タイタニック

監督 ジェームズ・キャメロン 主演 レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット


石橋 尚平(★★★★★) (7月23日)
shohei@m4.people.or.jp

「タイタニック」は奇跡的な映画である。情けなくなるほどの下手くそさと、圧倒的な巧さが見事に同居している。そして結局は圧倒されてしまう。タイタニックを観た後も、キャメロンは私の好きな監督ではない。だけど、「タイタニック」は素晴らしい。ディカプリオが好きではない女性も、ジャックを理想のヒーロー像としてのめりこんでしまうように、「タイタニック」は本来ある、いい悪いの基準を超越して、圧倒的な素晴らしい映画になっている。キャメロンは相変わらず、下手くそなのに…。タイタニックのマンガみたいな悪役達の薄っぺらさは、「エイリアン2」の2人の女を前にクイーン・エイリアンが卵を産むシーンとか、「T2」の地球滅亡の唐突なイメージの挿入シーンのように、ただただ薄っぺらく、マンガ的で何もない。安易な物語に浸ることを観るものに余儀なくさせるほど単純である(まるで船室に進入する冷たい海水のように)。だけど、この映画は随所に物そのものが露呈している。この映画は人間の映画ではない。物の映画なのだ。タイタニックが必然的に沈むことを語る設計士のセリフのようにMathematical Certainty(字幕では物理的原理と訳していた…)でもって、物を露呈させる。斧を持って地下通路を駆けるローズは、「シャイニング」を思わせたけど、「シャイニング」のホテルという物質が発散させる物の怪や空気を描いているのに対し、この船室通路は物そのものだ。発散されるオーラもない無機的な物。流氷という物に激突し、物が壊れ沈みゆく、船室空間は冷たい水という物質に浸され、船から放り出されると、絵のような大海原と満天の星空…。沈みゆく船で有機的でバラパラな必死の動きをする大勢の乗客のように、私たちは物語に必死にのめり込むことによって、かすかな救済の望みを得ようとする。私も、一緒に観に行った彼女も泣くしかないのだ。マンガのような薄っぺらさがここでは圧倒的な感動として奇跡的に立ち表れる。私はラストシーンの一連のシークエンスが本当に素晴らしいと思う。甲板からダイヤを海に落とす老婆から、パーティルームにつながる階段への回想…こんな美しいラストシーンはそうあるものではない。奇跡的な美しさとしか言いようがない。
ゆん(★★★☆)(6月10日)
junny@ma4.justnet.ne.jp
この映画、3と3/4回見ました。3/4は、見ていたドライブインシアターで、フィルムが焼き切れてしまったため。 素直に上っ面を見ている分には非常によい映画でした。泣きました。このまま素直に感動していたかったんですが、設定のおかしさも目に付きますよね。何であんたがそんなことを知ってるの??みたいな・・・。
既にご指摘が多数あるように、ただの貧乏絵描きのジャックが、その存在を超える活躍をしちゃってるところなんか、興ざめですね。ジャックが、というよりディカプリオが、って感じで。
私自身は、ローズ役ケイトの体格がよかったことは特に気になりません。細身のいかにも〜な人がやるよりいいかなと思ってました。何をやろうとケイト好きですし。
いくつかのサイトで、元の脚本がのっていたので読んでみましたが、セリフ回しは映画の方がいいのだけど、実際の話の流れとしては脚本の方がわかりやすいですね。
今、「完全版の作成嘆願署名」を海外でやってますが、そうなればもっとわかりやすくはなるかも。
ふむふむ(5月30日)
huka1092@yominet.or.jp
結局は刑事プリオじゃなかったデカプリオのラヴロマンスじゃないかーと★ひとつ
その割には相手の女優がいまいち小顔じゃないじゃないかーと★ふたつ
ああ、讃美歌を知ってて良かったと最後の演奏に★みっつ
死体累々の洋上にもう半分
言わずもがなのパニックシーンにもう半分
だから★は、えーっと、まあ1800円だーい。
あきこ(5月20日)
KYV02246@niftyserve.or.jp
初めてメールを送ります。
とりあえず結論から言うと、ずっと泣けた。私はみんなと比べて半端じゃなく泣きはじめが早かった。何といっても始まってすぐですから。何で、そこから泣けるのかっていうと、この人たちは、タイタニック号が沈没するとも知らず、楽しそうだし、「私はこの豪華客船に乗れるのよ!」って感じで自慢げな人もいたんだろうし・・・この後の悲劇を思うと冒頭の華やいだいい感じの雰囲気ですら私にとっては悲しかった。
だから、ジャックをはじめ、登場人物が幸福な顔をすればするほどジワーッと目頭が熱くなったのでした。そして、例の沈没シーンやジャックの死では、号泣。
でも、見終わって時間が経てば経つほどいろいろな設定が雑だったっていうか、もうそこまで手が回らなかったのねって所があり、映画を見ている最中にそこに気づいてしまった人は「ちょっとまった」って感じなんでしょうね。主役を人間におくとそうなってしまうが、あくまでも主役はタイタニック号でジャックですらタイタニック号の脇役ぐらいに見とけば、勘弁できるんじゃないでしょうか?
