リディキュール


監督パトリス・ルコント 主演ファニー・アルダン、シャルル・ベルリング




パンちゃん(★★★)

一番好きなシーンは、ドレスの裾で花粉を集めるシーン。うーん、きれいだ。最初は花粉を集めているとは思わず、男を挑発しているのだと思って見ていたのだか、男を挑発するのにいいシーンだ。
見えるか見えないか、といった感じの女性の若い肌(肉体)と咲き競う花の組み合わせがいいなあ。花にそっと触れていく感触がそのまま伝わってくるよう。いいなあ、いいなあ。このシーンだけだったら★5個。
二人の会話も、シーンにぴったり。うーん、いいなあ。もう一度みたいなあ。
でもねえ、映画全体としては、妙に色気がない。まあ、私がファニー・アルダンが好きじゃない、ということと関係するのかもしれないけれど……。
なんといってもつまらないのが、「エスプリ」。ふんだんに出てくるのだけれど、「エスプリ」って、人をけなすこと? 侮辱すること?
登場人物の誰一人として好きになれなかった。
★3個は、花粉集めのシーンがあったからこその、おおまけの3個です。


PANCHAN world