失楽園

プロデューサー パンちゃん

『失望園』
主演 渡辺淳一、林真理子
性体験が豊富、異性にもてることが自慢の二人の作家がある日、偶然出会います。それぞれ妻がおり、夫がおり、それに恋人もいるつもりでいます。(相手は、恋をしているのではなく、彼らの名声が気に入っているだけ、彼らと知り合いであることが自慢したいだけなのですが、作家は世間知らずなので、自分がもてると思いこんでいます。)
あ、こいつが林真理子か、あ、こいつが渡辺淳一か----二人は目と目を見つめ合っただけで、何がしたいかわかりました。(他のことを互いに思いつかないのです。異性を見れば、あれは俺と(私と)セックスをしたがっている----と思いこんでしまうのです。作家は世間知らずなので、想像力が乏しく、そんなことしか思いつかないのです。)
意気投合(?)した二人は、さっそく行きつけのホテルでセックスするのですが……
お、おかしい。相手が少しもよがらない。もだえない。 渡辺独白「なんだ、こいつ不感症なのか。俺のテクニックに感じないのはどういうわけだ。」
林独白「どうして私のテクニックに甘えないのよ。性感帯がないのかしら」
2時間、3時間、4時間……すでに年齢のためにやせ始めた貧弱な男と、はちきれそうとしか言いようのないデブの体が、本で必死になって覚えた48手を繰り広げます。
そして、他にどんな体位も思いつかなくなったとき、不意に気づくのでした。
いままで俺が(私が)相手にしてきたやつらは、感じたふりをしていただけなのだ。醜い体から一瞬でもはやく逃げたくて、よがったふりをしていたのだ。もだえたふりをしていたのだ。
でも、なぜ……。
そうなのです、老いた作家や、デブの作家と付き合うのは、彼らが有名人だから。彼らが金を払ってくれるから。いつか、このことを書けば「暴露本」として売れることを知っているからなのです。
突然、同じことに気づいた二人は、人生に失望し、性交したまま心中することになります。
ラストシーンは、その醜い体の醜い体位、死後硬直で、引き離そうにも引き離せず、救急隊員が悪戦苦闘します。
場内大爆笑の内に終わる、今年最大のコメディーです。(コメディーは常に真実です。)



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