モンタナの風に抱かれて


監督 ロバート・レッドフォード 主演 ロバート・レッドフォード、クリスティン・スコット・トーマス、ピルグリム(馬)

立花(6月28日)
mhiro@ask.ne.jp
★★★☆
この映画2時間51分もあるんですね。でも、不思議と長さは感じませんでした。
結構好きです、こういうゆったりとしたテンポ。何箇所かあるシンと静かに動きが止まる場面がとても気持ちよかったですね。逃げたピルグリム(馬)を追ってRRが草原の中で対峙するところも好きです。それだけに後半の堂々とした不倫(?)のエピソードが浮いてますよね。
映画をドラマティックにするためのサービスだとしたら失敗してます。
馬の調教と、娘のエピソードだけで充分すぎておつりがくるくらいなんだから・・・・。
ピルグリム(馬)か、娘に焦点を当ててエンディングを絞めくくってくれたら★5個にしたんだけどなぁ。
アレックスのパパ(★★★★)(6月6日)
dimsum@eclipse.net
やっとビデオが発売になりました。長尺なのですが、一本に入っていて便利、これは何度でも見そうです。 劇場で見たときより、更に印象が濃くなりました。コロラドの悲劇など、思春期の少年少女の痛ましい心理のことに、この間、考えを巡らせたからでしょうか。 ベスト10にも書かせて頂きましたが、母が必死の思いで、娘の心を救う話が主軸でしょう。監督御自らの登場は背景のようなもの。もう一つの軸は、父と娘、そしてこのNYの夫婦が絆を修復して行く、つまり家族の再生の話です。 台詞も細部まで無駄がなく、言葉の力が自然の美しさに拮抗しています。ある意味では自然回帰というよりは、穏やかな人間回帰への訴えというべきでしょうか。典型的なのは、暮れなずむ遠雷を見おろす高台での老カウボーイと娘の母親の会話。失った愛を物語るRR氏の抑えた台詞の効果と、K・S・トーマスの鍛えぬかれた表情の表現技術。男女の機微を薄いアルコールのように使いながら、高潔な人間賛歌を観客に上手く伝えています。 演技と言えば、娘の父親役でのサム・ニールが等身大の存在感で見事です。結末近くで、遠回しに妻へ自分の許へ戻るよう再考を促す台詞は名演でした。原作を改変してまで強化した家族の再生というテーマが、この演技でグッと生きてきています。 考えれば、馬というのも完全に比喩として使われているだけなのです。娘は癒され、家族が再生した以上、娘は父と共に飛行機で街に還ってゆくのですし、母は逡巡はしたものの、無言で山を去って行く。それを高台から見おろす老カウボーイに、RR氏の「オトコの純情」が集約されています。
ピルグリム(12月22日)
dig@yuor.own.hole.com
私もモンタナの風に“吹かれて”だと思っていたのですが、実はモンタナの風に“抱かれて”なんですよね(笑)
ええ、私も間違えて検索したら、ここにたどり着きました
まあ、私らだけじゃなくて、ほかのHPでもたくさん間違えているようですが
それで「モンタナの風に吹かれては最高よおおお!」なんて本気で書いているのを見ると、ちょっと笑っちゃいます
失礼
Michiyo(★★★)(10月28日)
GZK02214@nifty.ne.jp
始めまして。初めての投稿(?)です。michiyoと申します。
「モンタナの風に抱かれて」見ました。私もほぼ、ほかの皆さんと同じような意見です。
私は競走馬が大好きなので、馬が主役(?)と聞いて早速見に行きました。でも、ちょっとがっかり。馬があまり出てこないし、それに馬はもっと利口な動物です。
それに、R.レッドフォードが年を取りすぎていて,少しばかり気の毒な気がしました。物語があまりにも冗長過ぎて、途中で眠くなっちゃいました。さすがに眠りはしませんでしたけど。
馬と少女の物語だけにするか、はかない悲恋物にするか、どちらかに絞れば良かったのかも?
これは、映像で見ないで原作で読んだほうがいいのかもしれません。
私の友人はそう言っておりました。
が、モンタナの風景は素晴らしく良かったです。
ねこ娘(10月23日)
yumiko-n@interlink.or.jp
いいお話なのにもったいない..ってかんじです.
「馬と少女のお話」か「かなわぬ恋の話」かどっちかにすればよかったのにー.ひとつの作品のなかで、二つを物語るなんて、欲張っちゃったばっかりにどちらも中途半端になっちゃたんだよね.
