リリーシュシュのすべて



成美(2003年8月25日)

昨日なにげにこのビデオを借りたのですが今の裏の現実を見ているようでマジで怖くなった。途中で 気持ち悪くなって吐きそうになった。こんなの表現できるなんてすごすぎる リアルありすぎで今もゾクゾクする。ピアノ上手な人を襲った時の声とか...涙 でてくる。
びびー(2003年6月6日)
ここに書きこんでいるみんなはいくつなんだろう? 30才を超えた僕は、みんなが感じている、ま たは覚えている「10代のクライシス」の感覚を完全に忘れていた。本当にすっぱりと忘れていた。どうして岩井俊二はこんなにモヤモヤしたものを掴んでいる んだろう?間違いなくみんな忘れるよ、だって仕事いそがしいもの。
いやー、子供を育てるのが怖くなったね。
1回観た後はやっぱこの監督追いかけてかなくちゃ・・・で2回観た今、星野君が悲しい。それから久野さんが嬉しい。
監督、やっぱ伊藤歩がすきなんだねえー。
それから、この歳になると尾崎豊的文章に照れを感じるもんだな。
太田市民(2003年6月6日)
エキストラ参加しましたが、写ってません。地元の映像があるとあーあそこだ、と、のみでストー リーに入っていけません。評価できません.
田んぼの映像の背後の山はMt.GOLDです。ぜひ、登っていただきたいです。
たける(2003年6月1日)
★★★★★
  衝撃的な作品でした。自分の中学生生活を振り返って、重ねて見てしまい、のめりこんでしまいました。生生しいが、そこがいろんな意味で「いい」と思いま す。
柚梨(2003年5月30日)
映画館に行かなかったことをひどく後悔した。私はこの映画が公開されていたとき中学生だった。興 味はあったものの田舎ゆえ映画館が遠いこともあって足を運ぶことはなかった。もしこの映画を見ていたら何かが変わっていたかもしれない・・・。この映画の 世界は私にとってすごくリアルだった。★★★★★
ナオス(2003年4月4日)
前前から評判は聞いていたのですが、衝撃を受けました。
正直言って岩井俊二監督を見くびってたように思います。
すごい。
と思いました。
目には見えないけれど確かにそこにある感情というモノ。
それを表現できてしまっているということのすごさ。
若さというあまりの不器用さそ秧茲気愛おしさ。
胸が苦しいです。なんて透き通ってるんだろう、まるであの空みたいに。
答えはない。けれど、リリィシュシュというリアル。
彼らにとってリリィシュシュは救いでありて┐仮貊蠅任△蠅必然である。
誰もが前に進もうともがいている。死んだように見えるその沈鬱な顔の下で。ただあまりにも孤独だった。
少年犯罪、あるいは犯罪について、人はもっと考えるべきなのだと思います。 良い悪いに分ける以外の方法で。それはとても難しいけれど。
Misa(2003年1月21日)
岩井俊二監督の作品はほとんどすべて見ました
彼はやっぱり天才的だなあ。。。とつくづく思いました!!
リリーシュシュのすべてや、スワローテイルは 悲しく切ない話だけど、ナゼか何度も繰り返しみてしまう・・なんででしょうか???
