スターシップトゥルーパーズ


監督 ポール・バーホーベン 主演 宇宙昆虫(?)

ヤマ(★★★)(1月20日)
mountain@dc.mbn.or.jp
このような漫画に、取り合えず情熱かけちゃってるところが、1番感動的。戦争映画という論点から評価する真面目な人が多すぎると思います。とりあえず作る人が、楽しんでるようだから、それにつきあえるかどうかですね。私は、それなりに楽しんじゃったけど。
mmm(1月8日)
sumasa@mcn.ne.jp
虫がたくさん動いてるシーンは良かった。
あとはつまらなかった。
優吾(5月24日)
fwiy5060@mb.infoweb.ne.jp
こんばんは。優吾です。前回送ったのではクランシ−・ブラウンのことしか書いていなかったので、改めて補足させていただきます。僕は、監督が監督だから、こういう映画になるだろうな、という予想はついていました。でも実際に見てみると想像以上にB級映画に徹していて、ハインラインの名作の空想科学冒険的雰囲気をそのまま映像にしてしまったところがこの映画の最大の見所でもあり、同時に弱点でもあると思います。バ−ホ−ベンは、この映画で戦争の残虐さ、非情さをテ−マに描いていて、その反面ドラマ性にかけているのでいわゆる一級品の映画とは言い難い仕上がりになっていると思います。しかし、バ−ホ−ベンの意図がSFXを駆使した映像により、観客を未来戦争の恐怖の中に叩き込むことにあるとすれば、その目的は十分に達成されたのではないでしょうか。
Colles(★)(5月23日)
colles@sam.hi-ho.ne.jp
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/colles/
この映画には、カッコいいSFXを期待して、みにいったのだけれども、このくらいでは、もはや驚きません。
ストーリは、もともと期待できないと思ってみにいったのですが、予想以上に、ものすごい。
こういった映画をたくさん作って、地球人に悪い影響をおよぼし、果ては地球を征服しようという、宇宙人の悪巧みでは、と思わせるほどの、ものでした。
管理社会の汚点を、パロディのように描きだしながら、最後には、「市民」の定義を高らかに歌いあげてしまう、という具合に、背反する概念を平気で隣り合わせにしているところが、この映画の面白いところなんでしょう。
SFXなどに投入してしまった金を、回収するために、とにかく、つなぎあわせて、映画にした、というようにも思えます。
SURES 滝本勝語(5月18日)
takimoto@tic.tpk.toppan.co.jp
さて、劇場を出た時の僕個人の率直な感想は「古い映画を見た」感覚と「安っぽい映画を見た」という感覚でした。
ただし、これは決して否定的な意味ではありません。
この点は後に述べますが、“バーホーベンの計算済みの演出”に、素直に反応した感想だということにしてます。自分の中だけでね。
非常に興味深いのは、宣伝にある「ヤツラは群で迫ってくる」のヤツラです。一体一体の造形(特にウォーリアー・バグ)を見ると、昆虫をモチーフにしてとても良くできた動きです。
が、なにぶん「エイリアン」というより「昆虫」の印象が強すぎるんです。
つまり「訳の分からない怖いモノ」ではなく、はっきり「昆虫」と認識できるがために差し迫って「怖い」という印象はありませんでした。何となく見慣れたヤツラなんですよね。
(僕は自慢じゃありませんが蜘蛛や芋虫の類が生理的にダメなんですが、そんな僕でもスクリーンから眼を背けるってなことはありませんでした。)
ここからは意見が分かれるところだと思うのですが、バーホーベンはバグに対して、生理的に気色の悪いモノや恐怖心に訴えかけるようなキャラ設定をハナから狙っていなかったと思うのです。
チョット図体がでかくて、チョット沢山でてくるけど、アレは単なる「ムシ」ですよ、どう見ても。
そんなヤツラに向かって『宇宙戦艦ヤマト』を彷彿とさせる宇宙戦艦の大艦隊を送り込んだり、7.65ミリ弾をこれでもか!と撃ちまくったりする“我らが連合軍”の馬鹿さ加減を描くのがこの映画の目的ですから、バグの造形はアレで十分というバーホーベンの計算だったと思うのです。
ですから、バグに対して「気持悪〜い」「こわ〜い」と感じるんじゃなくて、彼女の気を惹くために軍隊に気軽に入隊する主人公の方に気持悪さを感じるべきだし、捕虜となったブレーンバグに電極棒を突き刺す研究者に対して怖さを覚えるべきだと思います。
もう一つの見所である戦争映画ノリの迫力については、ゲップがでるくらいたっぷり「楽しめます」。
首は飛ぶわ!腕は溶けるわ!胴は串刺しにされるわ!人間が死ぬシーンをこれだけ軽く扱った映画は久々です。この辺りの描写に眉をしかめる人も多いようですがね。
でも、空爆で吹っ飛ぶバグや弾丸を無数に撃ち込まれるバグや体内に手榴弾を放り込まれて木っ端みじんになったバグにも家族がいたんだぞ!(笑い)
よくある批判に「上陸して接近戦をするんじゃなくて、あの惑星ごと吹っ飛ばせばいいじゃないか」と、本筋からはずれたご意見をおっしゃる方もいらっしゃいますが、バーホーベンが描きたかったのは、そんな戦略的に筋の通った戦争映画ではなくて、「戦争時における人間の馬鹿馬鹿しさ、残虐さ」を描きたかったわけですから延々続く接近戦シーンは必然なのですよ。
これを象徴するように、ブレーンバグの心理を読心した時のセリフが最高に利いてます。
「恐怖心!」
そう、人間以外の存在であるバグから人間を見ると、人間って「恐怖」の権化に映っていたというオチです。これは結構痛切なブラックジョークだと思いませんか?
