デビル
監督 アラン・J・パクラ 主演 ハリソン・フォード、ブラッド・ピット
ミワ(2月26日)
miwa.f@infotopia.or.jp
ほんと、ブラピがいなきゃ金返せ。
これの前にすばらしいアイルランドもの2本見ちゃったので、なおさらです。「マイケル・コリンズ」(監督ニール・ジョーダン)と「ナッシング・パーソナル」(監督S.オサリヴァン)、どなたか見ました?私は両方、5ツ★つけたいです。
ななんぼ( 星はちょいサービスで2,5個。)
fwic2695@mb.infoweb.or.jp
脚本にはムチャクチャ不満はあるが(特に後半!)ハリソン・フォードとブラット・ピットというご贔屓の俳優が共演しているため、ついつい観てしまい、なんだかんだ言いながらこの作品を庇ってしまう自分が悲しい。
ちなみに0.5は音楽のポイントです。
私、あのサントラが大好きで、今年観た中ではイチオシのサントラです。
じゅんこ(★★)
E-mail:junko003@eis.or.jp
http://www.eis.or.jp/muse/junko003/index.html
body: ある日しがないお巡りさんのトム(ハリソン・フォード)は捨て犬を貰ってローリーと名付けました。ところがある日トムの友達のエディを噛み殺してしまったことからローリーは保健所に追われることに...(しまった、コーナーを間違えた)
この映画の見所は途中から「もう泣きたい」と思っているのがありありと分かるブラッド・ピット。ギャラも半額以下なのにこの仕打ち。かわいそうすぎる。
アイルランド人もびっくりのラブリーなベルファスト訛りに★ふたつ。
パンちゃん(★★)
うーん、安上がりな作りだ。思わず、声に出してしまった。ハリソン・フォードとプラッド・ピットの出演料で予算がなくなってしまったのか。なんとも退屈。映画の豪華さがない。
テロリストという存在は、日常的にドンパチやっているのではなく、日常は、日常の奥に潜むようにして生活している----そうした点を丁寧に描きたかったのだと思う。単なるアクション映画ではなく、テロリストの抱え込む、日常の緊密な時間というものを描きたくて、この映画は、わざと大げさなアクションシーンを拒んでいるのだと思う。
しかし、どうしようもなく甘い。
『ファーゴ』は殺人事件の日常を描いて出色の作品だったが、『デビル』では、その日常の描き方が、どうも甘い。
『ファーゴ』が殺人事件というより、むしろ日常、人間というものを描きたくて殺人事件の枠を借りていたのに対し、『デビル』は、日常が単なる飾り物になっているからだろう。視線が日常の奥にまで届いていない。
大追跡のすえ泥棒を捕まえてみたら、コンドームの万引きだった、それをハリソン・フードが演じる警官はみのがしてやったというようなエピソードは、警官の心情を描くにしてもお粗末すぎる。相棒の過失(殺人)を救うために嘘つくべきかどうかと悩むシーンも、どうもしっくりこない。
前半の、テロリストを支援する判事、テロリストの隠れ家として警官の家を斡旋する----というようなスリリングなスタートからすると、間延びしすぎている。
話のオチが男の友情(?)というのも、どうにもしけた感じだ。
非常に不全感の残る映画だ。脚本が悪い、悪すぎるのだ。
本田冠賢(★★)
E-mail:khonda@sta.go.jp
同感。星2つ。ブラピが出演してるから。金返せといいません。