リリーシュシュのCDが欲しい!!!!!でもないんだよね。。。映画のサントラとして売ってないかな。。
o-chan(2003年1月16日)
★★★★
2回みました。岩井監督が表現したかったのは、一言でいうなら「現代」だと思います。
不況による倒産、家庭崩壊、虚実の境界線、少年犯罪。どこにでもある地方都市、誰にでもある子供時代に起こりうるいくつもの大事件、しかし10年たてばど れも記憶の片隅にしまわれてしまう程度の小さな事件。
私、恥ずかしながらかなり感情移入してしまいまして、津田しおりの魂が救われなかったのが、心残りでなりませんが最後に星野が死んだ事が救いでした。
閉じた空間(教室、子供にとっての全て)で唯一の大人が頼りない教師と言う、まさに現代の学校という気がしました。
ただ、この作品興行的にはどうだったのかな〜という気がします。脚本も岩井俊二との事でしたが、売る気があったのかなと。
映像的にはもちろん綺麗だし、音楽もミスチルとか売ってる人?だし製作側も随分おもいきったな〜と。
ま〜監督が「この作品を遺作にしたい」と言い切れるだけの出来ではあると思いました。
柵(2003年1月5日)
この映画においては、たぶんストーリーはいらないのだと思う。「あいつがどうして、どうなって」 というのはどうでもいいことの様な気がする。だから、それについて語ることはもっとどうでもいいことかもしれない。この映画の「肝心な事」ではない。ス トーリーに意味を持たない映画。思春期に感じていた、心の奥にたまっているような、何とも言葉にできない恐怖(?)のような感覚が思い起こされた。人に よって「そのどうしようもできない感覚」がよみがえる場面は様々であろうが、(それをねらっての構成でもあるのだろう)日常は常にその感覚とともにあっ た。それは「嫌なもの」「不快なもの」であった。あって欲しくない不快な現実が実際には世の中に存在する以上、そして「不快」そのものが現実であることを 受け入れることができれば、この映画の存在価値は疑えないと思う。その感覚がわかる人でないと、このような映画は作ることができない。たぶん、そういうこ とをそれぞれに考えさせようとしている映画なのではないかと思う。そこに単純なおもしろさはない。あってもいけないかも。その感覚を感じる映画。それがで きるか、できないかで評価は決定的に分かれるでしょう。★★★☆☆
megtyori(2002年8 月11日)
岩井俊二監督の作品は、いつも心の中に強く大きなものとして残ります.それはときにすぐに解釈で きるものであったり,またはかなりの時間を要するものであったり.ただ、いずれにせよ、大好きです.☆☆☆☆☆
カタネッツ(2002年7月 29日)
★ リリィのサイトでのやりとりのオチとキーボードを打つ音と文字の使い方はすばらしい。
沖縄のシーンけっこう好きです。
他は、実験的な作品ってことで、いいのかなあ。
岩井俊二は、ほんと守りにはいらない、せめる監督だなあと思いました。でもこの人、2時間の映像より15秒の映像のほうが、むいてるかも。
裕也(2002年7月 9日)
この映画には、売春、暴行、輪姦、万引き、自殺、殺人、カツアゲなどなど、様々な陰のイメージが ひとつの中学校という狭い空間の中で次から次へと半ば説明不足なまま繰り広げられるので、リアリティがないとか、こんな中学存在しない、などの言葉でかた ずけることも出来ると思います。また、一部演出に詩的や前衛という言葉ではとても片付けられないほどに見苦しい場面も多々あります。野心的な失敗作という 意見もわかります。僕の個人的な意見としては、禍々しいテーマを美しく撮りすぎているとも思います。しかし全体的に観て、この映画は力の有る、見る価値の 有る映画になっていると思います。ヒントは少なくとも、登場人物の心象をえぐるのはたやすく、そしておのおのの苦しみや叫びがフィルムの持つ質感や演技な どを超えて僕の感性に広がり想像をめぐらせ、何度でも見たい、という気持ちにさせました。あの映画の中で起こった問題は、現実として存在してもおかしくな いことだと思います
(2002年6月26日)
 感動する時はいつも呼吸するのを忘れます。映画を見ている間、私はまさに呼吸を忘れた。リリーは私がここに立っていることをリアルに感じさせ、呼吸する ことを示唆してくれました。それを映画として表現しやすいのが「十四才」という歳だったんでしょうね。良かったです。
Colles(2002年1 月13日)
☆☆☆
みてください。
いろいろ、あらけずりだったり、「これはプロがつくったのだろうか?」と疑問に思われてしまうことも部分的にはあるけれども・・。