ふたつに分けたらふたつの大作ができたかもしれないのに..
あー、もったいない...
馬の事故、少女の手術..どちらもその事実だけで、心が痛む出来事なのに、その事実にはあまり触れずに話は進んでしまって..
そんなに、早く自分の現実を受け入れられるはずがない..と思う.
唯一、少女がロバレに自分の過去を打ち明ける場面は、ちょっと泣けました.そして、このまま、少女の話題に切り替わるのかと思ったら..
馬もあんまり出てこなくなっちゃって..(怒!)どれもこれも、クリちゃんがぶち壊してるのさ.旦那だっていい人なのに、最後の最後にロバレの純な恋心を、「もう一度馬にのりたい..」なんて言って、ずるい! 
イングリッシュ〜の時からちょっと気になっていたんだけど、クリちゃんそんなに魅力的じゃないよ、「私はきれい」って、いうのがにじみでてる感じなんだもん.ねこ娘的にはそんなに魅力的にはみえないっす.
  しつこいようですが、ほんともったいないです.でも、モンタナの自然もすばらしいし、馬の演技もすばらしい、ロバレもしぶく(しぶとくではない)がんばってるので、みる価値は十分あると思います.
星は、★★★+半分.
出演の所に「馬」ってありますね.
名前は、ピルグリムです.よかったらのせてあげて下さい.
パンちゃん
ありがとう。馬の名前、載せました。
馬を「主役」に加えないと、この映画を見たことにならないと思って「馬」と書いたのですが、名前がわからなかった。
パンちゃん(10月17日)(★)
この映画の、何が嫌いかというと、長いところだなあ。
自分で主演したので、そのシーンをカットすることができず、バランス上、他のシーンも長くなったのだろうか。
「馬」を描きたかったのか、「恋愛(?)」を描きたかったのか、その点も不明。
せっかく肉体も心も傷ついた「馬」を治療するという珍しい題材だったのだから、とことん「馬」を主役にして欲しかった。
主役をレッドフォードがやった、というのが一番の失敗の原因だろう。
「馬」の目のアップなど、「馬」の演技があっただけに、とても惜しまれる。
肝心の、「馬」の、少女を乗せて、また走れる、という喜びが全然伝わって来ないでしょ?
少女もせっかく「馬」と打ち解けたのに、「馬」と一緒にNYに帰るのではなく、父と一緒に飛行機で帰ってしまう。あんた、本当に「馬」が好きなの?
「馬」がかわいそうでしようがない。
蛇足のひとこと それにねえ……もう60にもなる(?)男と30も半ばを過ぎた(?)女が、人の見ている前で、「私たち恋をしています」という顔なんかするなよ。
あんたたち、自分のしていることが許されぬ恋と思い、人に知られては困るとも思ってるんだろう?
「恋愛」描写は、とても底が浅く「いやされる恋も罪ですか。」というコピーからは程遠い世界でした。
こんな底の浅い「恋愛」を描いている国では、絶倫クリちゃんが安っぽい恋愛ごっこで「若返った」というわけだ。
nahoko(8月17日)
nahokoo@ibm.net
ロバート・レッドフォードとクリスティン・スコット・トーマスのロマンスが、ちっとも切なくない。
まるで『モンタナの橋』?みたいな、どこかで観たシーンがあったりするんだけど、とにかく淡々としたラブシーン(なのかなゥ)なので、ちょっとガッカリ。
胸がきゅんとするようなシーンにして欲しかった。。。
『マディソン郡の橋』は、淡々と観てて、最後に泣いちゃったんですけどねぇ
そうゆう「やられた」って思うような部分が足りなかった気がする。
でも、風景はキレイだし、娘が可愛い。
娘と馬は切ない。(意味不明?)
リバランな映像はふんだんにあったかも。<自信がない。
あっ、でも試写会会場が異様に平均年齢高くて、ミョーな熱気があったことには自信がある。
20年後の自分達の姿を見るようだったわ・・・
星は3つ。★★★と半分
星だけなら、簡単に付ける映画イッパイあるんだけど。そんなんじゃダメ?
『普通じゃない』・・・・・・★★★★と半分
『LAコンフィデンシャル』・★★★★★
『チェイシング・エイミー』・★★★
『アナスタシア』・・・・・・★★★★
『ディープ・インパクト』・・★★
『GOZILLA』・・・星が欲しかったらもうちょっとマトモな映画を作れ