相変わらずバーホーベンはこの手のジョークが好きだなぁ、
ってなわけで、戦争映画ノリのシーンを僕は十分「楽しめた」
というわけです。
冒頭に述べた「古い映画を見た」ような感覚。明らかにナチス的な衣装やプロパガンダ…この辺りから漂ってくるムードが原因の一つでもあるんでしょう。
でもそれ以上に、歴史上は遙か昔の出来事だったはずの第二次大戦ノリが、遙か未来の設定であるはずの本作品の舞台に、相変わらず旧泰然として(登場人物たちはこのノリが当たり前に感じているという設定である皮肉さ!)存在する馬鹿馬鹿しさ、言い換えれば、人間は太古から進歩もしてないぜ!という、これもブラックジョークの一つなのでしょう。
「安っぽい映画を見た」感覚。
プロパガンダに扇動される若者たち。鬼軍曹に鍛えられる主人公。そして立派に兵士として成長する姿?…この辺りを本気で表現しようとは、これまたハナから考えてなかったと思いますよ、バーホーベンは。
それら全般につきまとう狂気を描いた作品には『フルメタル・ジャケット』という不朽の名作があるし。
本作品に漂う安っぽさ…つまりは人間が起こす諍いなんてものは所詮安っぽくてくだらないものなのさ!だからあんまり本気になって「銃を撃ちたい」とか「戦艦を操縦したい」なんて考えるなよ!
…という、メッセージが隠されているんじゃないかなぁ、と僕は思うのです。
巨額の資金をつぎ込んで、自分の作品を犠牲にしてまで反戦を訴えかける…バーホーベンって平和主義者だなぁ(笑い)。
(ちなみに、この文章は僕個人の主観のみに基づいています。
ですから、「なるほど!」とか「その通り!」な〜んて納得しちゃダメですよ。そんなあなたこそが一番扇動されやすいタイプなんですから)
とかげ王(★★★★)(5月18日)
lizard@osk2.3web.ne.jp http://www2.osk.3web.ne.jp/~lizard/
あるオカマの映画評論家が「戦争賛美の映画だ」って批判してましたがはっきり言って評論家をやめなさいって言いたい。
この映画のどこが戦争賛美なのか。彼はちゃんと見てたのだろうか?
では大真面目に戦争を批判した映画なのか。これもNOである。
この映画は戦争というものを、きわめて不謹慎な表現方法で徹底的に馬鹿にした映画なんだと思います。
まあ、バーホーベンのアイロニカルな視線も画面から感じられなくもありませんでしたが。この手の映画にありがちな説教臭さも強引な正当性の主張もまったくない。あるのは「戦争って楽しそう」「でも傍からみたら馬鹿だ」という感覚だけ。子供が虫を踏み潰すプロバガンダ映画のシーンも大笑いしちゃいました。実際アメリカで封切られたときは劇場は爆笑の渦だったそうです。
出てくる俳優が『ビバリーヒルズ青春白書』にでも出てきそうな(実際そうですけどね)アホづらな俳優ばかりで、『超時空要塞マクロス』のごとき戦争の中で青春しちゃってるわけです。馬鹿ですね〜。
バグスに関してはパンちゃんの意見に同じくCGばればれというか、なんか昆虫型ロボットみたいで『エイリアン4』を見た後だったからかも知れませんが、全然気持ち悪くなくてがっかりでした。最後に出てきた王蠢(?)も「おまえがボスなんか〜?」ってツッコミを入れたくなったし(笑)。
しかし首は飛びまくるし死体は出まくるし、そういうのが好きな人にはたまらない映画なんでしょうね。私も嫌いじゃないですが(笑)。
久しぶりに脳みそをリラックスしながら見れた映画でした。
しかし原作者のハインラインがこの映画を見たらどう思うでしょうね?