そして1つ質問ですが、漂流しててローズが目を覚まし、ジャックが死んでいる事を知り、ジャックを海の底へ送りましたよね。なんで沈めてしまったのですか?死体でも一緒に助けて欲しいし、医者に見せるまでは、まだわからないって思いませんか?よろしかったらご意見お願いします。(長くなっちゃってすみませんでした)
今西文(5月18日)
fwie5033@mb.infoweb.or.jp
泣けた泣けた、しかも笑いもあった。2時間30分の長さも感じないほどのめりこんでしまった。もっと、タイタニック号に乗船していた人々のドラマや、詳しいことを知りたくなった。
アカデミー賞も納得の作品です。是非見てください。
Colles(5月8日)
colles@sam.hi-ho.ne.jp
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/colles/
おもしろかったです。
けして見て損はしないので★★★★です。
ストーリとか人物表現は、なんだかねぇ。
わかりやすくて、万人うけの映画をつくりましったって、いうかんじですね。
もし恋愛映画として作ったらどうなるのかなぁ。
そうしてくれたら、もっとうれしかったなぁ。
タイタニックに焦点があってても、いいよねぇ。
結局あれもこれもよくばりすぎてて、どれをとっても中途半端かもしれません。
そりゃあ映像エンターテーメントとして楽しいけれども。
こういう映画ばかり作ってたら、そのうち映画みる人は、いなくなってしまうのじゃないかしら。
ダグラス タガミ(5月7日)
tagami@nick-net.co.jp
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tagami
すごい映画ですね。GWに行ってもまだ、満席立ち見状態です。すごい。
内容もすごい。アラを探せばきりがないので何も書きませんが。
L.Aコンフィデンシャルも観ましたけど、オスカーに値するのは、どっちというのも考えてしまいますね。私自身、映画は脚本と演技者と雰囲気がかみ合ったものが、優秀だと思うので、今回のアカデミー作品賞は納得できません。
でも、この映画のようにお金と技術によって生まれる圧倒的なスケールの大きさも映画だからこそ実現できたのでしょう。だから、すばらしいと言う意見も理解できます。
しかし、私は、泣けなかった。プラトニックなら最後でウルウルきたかも知れないが。
ヤッちゃったら(下品で失礼)駄目だよ。全く。しかも、車の中なんて。
なんて、お下品な。許しません事よ。ってな感じです。私の彼女も同意見。
故に、スケールの大きさとCGの技術に対して星3つ上げます。
のはら(★★★★★)(3月7日)
oooo@kt.rim.or.jp
http://www.kt.rim.or.jp/~oooo
遅ればせながら見てきました。予想に反してどっぷりはまって見てしまいました。単純なストーリー、よくある泣かせ技の映画だ・・・と思ってました。ところが!
