クローサー・ユー・ゲット



とみい(2000年7月31日)
★★★★★。
客観的に高く評価されるかどうかはともかくとして、 主観的に「やられた!」と思える映画が存在します。
そういう映画に出会えたときには、至福の喜びが 味わえるというもの。
もう、めっちゃ好き。
アイルランドの過疎の村の情けない男達が、 ロマンスを求めて、フロリダの新聞に 「花嫁募集」の広告を出す。
それが地元の女達にばれて、えらい反撃くらって、 さあ大変、というコメディ。
人間味溢れる不器用な連中が 右往左往して、最後にいちばん 大切なものに気づくというシチュエーションは、 いちばん私のツボにはまってしまう。
はたから見てると見え透いてたり、 好きな相手に対して 支離滅裂な行動をとってしまうのも、 わかるんだよなあ、男として。
それをとりまく口は悪いが 愛情をもって男達の尻を叩く、 女連中も、すばらしい。
出番の少ない登場人物たちも、 すごくいいアクセントになってる。
フル・モンティのプロデューサーの作品ですが、 私はこっちのほうが楽しかった。