天使が見た夢


猫(3月6日) goronyan@d1.dion.ne.jp
星4つ(少しオマケ)です。
結構 評判のいい映画なので 最終回の今日(モーニングショーではやるけれど観れないので)仕事が終わってから 走りこんで タイトルがでてから 観ました。(1.2分遅刻)
すごく存在感のある映画です。
私は女なので たぶんしーくんよりは 主演の2人は理解できたと思います。
感想を書くと かなりネタバレになってしまうので 以下読まれる方はご注意!
マリーが イザのいうところの 「ロクでもない男」にグングンと惹かれて ボロボロになっていってしまう気持ち。
傷つくとわかっているのに それでもつかの間の 夢が見たくて 会いに行ってしまい、又 彼を信じた 自分は愛されている と思い込む(思いたい)気持ち。
こんな恋におぼれたことありますか?
こんな風に自分をボロボロにしたことありますか?
対照的になってしまった2人の 天使たちが それぞれ みごとに描かれていたと思います。
ただ ハッピーエンドではなかったので、もう1度 観る勇気はありませんが。
  イザベルに共感できる人は たくさん見えると思います。イイコです。
でも マリーも わかるんですよ。 そんな恋をしたことのある人には・・・。
しーくん(★★★★)(2月22日)
kanpoh1@dus.sun-ip.or.jp
ううううう・・・たいへんむずかしい映画を見てしまいました。予告編等で気に入った作品しか見ない私にとって、この映画はさまざまな初体験を味あわせてくれました。この作品は試写会に当選して見る機会があったのですが、そうでなかったら見なかったと思います。某ファッション雑誌主催だったこともあり、観客のほとんどは女性でした。で、見終わった後凄い脱力感がおそってきました。何とも表現が出来ない作品なので最初はコメントするのをやめようと思っていたんです。とても私の力ではまとまらないと思ったので・・・、しかし日が経つにつれて色んなシーンがよみがえって来るんです。自分でも不思議なくらいに・・・・。さてさて、ストーリーですが、イズとマリーという2人の女性の青春を描いたドラマです。実際は3人と言った方がいいかもしれません。街から街へリュック1つで気ままに移り歩く生活をしているイザは、ふらりと訪れた街でマリーと出会います。マリーは、交通事故にあった親子の住まいの留守を預かり、そこにイザが運良く転がり込みます。ある日、イザは意識不明の娘サンドリーヌの日記を見つけ読み始める・・・。 一方マリーは、ひとりで街をふらついていた時に、急場を救ってもらったことから、有名な金持ちの息子クリスと知り合う・・・(ごめんなさい。ストーリーはパンフレットから抜粋しました)。結局イザはサンドリーヌの日記を引き継ぐ形となります。普通こういった作品では感動を盛り上げる為にBGMが流れますが、本編では一切流れません。全編を通してもBGMは、ほとんど流れないんです。まあ流れっぱなしの映画も困りものですが、このように逆の映画は初めてです。しかし、しっかりとした脚本と、カンヌ映画祭の主演女優賞を2人がW受賞した演技が光り、2時間近くある上映時間を退屈する事はありませんでした。ただ、凄く良い作品であるのは認めますが、どうしても2人のどちらにも、感情移入する事が出来ないんです。気のせいかもしれませんが、上映が終わった後、会場を出る人はほとんどが無口でした。まあラストがああいう終わり方だった(ハッピーエンドでは無いとだけ言っておきます)せいもあるでしょうが・・・・大阪では3月下旬から公開なので、機会があればもう1回見たいなあと思っています。1つ気になったというか目に付いたシーンがあったので書いておきます。イザはヘビースモーカーなのか、たばこを吸っているシーンが多いのですが、そのたばこの長さがいずれのシーンも非常に短いんです。もう普通なら捨ててしまいそうなくらいの長さなんです。このたばこで監督は何かを訴えたかったのでしょうか?


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