G.I.ジェーン

監督 リトリー・スコット 主演 デミ・ムーア

yuki(★★)(2月10日)
見終ってしばらく、なんとなーく腑に落ちない気持ちでいっぱいだったけれど、わかりま した。これは、男になりたかった女の話なのです。
女性差別はやめてくれ、シャワーも寝床も男と一緒でいい、訓練の時に邪魔な髪は剃って しまえ、激しい訓練で生理も止まったけど、戦うためだ、仕方が無い。・・・差別を無く すのは男になるっていうことでなのですね、きっと。・・・わたしには理解できないけど。
いえ、そういう人は別にそれでいいんです。
ただ、女性差別だ、男女平等だうんぬんに結び付けないで欲しい。
こういうのを見せられると、本質的な男女平等(それがどんなものかもますますよく解ら なくなった)なんて程遠いんじゃないかと思ってしまうなぁ。
大体、戦争なんてバカなことを始めるのはいつも男なんだから、何もそんなことに荷担しな くても。・・・・あ、これって男性蔑視ですか?(笑)
娯楽としてもいまひとつ盛り上がらなかったし・・・。
でも、最近腰痛もでてきたし、やっぱりカラダは鍛えなきゃ、と反省もさせられたので ★★です。
reina(2月7日)(2月1日のパンちゃんの感想への関連です)
reina@osula.com
映画とは全然関係ないんですけど(私はこの映画見てないので。。。デミ好きになれなくて。。。ゴーストは良かったけど) アメリカの軍隊におけるホモの実態(?)ですが、認められてません。ホモでもいいんですけど、ホモだって言ってはいけないのです。変なルールだけど、軍隊も個人のsexualityについて質問しないから、同性愛者達もそのことについて語ってはならないと決められてます。軍の中にも色々な人がいると思いますけど、結局自分の知らない世界(この場合は同性愛)が怖いのでしょうね。 というわけで、ホモでもいいけど、ばれちゃいけないのでした。
p.s. つい最近も海軍の兵隊が自分がホモであることをあるチャットルームかなんかで書いてしまって、海軍をやめさせられそうになりました。もちろん彼は偽名を使っていて、海軍にいることも書いていなかったらしいです。 じゃ〜なぜ彼だとわかったのか??America Onlineのファイルを個人の了解を得ずにチェックしてわかったのですね〜。 で、反対に兵隊が海軍を告訴したのです。個人のファイルを第三者に見せるのははインターネット法に引っかかってしまうのです。とにかくくびにするのは保留にしたようですが、その後どうなったやら??
reinaさん、情報と訂正、ありがとう。「首にならなかった」というニュースを私は「認められた」と勘違いしたんですね。そのニュースは日本でも報道されました。
パンちゃん(★★)(2月1日)
これは一体何が言いたい映画なのだろうか?
軍隊のなかには不当な女性差別が残っている?
女の敵は女? 政治家は自分が当選するためなら誰だって踏み台にする?
それに比べれば(?)、男(軍人)は、女を戦友として対等に評価する?
それとも、単に、デミ・ムーアはどんな役でもやる根性がある、ということを証明すること?
まあ、首の太いデミには最適の役でしたね、確かに。首の細くて長い女優(オードリー・ヘップバーン)なんかじゃ、体をいくら鍛えても華奢な印象が残り、軍人には見えないもんねえ。
なんだかぜんぜんわかりませんねえ。
それにしても変ですねえ。アメリカの偵察衛星(だったっけ?)がリビアに落ちたら、アメリカは兵器でリビアに侵入し、衛星を回収し、ついでに戦闘までしてしまうんだろうか。
それに対して、軍人の誰一人として、そんなことをしてはいけないと主張しないのだろうか。それとも、そんなことをしてまで衛星を回収しないことにはアメリカはリビアに対処できないほど、弱い弱い国だということが、アメリカ兵の常識なのだろうか?
映画とは関係ないことだけれど、私は非常に気になってしまった。
もし、そうしたことが起きたとき、アメリカの世論はどう動くのだろう。それを「よし」とするのだろうか。
もう一つ気になったのは……デミ・ムーアがレズビアンという疑惑をでっちあげられて、査問されるシーン。「同性愛(男)」はアメリカの軍隊では認められたんじゃなかったっけ。だとしたら、女の同性愛も認められていいはずだと思う。
デミの役どころは大変頭の切れる女だ。男女差別に対して憤慨している女性なら、そのあたりで、何かひと言いうべきではないのか。