そんなことふっとぶ迫力でした。役者の好演も光っていたと思います。あれだけのスケールの構想を映画という形に結晶させた監督の力もすごいと思います。
ディカプリオもケイトも素敵でした。「セブンイヤーズ・・・」では映画自体には感動したモノのブラッド・ピットがなんとなく軽くて嫌みな気がしてしまったけど、ディカプリオ君はそのやんちゃさ、純粋さが素直に伝わってきました。これはやっぱり演技力なのでしょうか。
そしてこの映画の余韻を大きくしたことは、パンフレットに書いてあった小説の存在です。タイタン号という豪華客船が沈む、まるでこの事件を予言した内容であるらしい小説。
20世紀初頭のこの事件を世紀末に見直すことは何かの運命であるかのような気持ちさえわいてきます。
19世紀末に書かれたその小説の名前は「愚行」というそうです。
とにもかくにも、あれだけの作品を創られた監督に敬意を表します・・・
ついでに一言、パンちゃんの感想のところに登場していた「世界中がアイラブユー」、とっっっってもファンタスティックでよかったです。
mina(★★★★)(11月2日)
k-hosoya@ka2.so-net.or.jp
長い。3時間はやっぱり長すぎる。ディカプリオファンは拍手までして喜んでたけど...まず冒頭のシーンや脇役が多いし、タイタニックが事故にあうまでは普通の恋愛映画のノリで、悪くないし少しコメディがあるけど拍手する程じゃない。でも音楽やタイタニックの豪華さ、終盤のパニック・ムービーの盛り上がり方はすごいし、極限状態の人間の描写はすごい。それに二人の愛はロマンチックで感動的。特にヒロインが強くはかなく美しく、とても魅力的で最後は彼女に釘付けって感じでした。長いけど、面白かったです。
ひろみーぬ(★★★★★ふんぱつしちゃえ!!)(12月22日)
sasukesuzuki@msn.com
うーん。私は、長さをむしろ感じなかったなあ。大体大まかに自分でシュミレートしていた事もあるけど。前半ラブストーリー、後半パニックってね。近頃珍しく万人向けに、わかりやすい娯楽映画だと思う。
むしろ、いろいろな意味で伏線の多いストーリーなだけに、心の中でまだ、沈むなよ・・って、ふうに、ローズとジャックの盛り上がりを時間一杯楽しめたし、沈没している幽霊船のようなタイタ二ックの中から、きらびやかな当時の様子に浮き上がって来るところの盛と衰の対比なんて、若さいっぱいのローズと老女になった彼女にも表れてて、手法がおもしろかったです。解り易すぎて、本当にふかーく映画をヨムひとには退屈かな。でもレオナルドって、どうしてあんなに、透明に演じられるの?(子連れでも赤面しないラブシーンの清らかさ・・ロミジュリよりもずっと現実的なオトコやってるのに)それは、彼がまだ成長過程にあるからかもしれないけど、そのさらっとした様子が、もしかしたら、この映画の一番の娯楽かもしれない。映画の中でも乗客名簿にも乗っていないっていう設定なだけに非現実的存在のジャックが深く心に残ります。
とにかくお金かけて成功した、やっぱりアメリカは凄いと思わせるものでした。パニックシーンはどっひゃーって感じ。良かった!!
パンちゃん(★★★★★)(12月22日)
久々に映画らしい映画。存分に楽しめます。
私はこの手の映画は大好きだ。恋愛があり、パニックがあり、涙があり、感動がある。映画の必要な要素が全部ある。
文句を言えばいろいろあります。たとえば、ケイト・ウィンスレットが怖い。『日陰のふたり』のような複雑な恋愛には適役だが、この映画のような純愛には適役とはいえないと思う。妙な迫力がある。でもねえ、それが必要なんですよ。ディカプリオは何だか透明すぎて、彼だけじゃパニックを乗り切れない。ウィンスレットの何ともいえない迫力(古典的な美形の表情、肉体の力強さ)があって、冬の海のパニックが乗り切れるのだと思う。
しかし何といってもタイタニックの沈没シーンのスペクタクルがすごい。予告編だけで大感激だったが、本編でもやっぱりすごい。
船が直立し、真っ二つに割れ、水面に落ち、それからまたひっぱられるような形で直立し、沈みはじめる。すごいですねえ。日常では絶対に見ることのできないシーン。映画の醍醐味ですねえ。
その衝撃に人間が耐えられるかどうかなんか関係ないんです。スペクタクルそのものが魅力なんです。こういう場面では嘘がいくつあってもいいんです。嘘に感動したいんですから。
