Son House
 ロバート・ジョンスン、マディ・ウォーターズの師匠に当たるサン・ハウス。しかし、彼の全盛期は三十年代であり、その頃の録音は残念ながらない。ソングスターからブルースマンに以降する過渡期を代表する人であり、その証拠に彼のレパートリーはブルース以外ほとんどない(そういう意味では弟子のロバート・ジョンスンのほうがバリエーションが豊富だった。これは彼が放浪するタイプのブルースマンだった事を意味する)。また、彼のようなボーカルスタイルも他のブルースマンには見当たらず、それに似たスタイルを持っているのは、B.B.キングまで僕は知らない。これはサンがどちらかというと、教会音楽に影響を受けている為だと僕は思うのだが…。

BIOGRAPHY

1902 3月21日ミシシッピー州クラークスデイル郊外のライオンで生まれる
1905~6 3〜4才の時、家族と共に、ルイジアナ州ニューオーリンズに移る。
1917~18 ルイ・アームストロングの演奏に接する。
1922 イースト・セントルイスのコモンウェルス製鋼所で働く。
1924~26 ミシシッピーに戻る(本人談。だが、もっと前に戻っているのは明白)。
1927 ウィリー・ウィルスン、ジェームス・マッコイからギターを習う。
1928 ウィリー・ブラウンと会う。
殺人罪でパーチマンの州立懲役農場で服役。模範囚のため、二年で釈放される。
1929 チャーリー・パットンと会う。
この辺の記述は、違うものが多い。先にチャーリー・パットンに会い、その後、ウィリー・ブラウンと会う、というものもある。どっちが本当だろう。
1930 初録音。
ロビンスンヴィルに移住、ロバート・ジョンスンと会う。
1941 ジョン・ワーク、アラン・ロマックスによる議会図書館の為の録音を行う。
1942 同上。
1943 ニューヨーク州ロチェスターに移住。
1964 6月、再発見される。
1988 10月19日、デトロイトで死亡。


RECORDS, CD

The Legendary Delta Blues Session (P-VINE PCD-2250)
戦前の録音の全7曲中、6曲が収められている。CD。
Son House AND THE GREAT DELTA BLUES SINGERS(1928-1929) (Document DOCD-5002)
前のレコードから一曲こぼれていたものを収録してある。CD。
negro blues and hollers (ROUNDER CD 1501)
1941、42年、アラン・ロマックス、ジョン・ワークによる議会図書館のためのフィールドレコーディング。ROUNDERのシリーズの一枚。
THE LEGENDARY 1941-1942 RECORDNGS IN CHRONOLOGICAL SEQENCE (Folklyric 9002)
その昔、Rootsからでていたものの、再発もの。1941、42年、アラン・ロマックス、ジョン・ワークによる議会図書館のためのフィールドレコーディング。ちなみにレコードです。
Delta Blues The Original Library of Congress Sessions From Field Recordings 1941-1942 (Biograph BCD 118 ADD)
上記の物の、BIOGRAFHによるCD再発もの。全部が収録されているわけではない。
FATHER OF THE DELTA BLUES:THE COMPLETE 1965 SESSIONS (SONY SRCS 5958~9)
戦後再発見された後の、唯一のスタジオ録音。二枚組。CD。
DEATH LETTER (Edsel ED 167)
上記のもののEDSEL版。昔はこれが一番手に入りやすかった。ちなみに私のはレコードです(CDもあり)。
THE ORIGINAL DELTA BLUES (SME SRCS 9459)
上記のものの再発。二曲多い。ただし訳詞が変わっているので注意。
In Consert (CDBM 020)
1965年の、Oberlin大学でのコンサート。CD。
THE OBERLIN COLLEGE CONCERT (KB1001)
上記のものの、二枚組レコード。こちらのほうが収録曲が多い。
THE LEGENDARY 1969 ROCHESTER SESSIONS COMPLETE (Document DOCD-5148)
昔、Rootsからでていたものの、DocumentによるCD再発もの。1969年のロチェスターでのライブ。
THE 1970 LONDON SESSIONS SON HOUSE/JOHN THE REVELATOR (SEQUEL NEX CD 207)
1970年ロンドンでのライブ。このライブの映像の一部は、ステファン・グロスマンの教則本ビデオ等で観ることができる(このページのサン・ハウスの画像がそれ)。CD。
DELTA BLUES AND SPIRITUALS (Captol CDP 7243 8 31830 29)
上記のものと同一のもの。CD。
GREAT BLUESMEN NEWPORT (キング KICP 2040)
ニューポート・フォーク・フェスティバルでのライブ。
BLUES With a Feeling (Vanguard VCD2-77005)
上記のものからの、未収録もの。
Stefan Grossman's HOW TO PLAY BLUES GUITAR (SHANACHIE 98001/2)
1970年にロンドンに行ったときの、ステファン・グロスマンとのセッションを収録。ボーカル二曲のみ。


VIDEOS

SON HOUSE/BUKKA WHITE (Yazoo 500)
他の会社から同一のものがでていますが、これは元ネタでしょう、多分。サン・ハウスの映像は大抵このビデオからの抜粋です。
COUNTRY BLUES GUITAR Part Three Tauht by Stefan Grossman (リットーミュージック AM-003)
ステファン・グロスマンの教則ビデオ。映像は上のものと同じだったと思う(忘れちゃった)。
BOTTLENECK BLUES GUITAR Taught by Stefan Grossman (リットーミュージック AM-005)
ステファン・グロスマンの教則ビデオ。ですが、こっちは1970年のロンドンでのライブの、貴重なカラー映像が観られる。このページのサン・ハウスの画像がそれ。
Legends Of Country Blues Guitar
 
Legends Of Country Blues Guitar Volume 2
 
Legends Of The Delta Blues
 
The Giants of Bottleneck Blues Guitar (リットーミュージック Gl-005)
二曲収録のうち、一曲は(Yazzo 500)と同じだが、もう一曲は違うもの。映像として残っている演奏としては、これが一番いい。
SON HOUSE WITH BUDDY GUY
すみません、海賊ビデオです。