タイタス




パンちゃん(★★★+★)(2000年12月13日)

シェークスピアが原作。それを映画というよりは舞台感覚で撮った映画。 最初の兵士の帰還、レイプされた女性の手が枯れ木になっている部分、現代と過去の風俗が交錯する部分など、その舞台感覚がとてもよく生かされた部分だと思 う。 特に現代とローマ時代が交錯する部分は、見る側の視線を引っかき回すので刺激的だ。 でもね……。 シェークスピアの台詞をそのまましゃべったのでは映画にならない。余分が多すぎる。特に独白がうるさい感じがする。 ま、斬新な映画ではあった。