クンデゥン



ダグラス・タガミ(1999年8月2日)
まったく、チベット関係の知識はないまま見ました。
確かに、非暴力主義を貫く姿勢には断腸の思いでしょうが、 ん。。。。なんなんでしょう。今一つ、伝わって来ない。
彼の辛さより、奇麗事に対してイライラしました。うーん。
全編流暢な英語で流れている事も違和感に拍車をかけました。
ましては、毛沢東との会談場面はしらけてしまいました。
英語でペラペラまくしたて、会話に比喩等も無く、重みに欠けるもの でした。日本人のイメージとは全然違うとおもいます。
顔はそっくりなので、笑っちゃいましたが。
中国にまったく重みがない。私だけですかねぇ。思慮深く、ものすごく 鷹揚に構えている大人のイメージですが。毛沢東や周恩来さんは。
ピカピカの革靴に何のメッセージを込めたのか。御大スコセッシ。
あまり、判りませんでした。すみません。
映画としては、宗教と政治の扱いの比率が中途半端に感じました。
ダライラマの立派な生き方は理解できましたが、消化不良です。
でも、これって2年前の映画みたいです。公開に時間がかかってますね。
政治的な意味があるのでしょうか。不可解です。
音楽は、壮大でよかったです。後、殺戮された死体の中にいる ダライラマ14世の夢は圧巻でした。さすが、スコセッシ。