天使がくれた時間




(2001年5月10日)
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★★★
過去のあの時こうしていたら・・・・と またまた過去をやり直したい・・というお話。
『キッド』といい なんだかこういう話が多いぞ!ハリウッド・・・・・『薔薇の眠り』も 現在をうとんでいる話だし。
原題は『THE FAMILY MAN』
うん。こっちの題名の方が納得できる。
『キッド』のときも感じたのだけれど、仕事に生きるのってそんなに悪い?
クリスマスに一緒に過ごす家族がいないのってそんなに侘しい??
私が6人3匹家族だから 当たり前すぎて 逆に家族のありがたさがわかんないのかもしれないけれど最近のアメリカ映画って 本当に”家族ブーム”だ。
彼がそんなに昔の彼女を思っていた・・という描写とか 仕事一筋をうとんでいる・・・というシーンがほとんどないのにいきなりあんな風に時間がスリップし てしまって まず???
子供と一緒に暮らしているときのリアリティにあふれる逸話(おしめ替えとか背広の値段とか)はそれなりに面白かったけれど「好きなことをやっていいのよ。  ついて行くわ だってあなたを愛しているんですもの・・」というセリフには辟易してしまった。
子供二人の生活抱えている(しかも自分はボランティアだから収入ないでしょ??)母親の言うセリフではないぞ〜〜〜!!!!
あれは男の願望だ〜〜〜〜!!!
・・・・というところで私は天使のくれた時間からさめてしまった。
多分 彼はこの言葉で「FAMILY MAN」に目覚めたんだろうけどね。
まぁ・・過去が替わるのではなく 現代の自分たちで今からやっていこう・・としているところは『キッド』よりマシだけど
それにしても・・・・
彼女もまだ独身だった・・ってのは 出来すぎてない?? 昔の彼女がまだ自分を忘れずにいてくれるなんてやっぱり 男の願望!!(爆笑)
ケンイチ(2001年5月6日)
 これは映画の出来とは関係無いんですけどクリスマスキャロルなんだから、12月に封切ってもら いたかったな。独身エグゼクティブのクリスマスキャロル家族愛版、但し主人公は悪人じゃないからあんまし酷い目には会わない。脚本はあきさせないように出 来ているし、ちゃんと笑わせてくれる。ティア・レオー二の奥さんは倦怠期と隔絶しててくたびれていなくて可愛いい。ダニー・エルフマンの音楽はシザーハン ズを観た人にはサブミニナルに心を揺り動かす。チャント、雪に音楽が被さる。主人公がオープニングで下手糞なカンツォーネを声を張り上げて歌うがこれが伏 線。主人公は昔の結婚記念日のビデオの中でも下手糞な歌を妻に捧げるのだけど、この二つの歌で、全く異なった人間が表現されている。タイヤセールスマンの 主人公に一番、感情移入しました。クライマックスで主人公は現実に直面するのだけど、最後はハッピーエンドで幕切れ。ただ、私は過去は取り戻せない、ラス トも一夜の夢と解釈したいです。 辛口コメディーなんだけど若い頃を思い出して感傷に浸りました。それにしても、天子は善意で時間をくれたのか、戒めも入っていたのか、キリスト教がわから ないので、うーん良くわからん。ニコラスケイジはあんまし良い役者だと思っていないので、観る前はビデオで充分だろうと思っていましたが、映画館で見て良 かったです。
★★★★