グリーン・マイル


監督 ?? 出演 トム・ハンクス

stepp(2000年7月7日)
この作品は、原作を呼んでからみるべきではないでしょうか。
でないと、結果的にはあまり意味のない憶測をしたり、誤った印象を受けると思われるからです。
テーマは、ただ単純に勧善懲悪のおとぎばなしで、それ以上でも以下でもないからです。
この映画を見て死刑制度の是非と問うのは、少々傲慢な気がします。
ただ、とても好きな類のおとぎばなしではありますが。
はっきりいって好き嫌いが分かれると思います。
ですから、★★★。
Colles
☆☆
けして退屈はしない映画です。
けれども、三時間、この映画とともにすごすことをお薦めできるかといえば、?です。
直感的には、全体の構成が、いまいちしっくりこない。
いろんなシーンの位置付けや、各シーンでの主張されるものが薄いようなきがする。それは、登場人物の意志、どこからきてどこにいくのか、が誰一人としてはっきりしないからではないだろうか。
この映画の主張は、誰一人として「どこからきて、どこにいくのかわかっている人間などいない」ということなのかもしれないし、実のところそれはかなり的をえた意見なのかもしれない。
しかし、生きていることの意味を否定した瞬間すべての物事は、この宇宙の存在さえもが否定されてしまうではないか。汚い世界を見ることはもういやだといって処刑されることを受け入れる囚人、不思議な力によって驚くべき長寿をあたえられ死を待ちわびる元監守。この二人の陰鬱さは、いったいなんとしたことか。けして救うことのできないものではないか。
この非常事態に、なんの回答も与えない。そして、暗に、聖なる力を否定し、正しいとされる生き方を否定しているのではないだろうか。それは、確かにそうなのかもしれない。ミスタージングルスは、あのとき死ぬべきだったのだ。
正しきものが持つ、さまざまな葛藤がえがかれることは多い。それが人間の人間たるゆえんであり、生きることの苦しみ、生きることの意味かもしれない。この映画では、その苦しみさえ否定し、聖なる力の暴走がえがかれているように思う。
苦しみからのがれるために死をまちわびること、一度失われかけた命をとりもどすこと。どちらも、どこかおかしくないだろうか。
生きることの意味を否定した上で、ファンタジックな苦しみを想定することに、どんな意味があるというのか。
単なるエンターテーメントであるというのなら、それまでだが。
とみい(2000年5月6日)
tominco@pop11.odn.ne.jp
★★★。
3時間退屈しないだけでも、及第点はあげられる。
だが、これが他の候補作を抑えて、アカデミー賞をとってたら、私は怒っていたと思う。
この映画で本当に魅力がないのは、いわゆる「悪役」の設定だ。
囚人も若い看守も、あまりにも類型的で、造られたキャラクター。
生きた存在でないから、彼らに対して憤りを感じるということができなかった。
それでは、涙腺がゆるむことはない。
純粋な存在というコフィーが頭の弱そうな黒人の大男というのも、作為的だ(われわれは黒人を差別してませんよ、ということをアピールしてるけど、それゆえに差別意識が根底にあるように感じてしまう)。
もう一つ、コフィーが理不尽な死を選ぶことでは殺された二人の少女の家族は、まったく救われない。
それで彼は納得できるのかが腑に落ちない。
残念な仕上がりだ。
Sue(★★★)(2000年4月26日)
yasuko@post.com
原作を読んでだらだらと涙を流して翌日見事に目を腫らしてしまっただけに、トム・ハンクス、バリー・ペッパー、デイヴィッド・モース、ジェームズ・クロムウェルが出ているだけに、かなり期待してしまったのですが、残念ながらなんとなくただ涙腺のゆるむ映画という印象になってしまいました。
