どら平太


監督 市川昆 出演 役所広司

ふむふむ(2000年5月19日)
 『どら平太』 の感想の続きなんだけど、 「評」のあとにおもいついたので、一言。
なぜ、期待はずれだったか、わかったよ。
結局、悪人が一人も死なないんだよね。
パイプ役がひとり、自害するだけでさ、 まあ、見てないっていうから、もう書かないけどさ。
これで、めでたしめでたしなら、水戸黄門じゃないか。
  やっぱし、「用心棒」 だったけか、 「バシー」「ドバーッ」がほしいところもあるんよね。
悪人はやっぱり死ななきゃ。
でした。
ふむふむ(2000年5月17日)
★★★(1800円出したから★★かな)
タコやんと同じ意見で、ひねくれものの私としては困るんだけど、評価も同じになっちゃった。
今更だけど、黒澤の殺陣が懐かしい。
やっぱり、役所はいいひとが似合うのかしら。
久しぶりのチャンバラだから★三つでいいや。
タコやん(2000年5月8日)
★★★(ネタばれしているので、未見の方はお気をつけください)
 どら平太の試写会に行ってきました。田舎の小さな会場でしたが、料金が一律500円ということからか、満員でした。案の定、お客のほとんどが高年齢の方でしたが、何かあるごとに大きな笑いがおき、会場はとてもいい雰囲気でした。
 さて内容ですが、期待しすぎたせいでしょうか、いまひとつでした。話題になっていた50人切りも、中途半端なところで始まってしまい、いまいち盛り上がりに欠けた気もします。どら平太が悪の巣に乗り込んでいって、叩き斬るのではなく、呼び出されたのでというのもちょっと・・・。
 また、友達が、実は裏工作をしていて、藩をかばうため、自分自身の責任をとるために切腹するのですが、そのシーンがあまりにあっけなく、感動はいっさいなし。どら平太の悲しみもありませんでした。
 市川監督も、もう歳なんでしょうか。それとも黒沢監督の「もう、殺したくはない」という意を尊重したので、脚本が、ああなったのでしょうか。脚本と演出しだいでは、まだまだよくなるとおもうのですが・・・。
 とにかく、不完全燃焼でした。期待していただけに残念です。(あれなら、役所広司の「三匹が斬る」を映画化したほうがよかったかも。)