レリック


監督 ピーター・ハイアムズ 主演 リンダ・ハント(主演じゃないけど、ほかの俳優の名前がわからない)ほか

パンちゃん(★)
いやあ、びっくりしましたねえ。何がといって、ほとんど真っ暗。演技もセットも何もいらない、とても簡便な映画です。こんなもので金儲けができると考えた人が偉い。
ファーストシーンの炎の色が安っぽく、いやな予感がしたのだが、最後まで単調でした。最後の方の、炎まみれのレリックの炎の色も同じでしたねえ。一体、この人は炎というものを実際に見たことがあるんだろうか、という感じ。コンピューターグラフィックスの「素材集」でも使ったんじゃないの?(こんなことを書くと「素材集」を作っている人に叱られるかもしれない。)
最初の方の、博物館に紛れ込んだ2人の子供の話もしり切れとんぼ。いいかげんだなあ。
レリックに主役の女がペロペロなめられるシーンが唯一面白かったが、そこから人間の苦悩みたいなもの(レリックの葛藤な何か)が出てくるのかと思ったら、ただのペロペロ。
予告編はそれなりに面白かったし、出演者の名前にリンダ・ハントが出てきたときは、お、と期待した。しかし、リンダ・ハートは別に出る必要のない役だった。