やはり6冊を完全に映画化しようというのは難しかったのでしょうか・・・。
でも”緑色のリノリウムの床”とか、”ミスター・ジングルスが独房に消えていく”イメージとかが分かり易いのでわたし的には『見てから読む!』をお勧めします。
ちなみにマイケル・クラーク・ダンカンはただ”かわいいっぽい”演技というだけで、アカデミーには値しないと思います。
コーフィの持つ絶望感を演じてはいなかった。崇高さとかも。その点では『読んでから見る!』方がいいのかな・・・。
ポールへの人間性批判も目立ちますが、やはり上面だけ、出来事をなぞっているだけなので、その行動の裏の部分が説明されていないから、わかり難かったのではないでしょうか。
いっそのこと「シャイニング」のように、前後編TVムービー化してみたらどうでしょう・・・。
猫(2000年4月10日)
goronyan@d1.dion.ne.jp
http://www.d1.dion.ne.jp/~goronyan
かもめさんの感想に近いです。
会場で あちらからもこちらからも 女の人の鼻をグスッ・・とさせる音が何度も聞こえた。 終わってから「いい映画だったねェ・・」と感想を言い合う声も2.3聞こえた でも私は泣けなかった。物語の内容はそんなに嫌いではない。いってしまえば「おとぎ話」。 首を〆て殺してやりたくなるような イヤなやつも出てくるし、かわいい芸をするネズミちゃんだってでてくる。 笑いたくなるシーン、ヘドが出るようなシーン、涙を誘うようなシーン 映画はいろいろなシーンを織り成している。 でも私には あの「ショーシャンクの空に」を観た時のような感動は起こらなかった・・・・
スポンジを湿らされなかったために焼け焦げになって殺されたデールに対して 「彼はでも よかったんだ」・・とコーフィが言った時、彼の哀しみがものすごく伝わってきた・・ああ そうなんだ 彼はすべてがみえ すべてがわかってしまう。 そのために苦しんでいるんだ・・・この時に私は涙がこぼれそうになったけど。
私がこの映画に対して なんとなくすっきりしないひとつの理由に、登場人物の悪人・善人がはっきりしているようで、あいまいなところがあげられると思う。 首を〆てやりたくなる奴も、ホントにヤな奴なんだけど、切り札がアレしかなくて だんだんだんだん なんだか哀れに思えてきてしまう。 切り札になるということは、それを切り札にさせてあげている位の高い人(の関係者?)がいる。ということでしょ? だったら彼の「悪」は彼だけの責任ではなく それを黙認してきてしまった廻り全部の責任だし・・所長の奥さんの病気を治しにいくシーンでも 自分(ポール)にとって大事な人だけ(つまり彼にとっての善人)が対象で、しかも このシーンでは 気をすっかり使ってくたくたになっているコーフィに対して「立って 奥さんを見ろ」みたいに命令している。(もしかして これは訳がわるいのかも?) つまり きれいごとをいってても コーフィに対してあくまでも対等ではなく 自分が上にたった立場で考え ものをいっている。
こんなところで ひっかかる人は私ぐらいだろうな・・ぁあ・・でも私は ひっかかってしまった。 だからコーフィを殺したことに対するポールの哀しみには同調できなかった。
この映画3時間8分という長さなんだけれど、原作に忠実にやりすぎているのではないかしらん?私は導入部分(導入部分は嫌いではない)と最後の部分は余分に思えてしょうがない。 なんだか手塚治虫の「火の鳥」みたい。 それをいったら コーフィも「パウダー」みたいだったなぁ・・・・中味の部分だけを煎じたドラマにしたほうが 映画としてのできはよくなったんじゃないかなぁ・・・・・★★★どまり!