スペクタクルとは関係ない人間のありかたもさりげなく描かれていて、それもいい感じでした。たとえば「成り金」(キャシー・ベイツ)の、それなりの人間性とか、タイタニックの設計者の苦悩とか、楽団の心意気とか……。(楽団の演奏には涙が出ました。観客のずずっずずっという鼻水をすする音もいい効果音でした。)
『世界中がアイ・ラブ・ユー』(まだ見ていない)というような作品は、こういう作品があるからこそこころに響いてくるのだと思う。
麗奈(12月27日)
reina@osula.com
今年の夏頃には皆でばかにしていたこの映画ですが、よかったです。この映画を見て、すっかりJames Cameron監督のファンになりました。それも脚本も自分で書いてますからね。
レオはちょっと若い(?)気がしますけど、最初に船に乗ったときの清々しさを演じられる若手俳優は他にいないでしょう。でも、私はレオとケイトのロマンスよりもやはりタイタニックが主役だったと思います。
一番泣けたのは船の設計者が死ぬ覚悟を決めるところと楽団の人達が最後まで演奏し続けるところでした。設計者が自分がもっと強い船を作っていたら...と言うところと楽団長が今夜はあなたたちと演奏ができてよかったみたいに言うところは涙が止まらず、洪水状態でした。泣いてることも気付かなかったくらい入り込んでました。タイタニックを遠くから写す場面なんかはいかにもコンピュータグラフィックスという感じでしたが、このスケールの壮大さは見なくてはわからないですね。
私が1997年に見た映画トップ5にはいる映画でした。
Yoshida(★★★)(12月31日)
(Yoshidaさん、ごめんなさい、E-mailアドレスが手違いで消えてしまった。ご連絡ください)
思っていたよりはおもしろかったように思うが、沈没シーン以外あまり覚えていない。
この映画が流行る理由は1つしかないと思う。「レオナルド・ディカプリオが出てるから。」
でも私はこの人、嫌い。
新井亜美(1月1日)
arai0123@jb3.so-net.or.jp
レオはカッコイイ☆☆☆☆☆☆☆
レオは演技が超うまい☆☆☆☆☆
レオさいこー!!☆☆☆☆☆☆☆
きりこ(★☆)→1.5個(1月5日)
yt0408@alpha-net.or.jp
船が沈没するシ−ンはすばらしいし、他にもいいところはたくさんある。個々のパニック映画・恋愛映画としてはすごい。でも、この映画はある一つの点において大失敗と言えると思う。
「現在」のタイタニック号探検家たちに、テクノロジ−の過信というものを象徴させてるのも(ありきたりだけど)まぁいい。だけど、ラスト、彼らが「タイタニック号探検をやめる」といいだすところで、はたしてロ−ズの話のどこがそんなに彼らの心を動かしたのか、わからなかった。
テクノロジ−(人間のテクノロジ−への、そして人間自身への過信)の限界ということは描かれていたし、それがタイタニック号の永遠のメッセ−ジだろう。
しかし、その、テクノロジ−と対比して人間性を描くことにこの映画は失敗したと思う。
人間という面において、ただの恋愛ものでおわってしまっている。船が沈むまで演奏を続けるオ−ケストラなど、所々いいかんじの人がでてくるのに、それがパニックの中で端的にしか出てこないため、なんだかよくわからないただの背景と化している。キャシ−・ベイツを無駄遣いした感もある。
そして、婚約者・母親の人物描写が希薄。これが一番気に食わない。実際の人間って、もっと深いものだと思うのに、この人たちはただの脇役。婚約者は金の猛者。なんて単純なの。しかし、これは、まだ、まだ我慢できる、母親に比べれば。母親が、娘に対してこんなに単純でいいのだろうか・・・。こんな親では全く現実味がない。キャメロンも「シャイン」をみてちっとは研究してから脚本を書いた方がよかったかもしれない。
人間を描けていない、ゆえにこの映画は私の中で単なるパニック映画(プラス恋愛)におわった。なんてことはない、よくあるハリウッド映画じゃん。アクション映画(プラスちょっとした感動)ってやつ。なにが”世紀の映画”だ。
いろいろとかいてしまったけど、私は一気にキャメロンがキライになった。一生シュワちゃんと映画作ってた方がよかったように思う。
