ジュブナイル



もも(2001年1月11日)
http://www.wakwak.net/home/momokae/
杏ちゃん可愛い。過去と未来がエンドレスなのね。これくらいあからさまにSFだと楽しいよな。日常の中に超能力とか出てくる話はキライ。 しっかし ここまでありがちなアイディアを映画にしちゃうなんて、すごい度胸だわ(失礼爆) うーん。過去に未来から何かを送るでしょ。で、過去は変わるわけで。そうすると未来も変化して、その何かを送れなくなったらどうするんだろう? エンドレスはどこまで、またはどれくらい続くんだろう? なんてことをエンドレスにうだうだと考えてしまった。 <★★★>
NEK(2000年8月18日)
★★★
うーんいくら少年少女向けでもストーリが都合よすぎとか、一部のセリフが毒悪にダサいという問題はあるんですが。少なくてもビジュアル面はコスト対の問題で考えると凄く頑張っていたと思います。鈴木杏は可愛いしね。それと科学考証の面で比較的ごまかしが少なかった事には作り手の誠意を感じましたね(一部決定的なミスもあった様な気もするけど)。
これでエピローグにもう少し工夫があれば(映画館に来てたジャリ達みんな「ばればれだよー」と顔してたもんなぁ)…。
ともあれ「ガキ相手にはこれで結構よ」とナメタ作りをしていたゴジラ・モスラや、「僕って立派なモン作っているでしょ」と言う自意識過剰な脚本が木っ端恥ずかしいガメラシリーズよりは百倍楽しめましたね。
裕也(2000年7月17日)
前半30分だけで評価するとしたら、「天才てれびくん」以外の何者でもないんですよ。この作品。鈴木杏は他の子供たちに配慮してわざと演技を下手にしているのとか、台詞が今っぽくて生意気だとか、なんだあのテトラの声はだとか。でも見てるうちに、ありきたりだけどよく考えられたストーリーやセンスのいい笑いだとかに引き込まれている自分に気づいて、ラストにはもう、完全にはまっていましたね.
この作品にこんなにも心動かされるとはおもいませんだした。今年のベスト1です。
この映画の勝因は一重に監督とスタッフの映画を楽しむ心=少年の心にあると思います。笑えるシーン、普遍的な美学が感じられるSFシーン、胸を打つシーンそのひとつひとつに、映画に関わった人々の嬉々とした表情が見えるようです。脚本も、多少つぎはぎな部分が目立ちますが、遊び心にあふれていてとても楽しい。役者達ものびのびと演技しているし、子供たちの初々しい表情もこの映画には合ってます.
そして特に素晴らしいのが落ちのつけ方。テトラが機能停止して、そのまま終わっていたなら凡作でおわっていたはず。このラストにすることで、主人公達とテトラとの繋がりは永遠のものととなり、あの夏は永遠に続くのです。タイムスリップと言う素材を活かし切っていると思います。
星はもちろん5つ。とにかく幸せな映画でした。