スクリーム

まあ、これはいったい何から思い付いた映画なのでしょうか。監督、あるいは脚本家がホラー映画が好きなのか、ばからしいものと思っているのか、それもよくわからない映画です。
最後はもうむちゃくちゃ。結末のつけようがなくて、でたらめのしほうだい。おかげで笑いが止まらない。絶叫どころか、爆笑が止まらない、という変な変な映画。

映画館でものすごく久しぶりに「バカヤロー金かえせ！」という気分になってしまった…
前半固まっちゃうくらい怖かったので、後半の大ドンデン返しに思わずスクリーンに向かってモノをなげそーに…
あのラストでこの映画、始めの方で語られたホラー映画哲学を裏切っちゃうんだもん。ホラー映画は単純な方がいい。犯人には動機がないほうがいい。ハンニバル・レクターに殺人の動機があったかしら？
あとこれは私の哲学ですが、ホラー映画では「善」が「悪」に勝たない方がいい。その方が怖いから。実は最初の殺人は別人の犯行だった、とかゆーオチでもあれば、怖いのに…
はっ、もしかして、その手を使って続編を作ってたりして。
蛇足ながらホラー映画クイズがあれしかなかったのも不満！

前半というか中盤までは最高に怖かったのに・・・何だあのラスト！
定額のチケット代払っていたら確かにキレていたかも・・・(^_^;
「動機が謎だから怖い」と言っておいて、ちゃっかり動機があったりして・・・。うーん、まとまりのない展開だ・・・。
予告では無差別に電話を掛け、出た相手にホラー映画のカルトクイズを出し、正解できないと殺される・・・という今までにない斬新なホラー映画を予想させておいて、結局その面白いテーマは生かされなかった。納得いかんぞ！
なんで、ラストがありきたりの殺人事件の終わり方になるの・・・？
ああ、それが一番の疑問。

いやいや、みなさんいうよりおもしろいですってこれ。
異常殺人の恐怖と、学園ものとしての若者たちの青春と、そして見終わったあとの、くだらんものを観てしまったという脱力感がこの映画の中にはおりこまれています。
これは計算ですよ、制作者の。

これは結構好きだったんですけどね〜。ラストが良くないという方が多いようですが、じゃ〜どんなふうに終われば良いのさ？
パンちゃんさん！監督はかの有名なホラ〜監督のウェス・クレーブン(Wes Craven)ですよ。エルム街の悪夢、ショッカー、などなど撮った人ですよ。
この映画はホラーだと思って見てはいけません。あれは、ホラー映画通が見て喜ぶパロディーです。だから、いろんなホラー映画に関することなどが映画中に入っていたのです。そういうわけで、あまりシリアスに取らないで軽〜く見てください。とても笑えます。

この映画、なんの期待もなく、どんな映画さえも知らずにみにいきました。しかし、おもしろい！おもしろい！
はなしのテンポがよろしかったのかしら？
見終わった後、ニヤニヤがとまらない映画でした！
もちろん「スクリーム２」も楽しみです！
「I Know What You Did Last Summer」（邦題が？）もたのしみ！
しかしこの映画やっぱし賛否両論みたいですね！