キッド


監督 ジョン・タートルトーブ 出演 ブルース・ウィリス

(2000年10月31日)
http://www.d1.dion.ne.jp/~goronyan
試写会の始まる前に おすぎのコメントが放送された。 ”この映画を観て泣けない人って 心がどうかしてるんじゃない?”
すみません・・・私は泣けませんでした。(-_-;)
ディズニー映画でした。
ブルース・ウィリスの子供時代を演じた子は まさに子供らしい ズケズケとした子供っぷりを演じていたけど、いかん・・・・
近頃のブルース・ウィリスは何を観ても まさに”ブルース・ウィリス”にしかみえない。(~_~;)
彼自身の個性が強過ぎるのだ・・・・
ま それはさておいて、わりと評判のいいこの映画に なぜ私が溶け込めなかったのか・・?
それは ”子供時代の夢がすべて” というようなキャッチフレーズに 乗れなかったからだ。
イメージ・コンサルタントをやっている 現在の大人のウィリスを それほど ヤな奴だと思えなかったし子供時代の夢だった パイロットがそれほど憧れられるべき将来だとも思っていないから・・・
(なぜか ここに職業の貴賎の思想が感じられてしまう・・・)
私はいいたい!
子供時代に願ったような 大人になっていなきゃいけないの??
子供時代がすべてなの???
だいたい子供時代にタイムスリップして やりなおさせるなんて姑息だ。
子供時代に 心の傷をもっちゃいけないのか????
心の傷をもったからこそ 人に優しい気持ちになれることだってあるはず。
この映画のストーリーは 前向きじゃない。
子供時代に言えなかった 一言があったことを 大人になるまでの間に振り返り 自分で消化することだってできるはずなのだ。
こんな夢物語ができない 普通の現実の私たちに なんの夢も希望ももたらしてはくれない・・・・
ま・・ディズニーだから これはあくまで「子供向けの映画」で”子供たち 夢をもとうね”っていってるのかもしれませんが・・(~_~;)
う〜〜〜ん★★!
hayashi(2000年10月19日)
★★★☆
人生の応援歌って感じです。
映画館を出る時、元気になってます。
ところで、ブルースウイルスの相手役が、デミムーアの妹さん?と思うくらい似てます。嬉しいような可笑しいような。
意図的なキャスティングなのでしょうか。
パンちゃん(★★)(2000年10月8日)
予告編を見た時は、もっとおもしろそうな気がしたのだけれど……。
「背負うた子に教えられる」とはよく言うけれど、その描き方がなんだか説教くさい。
私は、こうした映画では、やはり『ビッグ』が一番好きだなあ。
子供の純粋さとわがままが、姿形が「おとな」というだけで、周りを動かして行くなんていうのは傑作だ。
たとえ「おもちゃ会社」が舞台でもね。
あ、『キッド』以外のことを書いてしまいそう。
この映画で、一番感心したことは……ときどき恋人の女性が「デミー・ムーア」に見えたこと。
そうか、ブルース・ウィリスはまだデミーに未練があるのか……。
で、子供の力を借りてよりをもどそうとしたのか。
え、違うの? そんな映画じゃないって???
しーくん(★★★+★)(2000年9月28日)
ラスト付近までは結構面白く観ていたのに、ある場面で一気に興ざめしてしまった。ここで某映画評論家はスクリーンが涙で見えなくなってしまったらしい。逆に私は眉間に皺が寄った(笑)。あまりネタばらしちゃうといけないんですが、例えどんな人生が待ち構えていようとも、自分の未来を知ってしまうのは絶対にイヤだ!という事です。もうちょっと演出に工夫が欲しかった。あれでは見せすぎだ!それと主人公がバンザイ(ガッツポーズだったっけ?)するシーンも非常に不愉快!主人公は子供の心を取り戻しました。という表現なのかもしれないけれど、全く必要ない!邪魔邪魔邪魔!!
この作品は『グリーンマイル』以上の癒し系作品(『グリーンマイル』って癒し系の作品なの??)らしいが、周りから「良かったね」「面白かったね」と聞こえてくる中、私はちょーーっと不快な思いで劇場を出ました。
少年時代の自分自身が突然目の前に現れることによって、全く消え去ってしまった少年時代を思い出し、今本当にその頃に描いていた“大人”になっているかを振り返る。私は少年時代の記憶は結構残っているので、まずこの時点で少し疑問に感じた。本当に少年時代の事を全然覚えていない人っているのだろうか?顔ぐらいは覚えていてもいいようなものなのに・・・私だったら、目の前に少年時代の自分が突然現れたら飛び上がる程びっくりするだろう。でも、主人公は最初は誰か全くわからない。まあ、こういう人も中にはいるわな・・・と肯定するのか、そんなやつおらんわ(大木こだま調で(笑))と否定すればいいのか少し戸惑った。少年時代と現代の主人公が外観だけではリンクするところが全く無いのが、面白いといえば面白いし、逆に難点でもあが、少年役の子がなかなかカワイイ。特に目の表情が良いと思った。この少年のおかげで、この作品を面白く見ることができた。逆に少年が出てくるまでの最初の何十分かは退屈な時間。だいたいイメージ・コンサルタントのエキスパートで高級スポーツカーに乗っているというのがブルース・ウィリスなのはちょーーーっと人選ミスなのではないかい?まあ、色々と文句もありますが、それなりに笑ったし、ジーンとくる場面もあったし、自分の少年時代の夢って色々あったなあーなんて、人生を振り返らせてくれたりもしたので、おまけで星4つ付けました(その内1つは少年に)。作品とは全然関係ないのですが、気になった事もう1つ。相手の女優さんて、デミ・ムーアに少し似ていませんか?私はこういう事にはうといのですが、確か二人は別居中(離婚しちゃった?)だったような・・・。もし、ブルース・ウィリスが似ているなあと意識したのならば、どんな心境で撮影したのだろう?と、ちょっと意地悪な気持ちになった(笑)。