グロリア


監督??? 主演 シャロン・ストーン

パンちゃん(★)(1999年1月4日)
シャロン・ストーンは胸から上では演技が出来る。顔はもちろんのこと、カールした金髪の髪さえも演技する。千々の乱れに女の悲しさと苦悩があふれる。
ところが……全身になるとまるっきり印象が違って来る。
彼女は全身で女の苦悩というか、男に裏切られて疲れ、だらしなくなりががらも、自分を維持しているというような強靱さを表現できない。
足はすらりと伸びて、ハイヒールで闊歩する姿はかっこいいが、そこには女の苦悩と、苦悩と背中合わせの女の悲しさがあらわれてない。
単に「色」を売っているだけだ。
がっかりした。せっかく『マイ・フレンド・メモリー』などで築き上げだ「女優」としての地位を台無しにしている。