コ ヨーテ・アグリー



監督 デビッド・マクナリー 出演 パイパー・ペラーボ、ジョン・グッドマン

とみい(2001年3月11日)

 ソングライター志望の田舎の姉ちゃんがニューヨークにでて、 ひょんなことから 過激なバーに勤めつつさしたる苦労もせず、デビューするまでの話。
ジェリー・ブラッカイマー製作の映画に人間ドラマの機微を求めるのは、 日本の男子のプロテニス選手ににウインブルドンで優勝せえ、というくらい 無謀なことですから、ストーリーについてはあえて何も申しますまい。
ジョン・グッドマンは相変わらずの芸達者ぶりを見せてくれるが、 それってホンジャマカの 石塚とそれほど変わらんレベルだなあ。
とはいえ、このバーって、すげえ楽しそうなんだよなあ。
その楽しそうな気分が 味わえるという意味で、観て損した気分にはならなかった。
たいして音楽はよいとは思えないが、MTVとしてみればマル。
えらいのは吹き替えで踊ってたダンサーたちだ。
酒飲みながらビデオでぼーっと流しとくにはいいかも。
おまけ、★★★。
ヤチヨ(2001年1月15日)
評価★★★★
はじめまして、って自己紹介はいいのかな。
いきなりですが、パンちゃんに反論?というわけでなく映画の擁護をさせていただきたい。
成功するには苦労は必要でしょうか。あっさり成功してもいいのでは。元々彼女は才能があるという設定のようだし。 テープからCDに変わっただけというのも、音楽の場合そんなもんじゃないでしょか。
あのバーになぜ働くのか、ズバリ音楽が溢れていて、刺激的だからでは。あと成功するために彼女に必要だったのはほんの少しの度胸だった・・・と私はみまし た。
この映画、確かにほじくるとおかしいとこがたくさんあるんだけど(ライブの照明勝手に消したり、お宝コミックでコネ作ったり?)、ま〜、いいんじゃないっ て気にしてしまう爽やかさと若々しさがありました。更にはフラッシュダンスを思い出して懐かしさを感じました。
結論、音楽とダンスにハマってしまったヤチヨでした。
Colles(2001年1 月1日)
☆☆☆
ポスターのコピーは「この冬一番エキサイティングなムーブメント」
コヨーテ・アグリーってなんのことやらと見にいったら、私には面白かった。
コピーが映画を表しているとは思わなかった。
雰囲気としては月曜の夜10時くらいにやっている連続ドラマというかんじかな。
こういう映画みてるときって、いろいろ考えごとしちゃうな。
パンちゃん(★★)(2000年12月20日)
予告編では、若い女性の青春群像に見えたので期待していたが……。
描かれる青春はひとり。まあ、ひとりでもいいんだけれど……。
追いかけている夢と現実のからみが、とてもあいまい。
夢を実現する過程が、単に自分の作った曲をテープに吹き込むかCDに吹き込むかくらいの違いじゃねえ。
え、そんな話じゃない???
私にはそれだけの違いしか見つけられなかった。
何がきっかけで、どんなふうにヒロインは成長したのか。
この答えは、私には、テープとCDの違いだけ、としか思えない。
重要な映画の要素であるバーのシーンも、とてもあっさりしている。もっと苦労と悲しみを描かないと、彼女たちが、そこで働く必要性というものが見えてこな い。単に給料が高いというだけの話になってしまう。