セレブリティ


パンちゃん(★★★)(7月20日)
ウディ・アレン監督、レオナルド・ディカプリオ出演(複数セックスプレイあり)という触れ込みですが……。
注目はやはり女優陣ですねえ。ウディ・アレンの映画を見るといつも、この女優は演技? 地?と思うけれど、演技しながら地を表現しているんでしょうねえ。「これは私ではなく、役なの、誤解しないで」と言いながら、「役」をいいことに自分を解放している、といえばいいのかなあ。全員が自分を楽しんでいる感じがする。この楽しんでいるという感覚が、見ている方にまで伝わって来る。まるでジャズのライブを聞いている感じ。それも即興を聞いている感じ。
この即興の楽しさは、演じる方の度量が大きくないとつまらない。ウディ・アレンの映画では、即興(でもないかもしれないが、即興を感じさせる)の楽しさがあふれているが、それは出演者がみんな度量が大きいからなんだろう。
*
余談だけれど、『地球は女で回ってる』に続いて出ているジュディ・デイヴィスの表情がなんとも不思議な立体感がある。表面の暗さ(メラニー・グリフィスなどと比べて)の奥に、あたたかい血の匂いがする。暗さと暖かさのからみあいが、しかし、いやらしくなく清潔な感じもする。こんな不思議な立体感を引き出せるのは、よほど信頼関係がしっかりしているのだろう。ウディ・アレンの次の同棲相手は彼女か、などと思ってしまった。

あなたの期待度を教えて下さい。
上に記載の作品は、そのページに行って、アンケートにお答えください。
それ以外の作品の採点は、下欄のアンケートでお願いします。
あなたのお名前をどうぞ(省略不可)

あなたのE-mailアドレスをどうぞ(省略不可)

あなたのURLをどうぞ(省略可)

映画のタイトルをどうぞ(省略不可)

メッセージをどうぞ(省略不可)

内容を確認して、よろしければ送信をクリックしてください。




予告編採点簿の目次
フロントページ