しん(★★★★)(2000年4月8日)
shi_t@d6.dion.ne.jp
http://www.d4.dion.ne.jp/~stoda/
見終わった後の,初めの感想は「生きるのってつらいんだな」。
あまり涙がでるような感動は残りませんでした。
「こんないやな世の中で生きていきたくない」と, 死刑を望むジョンコーフィと,その彼に何をすべきかを悩むポール。その結果が,あれとは。
この逆説的(というのかな)な結果に一番呆然としました。
これは,ある意味,「感動」ですが。
これがまっさきの感想です。
なかなかいいシーンもあります。
ジョンコーフィが映画「トップハット」(多分そうだと思う)を観るシーン。
その女優さん(名前知りません)を「天国の天使のようだ。」というところは,ちょっと涙腺ゆるみました。
(この監督さんの「ショーシャンクの空に」でも, 刑務所内で映画が上映されているシーンがありましたね。
あれも好きなシーンです。)
ミスター・ジングルズの「演技」と,フランス人の死刑囚の最後の言葉「一番幸せだった頃に死んだら戻れるのかな。そこが天国なのかな」も心に残っています。書いているうちに,なかなかいい映画だったな。と思い始めてます。
灘かもめ(2000年4月5日)
seagull@d1.dion.ne.jp
一体、どうしたんだろう。泣きたかったのに、泣けませんでした。いっぱい文句をいいたい作品です。
感動している人もたくさんいるのだから、私の感受性や理解力に問題があるのでしょうが。。。。何故か、作品のせいにしたくなります。
3時間8分は長すぎます。まるで小説を映像で読まされてるみたいです。映像が魅力的なので、一つ一つのシーンを観てる間は長いと思わないのだけれど、どのシーンも丹念すぎ。でも決してつまらないとは思えない。その点が罪?
ダラボン監督は「省略」することを知らないのか??
「死刑」という刑罰については、いろいろ思うところがあるのですが、奇跡を行うジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)に関しては、何もあてはまらないテーマだと思いました。
私が一番感動したのは、グラハム・グリーン演じる死刑囚ビターバックが「もし人生をやりなおせるものなら、一番幸せだったあの時にもどりたい」と、かわいい奥さんと暮らしていたことを語る時です。
とても短い出演でしたが、彼に一番心動かされました。
死刑囚というからには、それに値する(と思われる)鬼畜のような犯罪を犯した人間であるはずなのに、望むものは平凡な、誰かと一緒の幸せであるということが、悲しい。
トム・ハンクス演じる看守ポールが、コーフィの「奇跡の力」を個人的に利用したことにも、なんとも言えないいやな気分を感じる。こんなことを思うのは、どうかしてるかも知れない。
けれども、「軌跡の力」抜きで、コーフィという人物を語ってくれる人物がいたのだろうか?
コーフィが、「もう生きていたくない」と語った言葉が、劇中でむなしく響いていただけ(看守の誰もが理解していない)と思ったのは私だけだろうか???ポールは、コーフィ個人を本当はどう思っていたのか???
ポールの罪は、「神様の贈り物」を死なせてしまったことではなく、コーフィという人物を愛さなかったことにあるのではないか。どうしてもそう思ってしまう。だとすれば、ポールに与えられた「罰」は順当なものかもしれない、とも思ってしまう。
・・・そんなことを考えていたら、涙が出てきてしまった。勘違いかもしれないが、怒りの涙だ。
まだまだ、怒りの矛先はいっぱいあるのだけれど・・・・。
最後にちょっとだけ誉めよう(笑)。
うれしかったのが、キャスティング。
気になる、大好きな脇役俳優達が勢ぞろいしてるので、彼らが登場するたびにまにましてしまった(^-^)。
前述のグラハム・グリーン、バリー・ペッパー、ゲイリー・シニーズ、ジェイムズ・クロムウェル、そしてそしてデヴィッド・モース!!!
特にモースは、これを飛躍台にしてもっともっと活躍して欲しいなぁ。
ところで、新米看守役のダグ・ハッチソンって、鼻から下がケビン・スペイシーに似てませんか????
