ねじ式


いぐち(10月21日)
iguchi@hirai.co.jp
10月18日(日)・21:00・京都みなみ会館・70から80人くらい 漫画読むのは大好きで、ガロも一時期買ったりしてたんだけど、つげ義春はなぜかちゃんと読んだことがない。映画観るのも大好きで、石井輝男の映画は何本か観てるので、この映画もつげ義春だからではなく、石井輝男だからという印象で観た。今もって原作は読んでないんだけど、映画は思ったより良かった。石井輝男は「ゲンセンカン主人」以降、旧作が結構特集されるので、そういう機会にいくつか観るのだけど、その題材や表現のえげつなさ、ゲテモノ・キワモノぶりに好感を持つものの特に好きということもなく、「無頼平野」でもそれなりな印象しかなかった。ところが、キテレツ歌謡ミュージカル「狂わせたいの」(結構お気に入り)の影響かしら、「無頼平野」ではちょっとひいてしまったチープな「昭和」のセットが、今回はなんだかしっくりきてしまい、次々と現れるヒロイン?にも、その微妙な地味さ加減に惹かれてしまいました。(「無頼平野」の岡田奈々にも結構惹かれた。)予告を観た感じでは、散漫でパッとしなかったので、観ようかどうしようかというところだったから、「思ったより」楽しめてなんだか得した気分。主人公の「つべ」(自堕落な売れない貸本漫画家で、もちろん作者つげ義春自信が投影されている)の浅野忠信も、その無気力さがマッチしていてかなりいい感じ。「一銭五厘とは安かったねぇ」のせりふが妙に気に入ってます。ということで★★★★。作品的には3つがいいとことは思うけど、気に入っちゃったものはしょうがないね。
みさき(8月30日)
misaki@ceres.dti.ne.jp
http://www.ceres.dti.ne.jp/~misaki
ガロで特集してましたので、事前にそっちをしっかり読んでまして……。ガロを読んだだけで充分見た気になった。
それ以上でも以下でもなく、うまくつげを料理したなって思うだけ
このさめた書き方はなんだ?
感動しなかったのかな。
なんでだろう?
時代設定が、昭和元禄のころっていうか、60年代ですよね。
木造アパートや病院のセットっていくら、精巧に再現しても作り物って、こちらには丸わかりなわけです。それでしらけちまったのかなあ。
まんがと映画、くらべちゃいかんのはわかってますが星は★★★
ふつーふつー