”アカデミ−賞全部門で最有力”と宣伝してるけど、私の予想では、キャメロンお得意の視覚効果賞・音響賞といったところだろう。
拍手までして泣いてた人もいたけど、誰が何といおうと、私はこの映画がキライだ。一緒に観に行った友人はディカプ−がかっこよかったといって、喜んでいた。
今回は「セブンイヤ−ズ」でハンカチを忘れて大変だったという経験を活かして、しっかりハンカチを持って行ったのに、ハンカチ君は使われずじまいだった。
石井 淳(★★★★☆)(1月20日)
address: ishii_jun@ongo.omron-at.co.jp
はじめまして。今日(1/20)初めてこのHPがあるのを知り、タイタニックについてと、詩のことで聞きたいことが有ってメールします。
タイタニックはもう一月前に見た映画だが、いままで見た映画の中でBEST5には入ると思います。
確かに、人間関係の希薄さ、レオとケイトとの関係、あと、映画の最後の方にベッドで一緒に最後を過ごす老夫婦の話の映像はあるが内容が語られていないなどなど不満はある。
細かな点でやはり人間描写が出来ていない。と感じた。
だが、それにまして映像、迫力、感動が僕の心を打った。レオについては好き嫌いがわかれるだろうが、ケイトについては、はっきし言ってキャスティング変更を望みたい。でも、良かった。彼女と見に行ってたんですけど、こいつは沈没のときケイトのように戻ってきてくれるだろうか?なんて考えてました。
映画ってそうやって自分と照らし合わせながら見るのが一番楽しいですね。って僕はおもいます。
あと、詩の事で少し。
アメリカの現代詩(ビート派と呼ばれる人たち以前)でお勧め詩集があれば教えて頂きたいのですが・・・。
また、メール送りますね。
ps
自己紹介の(猫嫌いとか書いてる)ページ、書き方が上手いですね。
見た瞬間、くそっ!はまった!見たいやんか!って思っちゃいました。(その瞬間もうマウスをクリックしてましたけどね・・。)

パンちゃんから あ、うれしいなあ、詩のコーナー読んでくれたんですね。
私は実は詩人なんですねえ。誰も詩人と呼んでくれないけれど。(しくしく。)
お訊ねのアメリカ現代詩(ビート派)については、実は私は詳しくありません。本当のことを言うと、「詩人」を名乗っている(?)とは言うものの、詩はあまりしりません。
私の書いているのも「詩」なのかどうかよくわからないけれど、他の人が「詩」と言ってくれるので「詩」かなあ、と思っています。
最近読んだものではブコウスキーの詩集がおもしろかった。
中井久夫が訳したリッツォス(ギリシャ人)の詩も、とてもおもしろい。中井久夫の訳したカヴァフィスも刺激的で、私は、「盗作」と言われるのを承知で、あれもこれも真似してみました。とてつもない名作です。
質問に答えることができずに、ごめんなさい。
最近の日本の詩では堀内幸枝の『九月の日差し』(思潮社)池井昌樹の『晴夜』(思潮社)小長谷清実の『藁科、その他の旅』(書肆山田)が傑作です。荒川洋治の『渡世』(思潮社)もすごいなあ。
じゅんこ(★★★★)(1月26日)
junko003@eis.or.jp
http://www.eis.or.jp/muse/junko003/index.htm
ひさびさにツっこみがいのあるヘンな映画の登場ですね!
神様、ジェームズ・キャメロン様ありがとう。
ケイト・ウィンスレットの体型とドレスの時代考証のせめぎあいといい、ただのビンボーな絵描きのくせに何故か船内の抜け道から氷点下の海でのサバイビング法まで熟知しているディカプーといい、ご丁寧にローズの絵を金庫にしまい直してくれた全身タイツ…しつれい…ビリー・ゼーンといい、なぜか乗客のローズに救命ボートの数が足りないことをペラペラしゃべってしまう超軽率な設計士といい、3年もタイタニックの財宝を追っていたくせにローズに聞くまでそんなことも知らなかったノン気な?ビル・パクストンとその仲間といい(ところで探索やめたってゆーのはいいけど、あんた3年もお金出し続けたパトロンへの言い訳はどうするつもり?)
ヘンなキャラ満載!鑑賞後には友人とたっぷり語り?あってしまった。いやいや3時間たっぷり楽しませていただきましたです。


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