あ、忘れてた。星は、、、、、うーん、役者達に★三つ、ネズミ君に☆で、★★★☆です。
N,SHIMIZU(2000年4月3日)
n-simiz2@kwix.co.jp
久々の感動映画。監督の「見る人を、泣かしてやろう。」と言う思惑が 感じられ、日本人ウケする映画だろう。が、この映画はそういったゴタ ク抜きで、素直なき持ちで見ることをお勧めします。
全く悪意をもたない、謎の人物「コフィー」。最後までその正体はわか りませんでした。彼の表情のインパクトは、今尚残っています。涙もろ い僕にとっては、非常につらい映画でした。声を大にして泣きたくなっ た映画は初めてです。見ているまわりの人々は、他の映画にはない静け さに包まれ、3時間近い長い上映に後から気づいたと思います。
できばえがどうのこうのよりも、素直な気持ちで評価して⇒★×5
パンちゃん(★★★)(2000年4月2日)
ある特異な死刑囚の物語というよりも、看守たちの姿を描いた映画として面白かった。
アメリカの映画といえば権力者(看守、警官など)の腐敗を暴いた作品が多いような気がするが、この映画では、むしろまっとうに生きている看守たちの姿が描かれている。
まっとうといっても、たとえば主役のトム・ハンクスは尿道感染症(淋病か何かだろう)で苦しんでいるわけだから、完全に潔癖な人間であるというわけではない。適当に浮気もすれば、ふしだらな遊びもする人間なのだろう。
そうした、一種の汚れを内部に抱える人間が、ある特異な死刑囚と出会い、より健康な自分を取り戻す。そうした映画である。
そこには「悪」と「善」の一種の逆転がある。そこが面白い。
また、この映画では、「愛」と「悪」の行動についても語られている。いわく、「人間の愛を利用して、悪が行われることがある」
いや、それは、本当はもっと強いメッセージかもしれない。すべての悪は、常に人間の愛を利用して行われている。愛を踏みにじる形で行われている。それが悲しい……。
具体的に描かれる場面をとおして言えば、たとえば新米の看守の醜い行為は、すべてトム・ハンクスたちの、死刑囚をできるだけ不安から解放した状態で刑を受けさせたいという願い(愛)を踏みにじる形で行われている。
悲しみとは、いつも愛が踏みにじられることである。愛が踏みにじられるのを見ることほど悲しいことはない……。
うーん……。
私はちょっと困ってしまった。
こうした重要なテーマを描くには、この映画は「寓話的」すぎる。ストーリーが「寓話」であるとき、テーマもまた「寓話」のようにしか伝わって来ない。いや、テーマ自体が「寓話」になってしまう。
この映画は、年をとった看守の経験者が過去の思い出を語るという形で展開されるが、それがそのまま「寓話性」に拍車をかけている。
こうしたテーマは「寓話」として語ってはいけないと思う。
フレッド・アステアのダンスシーンなど、とても的確な方法で使われ、現実感をだすのに役立っているだけに、現実感をずらしてしまう「寓話」の方法が私には納得できなかった。
優吾(2000年3月31日)
fwiy5060@mb.infoweb.ne.jp
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Guitar/8486/
屈指の感動作に仕上がるはずのこの作品が今一つ響ききらなかった理由として、まず一つに電気椅子の存在が挙げられると思う。本来、電気椅子とは死刑の為に使用される「人を殺す装置」である。死刑囚を死に追いやるためのものでもあり、また同時に、死刑囚の罪を償う為の、いわゆる橋渡し的な役割を果たす神聖的なものでもあると思う。その要素が、あの電気椅子からは全く伝わってこなかった。死刑囚と電気椅子が対面するシーンでも、死刑囚の慄き、恐れは痛いほどに感じ取れるのだが、それらの恐怖感を与えているはずのあの電気椅子は、いつのシーンでも「椅子」でしかなかったように思える。製作者側はキャスト、アカデミー賞等に囚われて、話に無くてはならない、というより、ある意味最も重要な、それこそ本当の主役ともいえる電気椅子に対してどれ程の感情と魂をこめていたのか疑問である。あくまでこの話は感動大作という膳立ての前に、電気椅子、死刑を巡る「物語」であるべきものなのではないだろうか。