きっと髪の毛をかきむしって激怒すると思うんですが・・・。
立花(★★★★★)(5月10日)
mhiro@ask.or.jp
ぎっしり書いたメッセージなのに、何度送信をクリックしてもエラーが出る。
もう一度、というところで間違えてリセットをクリック!!
真っ白になって頭も真っ白、このメッセージが無事送信できたらもう一度書きます。
皆さんも気をつけましょう。
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失礼しました。リセットで頭が真っ白になった立花です。アホな話ですが、アドレスの %2C と . の入力ミスでした。それにしてもクリック一発で消えてなくなるコンピューターって便利で恐ろしい。
まぁそれでも身から出たサビ、頑張ってぎっしり書きます。
私ははっきり言ってポール・バーホーベン監督が嫌いです。何が嫌いかって執拗でえげつない<殺し>のシーンをこの監督は楽しんで撮っているのではなかろうか?と私は思っているからです。『ロボ・コップ』『トータル・リコール』はそんな意味で最低最悪全く主人公に感情移入できませんでした。
特にSFが好きでたとえ嫌いな監督でもスクリーンで観ずにはいられない私にとっては非常に困った監督なわけです。
・・・・そんなわけでさんざん迷った末に、自分としては精一杯の抵抗ということで5月6日の、なんと平日(?)それもなんと映画の日に千円で(こんな抵抗しかできないのかおまえは!!)新宿に観に行きました。
・・・・・で、どうなったかというと不思議なことに面白かったのだ。確かにこの映画、戦争物という大義名分で<殺し>がそれ程抵抗なく観ることができたこともあるが、まさかポール・バーホーベン監督の作った戦闘シーンで悲壮感を感じさせられるとは思いもよらなかった。もちろん目玉であるSFXといったら ゲッ!! というくらい素晴らしかった、一気にラストまで見せてくれます。(ラストは笑っちゃいましたが)
『ロスト・ワールド』でしっかりと血の匂いをプンプンさせてたスピルバーグ監督にガッカリしてただけになんかスゴーク嬉しかった。『スターシップ・トゥルーパー』も、これでもか!というくらい死体がゴロゴロ出てくるのだがあまり血の匂いを感じなかったのは『ロストワールド』のような陰湿な性質(たち)の悪さがなかったからだと思う。・・・・・というわけで気分がいいからオマケしちゃいましょう。
★★★★★
ポール・バーホーベン監督 やるじゃん!!!
パンちゃん(☆)(5月9日)
金はくれてやる。いらん。時間を返せ、というしかない映画だなあ。
予告編のときからCG丸見えの、駒落としみたいな昆虫の動きが気になっていたが、全編むちゃくちゃ。全くリアリティがない。合成丸出し。ザラ紙に印刷された、大昔の少年マンガだって、これほどひどくはない。次のラジー賞はこれで決まり。
それになあ、私は、昆虫もさることながら、整形手術丸見え、という感じの登場人物の顔が気に食わん。整形で、顔の表情がまったくなくなって、それでも俳優をやっていけると思っているか。ばかやろう。
「戦意高揚映画」という批評がどこかの新聞に載っていたらしいが、こんなもので戦意が高揚するはずがない。
こんなものにまで感想を書かんといかんのかと思うと情けなくなってくる。
シロ(★★★★)(5月7日)
sayaka@ns.adguard.co.jp
はじめまして。 公開初日、見てきました。
特別SFXが大好きではありませんが、採点は★★★★、、、
とにかくすごい迫力だったですね。
CGもすごいし、結構グロかったなぁ。
すごく良かったんですよ、ホント。
でも、内容というか、ストーリー的にねぇ。
・・・かなり矛盾しているとこが多かったように見受けられました。
でも、一回観ておいても損はないと思いますよ。
しかし、ホント、死体がいっぱいだったなぁ・・・
優吾(5月6日)
fwiy5060@mb.infoweb.ne.jp
コンニチハ.優吾ッス.グロかったッス.けどメチャクチャ面白かったッス.クランシ−・ブラウン<ショ−シャンクの空に の鬼看守>今回もスゴかったッス.ああいう役を演らせたら彼の右に出るものはいないッス.よって星★★★★★ッス.


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