。観客は透明人間との一体感を求めてるんだから。それに、せっかく透明になれたのに、やろうとする事スケベなことばっか。
他にないんかい!どれだけ無茶な事をやれるかが楽しいんじゃん。
それにさあ、いくら主人公が冷酷な性格でも、あんなに簡単に人が殺せる?しかも動機が、元彼女を仲間に寝取られたから。それだけだよ。
しかも殺す時はいたって沈着冷静、むしろ楽しんでいるようにも見える
主人公は元々サイコパスだったって事?「そして心も消えた」っていうコピーは嘘?
星二つ。どうせやるんだったら、もっとメチャメチャクレイジーにしてほしかった。
佐藤 陽子(2000年10月13日)
この作品はどうも意図が良くつかめない。透明人間になり過ぎて人間としてのモラルもなくなってしまい人を殺していくという設定なのだろうが、よく理解できなかった。なぜ、仲間を殺すのか?嫉妬であんなに凶暴化してしまい、挙げ句の果てに自分も殺されてしまう。仲間をもっと悪者として描くかしないと心情を理解するのは難しい。ただの身勝手としか言いようのない作品だった。(それでいいのかもしれないが)
それに動物を簡単に実験に使い殺してしまう。それもどうかと思うが・・・。ケビン・ベーコンには11月3日からの「マイ・ドッグ・スキップ」に期待したい。