パンちゃんさんこんにちは、優吾です。覚えてますか?僕が初めて採点を投稿したのは、確か二年前の15歳の時だったと思います。こんなオイラも現在17歳です。月日が経つのは早いものですね(^^)。(ここは載せなくていいです(笑)。)
パンちゃん
覚えていますよ。確か『スターシップ・トゥルーパーズ』の採点をしてくれた優吾さんですね。
私は、「載せなくていい」と言われると、よけい載せたくなる性分です。(笑い)
あのときは優吾さんがビジターの最年少だった。
今は最年少は何歳で、誰だろう。
タコやん(2000年3月28日)
takoyan@mua.biglobe.ne.jp
★★★★
いやー、なかなかの感動作。3時間という長い時間をかんじませんでした。あれだけの限られた空間なのにすごいですねえ。
テーマも命という、とても重くなりそうなものなのに、重くなりすぎず涙あり笑いありのほどよいすばらしい作品となっています。
もうちょっとポールとジョン・コフィーの心の交流を感じさせる場面がほしかった。
まあ、とにかく、すばらしい作品であることは確実です。オスカーは残念でしたが、きっと観た人の心に深く刻まれることでしょう。
実際、劇場で泣いてる人、けっこういましたからねえ、なんやかんやゆーて泣ける映画がいちばんですねえ。
そーいえば最近泣いてへんなあ。なぜでしょうか。
toto(2000年3月27日)
totoworld@yahoo.co.jp
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/2808/
先日、「トイストーリー2」を見て「今年のベスト1」と唸ってしまいましたが、 こちらもまさに「奇跡」そのものといった感じの映画で、恐らく10年 に1本出会えるかといった傑作だと思います。(私の採点★★★★★早くもベスト1に変動?) 誰かを探し回っているような謎めいたオープニングシーンから一変、 夢にうなされる老人が映し出され、物語は静かに始まります。
もうここから釘付けでした。一瞬たりとも無駄なシーンがなく、映画の 邪魔になるような役者も誰一人としていませんでした。
その位全てがぴたりとはまっていました。その中でも特に今回は デヴィッド・モースがいい味を出していたと思います。
心に残るシーンはいくつもありますが、個人的にはマイケル・ジェター 演じるデルが死刑執行に向かうシーンが一番印象的でした。
あのシーンが一番「人間は皆、自分のグリーンマイルを歩いている」 を象徴していたのではないでしょうか。また、マイケル・クラーク・ダンカン 演じるジョン・コフィーが空に光る無数の星を無垢な子供のような目で見ながら 指差すシーン、そして蛍が戯れる原っぱを駆ける途中でたくさんの雑草を両手で 拾い上げて嗅ぐシーンなど探せばきりがない程です。
数々の名シーンと共に私は、瞬きするような一瞬の3時間15分の中で 今まであまり考えたこともなかった生への感謝の気持ち、そしてどんなに 小さな生に対しても敬意を払う気持ちの大切さを感じずにはいられませんでした。
JO(★★★★)(2000年3月14日)
アカデミー賞に向けて作られた映画だけに、観客を選ばない感動作に仕上げてある。 古風な作りでシンプルに、命の重みについての映画だと感じとった。ネズミや黒人 も、命と言う神からの贈り物を与えられ、それを人間がどうこうするべきではない。 三時間の長編をあの狭い空間でどう飽きさせずに見せるか,これは容易な課題ではな かった筈だがキャストの上手さで問題ない。
原作を読んでいないと映画の終盤、細かい部分が説明不足で素直に感動できないかも 知れないので、六冊にわけて書店に並んでいるから読んでいない方は最後の一冊だけ でも読む事を進めます。 エピローグのひねりのきいたメッセージは個人的に気に 入っていたので。
スキなく全体的にまとまった良い映画でしたが欲を言えば音楽がいまいちだったか。