スリーパーズ


監督 バリー・レヴィンソン 主演 ブラッド・ピット、ジェイソン・パトリック、ロバート・デニーロ、ダスティン・ホフマン

モモカ(★★★)
momoka@venus.dtinet.or.jp
私は恋人への誕生日プレゼントとして、この映画のチケットを選びました。
少年たちへの性的暴行のシーンが、とても下品だったら台無しだなあと思って観ていきましたが、あいまいな描写は品があり想像をかきたてられるもので、それはとてもよかったです。
でも、すごく重い話なのにちょっと短いような気がしたのは、デート中だったからかなあ?
ラストのあたりは、なんかむりやり終わったような気がしないでもない。
そのあいまいな感じがおしゃれなのかな?

パンちゃん(★★★★)
カメラワークがしっかりしていて映像が安定している。いろの感じも気持ちいい。60年代のニューヨークの通り、走っている車など、とても美しい。
特に、独房での回想シーンが美しい。天井から降ってくる光を掌に受け、その光のなかの回想シーンが美しかった。このシーンだけで★5個の価値有り。とても気に入った。私は好きなシーンがあると、それだけで点数が甘くなる。
前半の少年たちも生き生きしていて気持ちいい。
でもねえ、ダスティン・ホフマンと後半の部分のロバート・デニーロには何だかあまり感心しない。
少年たちのもっている純粋な輝き、苦悩の美しさ、切実さが、二人の雰囲気とあっていない。それが残念。デニーロは前半のバスケットボールをしている当たりはいい感じだが、年取ってからがいやあな感じ。(ちょっと説明できない)
ダスティン・ホフマンなど完全なミスキャストだ。もっと無名の、目立たない役者でよかったんじゃないだろうか。
少年たちと親しい女性の役をやった女優は誰だろう。バーブラ・ストライザンドかと思ってびっくりしてしまった。
マフィアのボスをやった役者はなかなかよかったなあ。もう一度見てみたい。
ケヴィン・ベーコンもよくやってるねえ。昔は『フットルース』(★★★)で「さわやか青年」をやってたのにねえ。偉い。ドナルド・サザーランドみたいになると面白いぞ。
ストーリーとは関係なしに、何か言いたくなる映画でもあるなあ。,br. 詳しい感想は批評コーナーを読んで下さい。


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