八日目


監督 ジャン・ヴァン・ドルマン 主演 ダニエル・オートゥイユ、パスカル・デュケンヌ

ななんぼ(★★★★)
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パンちゃんは不服でしょうが、私はお気に入りです。フランス映画自体観るのが初めて(映画館で)だったので新鮮でした。アメリカの娯楽大作ばかり観てきたせいかなぁ・・・。
なんだ、かんだ言って観た後味が良いというか、幸せな気分になれるというか・・・。そんな感じです。
ただ、これを観に行った時、ストーリーの中盤から号泣している人がいて、その声が館内に響きわたり、なかなか映画集中するのが辛かった・・・。
パンちゃん(★★)
ジャン・ヴァン・ドルマン監督の作品というのは、私には、どうにも肌にあわない。まず音楽が嫌い。『トト・ザ・ヒーロー』もそうだったたが、音楽が暗い。明るい雰囲気の音楽なのに、どうも暗く感じてしまう。
モーツァルトになると『レクイエム』さえ明るく感じるけれど、この監督の使う音楽は気が滅入る。何と言うか、バイタリティーがない。これは映像にも言えることで、美しっぽく(変な日本語)撮っているけれど、美しくない。何か暗い。命の輝きというものから、ずれている感じがする。
ダウン症の女がバレエを踊り、それを主人公が覗くシーンだけは美しく、とても命の輝きにあふれていたが、そのほかはちょっと……。使わないプールで主人公がバランスをとるシーンなど、もっと美しくなるシーンだと思うが、どうにも暗くていやになる。
何でもないシーンかもしれないが、ミュウミュウの子供をやった少女の目がミュウミュウそっくりなのに驚いた。それが少女だったことにも驚いた。これは私の愛人が言っていたことだが、その少女のやった役は、アメリカ映画なら少年がやっただろう。ヨーロッパでは(特にフランスでは)もしかすると、少女の方が少年よりも複雑な感情を表現できるのかもしれない。妹の面倒をちゃんと見て、列車で返っていくシーンなど、非常に充実した情感があった。感動した。

ayu(1月24日)
address: ayuayu@yellow.plala.or.jp
http://www.ace.co.jp/net/fukita/
この映画、みおわったあと「なんだこりゃ?」っておもってしまった。
だれもがそんな風におもうに違いないとおもいこみ、「あれはみるだけ無駄」なんていいまわってしまった。
がしかし・・・これ評判がいい・・・私ったら罪な女でした。
結局「八日目」苦手なのは私だけ。まわりの評判は上々だったのでした。
だって、ダウン症のかた(ほんとうにダウン症の方が演じてるらしいですね)があまりにもリアルでみてられなかったんだもん。
PANCHAN world