ジャッカル(アサインメント版)


プロデューサーパンちゃん(6月28日)
ジャッカルの手掛かりをついにつかむことができた。変装に「かつら」を愛用するのだ。
CIAはかつら常用者の行動を分析し、心理を探るために、次の俳優たちを集めた。
ジェームズ・ボンドじゃなかったショーン・コネリー。
エド・ハリス、ジョン・マルコビッチ、バート・レイノルズ、ジャック・ニコルソン、ブルース・ウィリス。
ジョン・マルコビッチ、ジャック・ニコルソンはかつらを愛用していなかったが、その曲がった根性(?)をかわれて、特別参加。
エド・ハリスもはげを隠しているわけではないが、一人善良な人間が必要だと言われて、加わることにした。
彼らはかつら屋に集合し、まず、どこにどんなかつらがあったかを記憶する。
そしてドナルド・サザーランドの「金髪の短い髪」「黒のビーズ編み」「白髪まじりの茶色」「薄くなりかけた赤毛」の言葉に合わせて、素早くそれが展示してある場所へかけつけ、自分にあうようにアレンジして変装する。
それから、その髪形にふさわしい女の犯し方を実演して見せる。
あれ??? 何か違ってしまった。
ショーン・コネリーはセックスの時、かつらをとらない主義だったが、肥満して汗っかきになってしまったので、頭がむれる、とついに脱ぐようになったいきさつを詳しく語った。
バート・レイノルズは筋肉美とはげは矛盾すると主張して、絶対にかつらをとらない男の心理を弁護し、また、はげよりも光る物があればはげに目はいかないと主張し、セックスの時は身体中にオイルをべたべた塗って光らせることを好んだ。
ジョン・マルコビッチはひよこはげをむしらせることを好んだが、根性曲がりの癖に潔癖なジャックは女が手を触れることを拒み、体の触れ合わないセックスを主張した。いかなる痕跡をも残してはならないというのが殺人者の宿命であり、殺人者たるものは、色っぽい目と声で女を犯せばいいのだ、と雄弁に体験を語った。
ブルース・ウィリスは「おまえらみんな童貞のくせして、よく言うよ。3人も子供をつくったのは俺だけだ」と息巻いていたが、子供を生んだ女が、どんどん筋肉を鍛え、男まさりになっていくのに手をやいて、どうしていいのかわからず別居したことを、その時は言うことができなかった。
ああ、また違ってしまった。
ええと、なんだっけ……。
それぞれが自分の主張を譲らないので、彼らはかつら愛用者の心理と行動を分析する前に、けんかになり、銃をぶっぱなちはじめた。
これは予想外のことだったが、ひとり善良なエド・ハリスだけは、その殺し合いから難を免れた。
--そして、実は、彼こそが、「ジャッカル」だったのだ。
ドナルド・サザーランドもベン・キグスレーも気がつかなかったが、暗殺者は派手な行動は絶対にとらない。常に善良な一般市民、おとなしくて、しかし頼りになる人間を装いつづけるものである。
じつは、この「ジャッカル」の行動分析のプロジェクトは、ひそかにエド・ハリスが手をまわして仕組んだ仕業だった。
「これで、はげで、男らしい役は全部俺に来る。」と、エドはひそかに笑うのだった。
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何が何だかわからなくなったが、「ジャッカル」をエド・ハリスがやれば、もう少しリアリティが出たんじゃないかなあ、と思う。
本当は、それだけを言いたかった。
長い文章に付き合わせてごめん。



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