ス コア



監督 フランク・オズ 出演 ロバート・デニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド

佐藤 基(2001年10月7日)

(★★★1/2)
地味な作品だけど三人の大物スターの共演を観るだけでよしとしたくなる。デ・ニーロが大先輩のブランドを立て、ノートンが「あんたらの時代は終わったン や」(大阪に住んでいたというので関西弁)と噛み付くのが興味深い。フランク・オズと聞くと未だに「セサミストリート」やマペットや「スターウォーズ」で ヨーダを操ったり、ジョン・ランディスのカメオ出演の常連ぐらいにしか思い浮かばなかったが、ジャズのBGMと、場所がモントリオールのせいか昔のフレン チノワールの世界を彷彿させ、オズの幅広い才能を感じさせた。しっかしブランドの体格は、オーソン・ウエルズとタメを張れるくらいでっぷりとなったなあ。 「波止場」や「欲望という名の電車」の頃の体格に戻れと言いたい。それと、ノートンの知的障害者の芝居はマジでハマっていた。
とっぽじーじょ(2001年10月 7日)
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/4049/
僕はマーロン=ブランドという俳優をよく知らないんで,ロバート=デ=ニーロとエドワード=ノー トンを観にいったような感じ.エドワード=ノートンが完全にロバート=デ=ニーロに食われてましたねぇ.ただ,エドワード=ノートンが身障者のふりをする 泥棒を演じていた時,『レナ−ドの朝』を思い出しました.
話はな〜んか前半もたついてるし,退屈.盗みが始まってからだよなぁ...面白くなったのは.個人的には★★だけどエドワード=ノートンに期待したいので +★.
パンちゃん(★★)(2001年10月4日)
マーロン・ブランドって、何のために出てきたのだろうか。
老人、中年、若者という組み合わせで、人間がどんなに動きが鈍くなるか・・・ということを証明するためだろうか。
いやあ、しかし、前半は、そのマーロン・ブランドのせいだけではないと思うが、のろのろのろのろ、話がぜんぜん進まない。
最後の最後の金庫破り(?)だけが映画らしい。どうしてここだけで映画にできないんでしょうかねえ。
ジャズもわざとらしい。
ジャズでいうわけじゃないが、こうした映画なら、クリント・イーストウッドに撮らせてみたい。もっとしまった映画になっただろうなあ。
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あ、途中に出てくるハッカーの縄張り争いは、現代的でよかった。