全市全郡コンテスト
コンテストへもどる


1997年 第18回全市全郡コンテスト

 開催日 :1997年10月9日〜10日
 時 間 :21:00〜21:00
 運用地 :長崎県北高来郡高来町 五家原(ごかはら)岳山腹
      (標高???m)
 参加部門:個人電信50MHzバンド

 得点  :   バンド QSO マルチ
         50M  82  72
        ------------------------
         total   82× 72=5,904点


使用設備
無線機 :IC−706

アンテナ:HB9CV 4エレ

電源  :発動発電機(550VA)

その他 :PC   :ThinkPad220
     ログソフト:zLog
     エレキー :KP−100


運用記
<開始まで>

1710 会社を早引きして帰宅。ほとんどの機材は準備していたので、発電機の燃料を買う程度で運用予定地へ出発。
早く行かないと、開始時間に間に合わなくなるため少々急ぎ気味に車を走らす。
途中、夕食をとり、夜食と明日の食料を購入して山道を登り始める。登る頃は暗くなってしまったが、すれ違う車もなくどんどん登る。

1930
現地に到着したが、山頂に運用局が居ないか確認のため行ってみる。430MHzの局(JJ6WDB)が居たので挨拶して運用場所へ戻る。
着いてから、さっそく発電機を回す。車のヘッドライトを頼りにアンテナを組み立て始める。
タイヤベースを車で踏み、マストを立て、アンテナを取り付けたが、ちょっと傾いているような・・・気になるが、時間がないので上げてしまう。マストを伸ばすとやっぱり傾いている。風もないので良しとする。

2020
やっと車外・車内とも準備完了。コンテスト開始に何とか間に合う。ワッチを始める。

2100
コンテスト開始。

<運用>

2100
突然3エリアが聞こえ、これはいける?と思ったが、異常伝搬ではないようだ。
HFと違い、雑音が少ないため楽だが、ゆっくりとしたペースなので、ちょっと残念。

あとは、21時台12局、22時台8局、23時台6局とだんだん局数が減っていく。全て4,5,6エリア。
夜景と言うほどでもないが、天気が良いため、島原半島の海岸線に沿って街灯が転々と見える。

0140
0時台が4局で、それ以降1時間全く応答なし・・・発々へ給油するが、外は冷え込んできた。これ以降は2局だけで夜の部は終わり。

0200
山頂を目指して車が登っていく。この辺も走り屋さんがいるようだが、こんな遅い時間に・・・と思いながら、寝ることにする。

0700
起床。朝の部のCQ開始。でもHFと違い、すぐに呼んでくるはずもなくPCがCQを出し続ける。

0730
発電機に給油するため外に出る。寒ーい!! 山の上で、よく晴れたためか。ちょっと着込んで給油する。

0740
JG6URG局が呼んできたため、SSBへQSYして、状況報告。夜だけ出てくる予定だったJF6TACは、出ないようだ。

1045
3回目の給油。燃料はまだあるが、日没とともに終わろうかなと思いこのタイミングで満タンにしておく。

1330
9時以降、1時間に3〜4局のペースになり、だんだんやる気がなくなる。他のバンドをワッチすると、結構開けているようで、7Mはもちろん、14,21,28?あれ、28Mもいいぞ!? と思いあわてて50Mに戻る。

1347
やった〜!!弱い信号ながら急に賑やかになってきて、1,2,3がオープン。1500までに28局とQSO。これを逃したら寂しいコンテストになるところだった。しかし、これまで。15時に入るとさっぱりダメになった。

1540
今までの交信局数は79局。切りよく80局で終わろうと思うが、どうしても聞こえないので、ビームの方向を変え、南九州へ振る。すると、鹿児島をゲット。やった、これで終わろうと思ったら続けて3エリア2局が呼んできた。「また開いた?」と思ったが、ここまでで後は出てこなかった。

<撤収>

1615
日没には早いが、撤収する事にする。

1640
発電機の燃料か切れ、止まる。

1650
撤収完了。
山を下りる前に、山頂の局へ撤収の挨拶へ行き、30分ほど邪魔をしてしまう。フィールドデーの時も運用されたようで、そのときに近くで50MHz運用したJF6TAC局のことも覚えておられた。

1900
長崎到着。

<感想と課題>(独り言)

10月の五家原岳は寒かった。
今回も移動局が居たら島原でHFと思っていたが、この季節には登る局も居ないかもしれない。結構冷え込んだ。

局数は80局少しで、物足りないが、昨年の設備(HB9CV2エレ)ではもっと少ないと思うので良しとしておこう。

1.ロケーション
6m&DOWNと同じなので、問題ない?でも山頂が良かったかもしれない。
風が気になったが、今回はほぼ無風で安心した。

2.設備
(電源関係)
運用時間が短いため、燃料は足りた。夜間設営のためにライトがいるかなと思ったが、ヘッドライトで何とかなりそうだ。

(無線機・アンテナ)
特に問題ないと思っていた。しかし、山頂の局の運用を見て感心した。
タイヤベースに溝蓋(板材でなく、棒をねじった形で網を作ったタイプ)を使い、ローテータを固定していた。これは頑丈で使えるなと思った。

得点は登録クラブ対抗で三菱電機長崎にも計上しますので、JN2月号の結果にクラブ名は掲載されると思います。


結果(JARL NEWS2月号)

        (全国)   (6エリア)
順位/参加局数 32/79    1/3

全国1位得点(JE1BMJ)   316×215=67,940点
九州1位得点(JF6NBB/6)  82× 72= 5,904点


コンテストへもどる
ホームへもどる