| まる２年たった98年６月。ここ半年、ウェブの更新をまったくやっていなかった。
今、こうして書いているのは99年の正月。ひさしぶりに手を入れている。 98年６月のスケジューラをみてみると、６月５日に"NetWorld / Interop"、６月11日にマイクロソフトのカンファレンスに行っている。 "NetWorld / Interop"では、あまり元気のなくなったプロバイダ業界と、企業向けに気合いの入るネットワーク技術の新動向（ギガビット・イーサネットやIPV6）が印象に残っている。 マイクロソフトのカンファレンスでは、発売前のWindows98の最新情報やIE4.01SP1やスタート・ページの話題などが主だった。 どちらも半年前の話なのに、あまり昔のことのような気がしない。 ワン・シーズンが１年にも相当するといわれていたインターネットの世界も、それだけ落ち着いてきたということだろうか？ 仕事は２年目を迎え、まだしばらくは続きそうだ。
10月には、"PC WORK!"の連載もまる２年たった98年の秋に終了した。
ウェブの世界が、ただの広告媒体ビジネス・モデルとしてのみ語られる機会が多くなった。しかし、広告バナーだけでビジネスが成立できるのは、そう長い期間ではないだろう。 最近読んだ本で、世界で初めて新聞広告を展開したといわれるフランスの新聞王ジラルダンにまつわるルポがある。フランスの19世紀のジャーナリズム＆メディアの構図が現在とあまり相違ないことを思い知る。広告ビジネスモデルは普及も早いが、それが次のフェイズに行くまでも、わずかな時間だ。 オンライン・コミュニティと次世代に残るメディアとしてのウェブの世界。。。。。
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