スウィンガーズ


監督 ダグ・リーマン 主演ジョン・ファブロー、ビンス・ボーン、ヘザー・グラハム

reina(5月28日)
reina@osula.com
私は流行る前からずっとスィングが大好き。スィングキッズだって見たくらい(これにはノアワイリーとクリスチャンベールが出ているという特典もあった)。さて、スィングですが、本当にロスでは流行ってます。なぜ、今スィング?と思うのですが、ホントに流行っていて、あちこちのクラブでスィングナイトをやってます。
さて、映画のほうですが、おもしろかったですよね。私は数か月前にビデオでやっと見たんですけど(ストーリーとかな〜んにも覚えてないんですゥ)。パンちゃんのおっしゃる通り、聞いたことない人ばかりですね。特に監督。きっと友達なんでしょうね。主人公を演じたジョンファブローはこの映画のプロデューサーでもあり、脚本家でもあります。彼はDeep Impactに出てるので、お楽しみに。Vince Vaughnはロストワールドで有名になりましたね。彼は、昔からテレビに出たりしてた様ですが(映画にもちらちら出てたみたい)、リメーク版「サイコ」ではノーマンベーツを演ってくれる予定。この映画はジャネットリー扮するマリオンクレーンをAnne Hecheが演ってくれます。彼女の妹役はジュリアンムーア。今のところ、監督はGus Van Santなので面白いことになりそうです(ヒッチとはずいぶん違うだろうけど)。
結局私は何を言いたいのかというと。。。この映画、結構地味におもしろかったよ〜ってことでしょうか??
パンちゃん
あ、あ、あ、久々の文字化け。私はカタカナ名前に弱い。見当がつかないので、そのまま掲載しました。
麗奈さん、あとで教えてね。
ダグラス タガミ(★★★)
tagami@nick-net.co.jp
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tagami
星は、3つです。
誰も興味を持たない映画でしょうが感想を書きます。
女、ファッション、ダチとつるんでグダグダやってる映画です。
裕福な世界にはいるのだけれど、なんか閉塞感があって、夢見て飛び出したけど、でも、実際には仕事も無くて。
それが女の一件に集約されているように感じます。
私の中学1年頃の映画、”ワンダラーズ”の現代版に感じました。
内容的にはもう憶えていませんが、なんとなくそう感じてしまいました。
何故かなぁ。時代背景が似てるからでしょうか。
あのころは、閉塞感が、ベトナム戦争とかかも知れませんが。
はじけないダラダラした青春映画を見たい方は、どうぞ。
ラストは、綺麗に終わってるので嫌な気分にはなりませんから。
私は、好きです。この映画。
でも、米国で流行っているのでしょうか?
このスウィンガーズの行動は?聞いた事が無いけれど。知りたいです。
パンちゃん(★★★★★)(11月2日)
出演者の名前を見て、誰が誰だかわかりますか? 私はわかりません。監督もわかりません。きっと、みんな売れない「新人」(けっこう長くやっているけれど、売れないかぎり、「新人」でしかないスターの卵たち)なんだろうなあ。
最初のほうの男二人の会話がなかなかおもしろい。
失恋して半年、昔の女が忘れられずに「うじうじ」している。まるで女の失恋の会話と同じ。失恋に女も男もないんだけれど、こういう「うじうじ」した男はなかなか映画のテーマにならなかった。(ウディ・アレンが、幾分、気弱な男を描いているけれど……)
この「うじうじ」をおもしろいと思うかどうかで、この映画の評価はわかれるな、たぶん。
私はおもしろかった。何といっても「新種」の映画だ。「等身大」を描こうとする「新種」だ。「つっぱり」というものがまったくない。この試みはおもしろい。(あらゆる映画は「等身大」ではなく、「等身大」以上のもの、夢を描いている。あるいは「つっぱり」を描いている。)
友人に励まされて、昔の女を忘れようと、新しい女をナンパするのだが、その女にまで、失恋の相談をするところが傑作だし、その話を聞いた女が男に同情するのも傑作だ。まるで女が女に同情するように、女が男に同情する。
うーん、男女平等はここまできたのだ。
で、結果はどうなるか、というと、これがまた、人を食っている。というか……恋の不思議さをそのままが描いている。
なぜ人は人を好きになり、あるいは嫌いになるのか。わかんないんですよねえ。そんなこと。突然好きになったり嫌いになったりする。それが実にあっけらかんと描かれている。
ウディ・アレンなら、哲学の一つ(ユーモアあふれるせりふ)でも付け加えるだろうが、ここにはそんなものは一つもない。これも「新種」だ。
この「新種」は「新種」ゆえに、行方がまだ定かではないが、確かにここから新しい映画が始まるということを感じさせる。その予感が楽しい。
まだ「映画になっていない」という印象が強いかもしれないが、そうだとすればそれはたぶん、新しすぎて、観客にそれを受け入れる準備が十分できていないからなのだと思う。


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