パンちゃんの好きな女優ベスト5



1 ナスターシャ・キンスキー
『テス』(ロマン・ポランスキー監督)(★★★★★)がきれいでした。ポスターにもなっていた、いちごを食べさせられるシーン、まばゆいですねえ。
『キャット・ピープル』(ポール・シュレイダー監督)の裸も美しかったなあ。ハリウッド風のシャープなヌードではなく、どこかだるい感じ、だらしない感じが自然でいいなあ。ヨーロッパの裸体、という感じ。最近はなかなかいないなあ。(日本でいえば、高橋恵子の裸がいい感じだねえ。)
2 ソフィア・ローレン
美人じゃないんだけれど、見ていて、美人じゃないことを忘れてしまう。ナスターシャ・キンスキーもそうだけれど、目も、鼻も、口も大きいのがいいなあ。漫画をかくのに楽だねえ。
『ひまわり』(ビットリオ・デシーカ監督)(★★★★★)が好き、というと平凡すぎるかもしれないが、マルチェロ・マストロヤンニとの、悲劇も喜劇も巧みに演じた役がみんな好き。
『特別な一日』(エットーレ・スコラ監督)(★★★★)は、彼らの晩年の傑作だね。平凡な主婦の感じがなんともいえない。髪をつばでカールさせているところなんか、かわいい。年をとってもかわいい女をやれるところが、すごいと思う。
3 バーブラ・ストライザンド
またまた、鼻の大きな女優。彼女も、見ていてブスであることを忘れてしまう。
演技と歌と、どっちがいいかとなると、難しい。どっちも、大好き。張り詰めた声を聞いていると、なんだか、ここではない、どこか遠くが見えてくる感じがする。
『追憶』(シドニー・ポラック監督)(★★★)が切ないけれど、ライアン・オニールと一緒に出た、なんだか忘れてしまったが、軽い喜劇もいい。
『ファニー・ガール』もいいけど、彼女自身が監督した『愛のイエントル』(★★★★★)が一番。ニック・ノルティを泣かせた『サウス・キャロライナ』(★★★★)監督としての腕も一流だなあ。何でもできるんだなあ。
何でもできすぎるから、好かれないのかなあ。
4 ウィノナ・ライダー
私は別にブスが好きなんじゃないんですよ、と言いたくて選んでみました。選んで見て、気づくのは、彼女もまた、顔の大きさに比べ、目が大きいかもしれない。
最近は顔が長くなってきて、私の好みでなくなりつつある。
『ビートル・ジュース』(★★★)(ティム・バートン監督)のころの、くらーい感じがいいなあ。白い肌と黒い瞳が、とてもいい。色の白いのは七難隠す----というのは、白人も同じ?
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(★★★★)(ジム・ジャームッシュ監督)のタクシードライバーもよかったなあ。
5 ロミー・シュナイダー
ロミー・シュナイダーじゃなきゃダメ、というわけではないんだけれど……最後はやっぱり美人を選びたい。
『ルードヴィヒ』(ルキノ・ビスコンティ監督)(★★★★★)で、ロミー・シュナイダーが、新しい城を見て回るシーンがいいなあ。豪華絢爛さに、彼女が笑い出す瞬間、彼女だけがルードヴィヒを理解していたことがわかる。このシーンがあるから、私は『ルードヴィヒ』が好き。

フロントページ