長崎県コンテスト
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1997年 長崎県コンテスト

 開催日 :1997年 4月 5日〜6日
 時 間 :21:00〜15:00
 運用地 :長崎県島原市 礫石原(くれいしばる)公園駐車場
      (標高240m)
 参加部門:県内HF個人局

 得点  :   バンド QSO マルチ
        3.5M 154  40
          7M 247  44
         14M  45  23
         21M   8   7
         28M   1   1
        ------------------------
         total  455×115=52,325点


使用設備
無線機 :IC−706

アンテナ:V型アンテナ(3.5/7/14MHz)マスト9.4m
     7M用DP(7/21MHz)

電源  :発動発電機(550VA)

その他 :PC   :ThinkPad220
     ログソフト:zLog
     エレキー :KP−100


運用記
<開始まで>

1530
実家(島原市)を出発。食料・飲み物を購入して、現地へ行く。

1600
現地に到着。天気が悪く、時折小雨が降る中、発電機を出し、運転を始める。
3.5MのV型アンテナは、結局当日ぶっつけで組立となったため、手間取ってしまった。アンテナ取り付けも、V型を地面でマストに取り付けてた後でホイールベースに立て、その後DPを付ける必要があった。手順が悪かったため、かなりロスった。

1700
アンテナ設営完了。車内のセッティングに取りかかる。
さすがにマストにV型が上がると圧巻で、周りの目が心配になってしまった。(翌日昼が心配)
V型のVSWR(3.5MHz)はバンド下端の方に合っていたので、チューナで落とすことにした。(アンテナを上げた後でやり直す気にならなかった)
今回はインバータ(DC12V−AC100V)を使って、夜間照明(電球)のちらつきをなくそうと思ったのだが、それ用の電源(4A)が容量不足!結局今までと同じように発々のACで照明をつけることにした。(これも準備不足)
車内の準備、PCの設定、夕食を採り、2050に発々燃料を満タンにして準備完了。

<運用>

2100
やはり最初は3.5MHzだろうと思い。おもむろにCQ NS TEST・・・とウワァァ〜と応答され、「こりゃまずい!実力を超えている。」
とりあえず、何とか取らねば・・・と思っても、皆さんゼロインがお上手で!何とかQSOしていくが、コールサインを取るのに時間が掛かり、21時台は51局、22時台は52局と60局を超えなかった。23時台になると32局とペースダウン。

0020
3.5MHzのペースも落ちたので7MHzに移る。すると、3.5MHzでQSOした局が7MHzでも呼んできて、0130までに25局ほどQSOする。
コンピュータログの為、他バンドでのQSOがあるとコンテストナンバーがすぐに分かり受信が楽になった。
7MHzで3.5MHzのリクエストもあったが、後でということにし、とりあえず7MHzを稼ぐことにする。

0130
朝まで給油をしなくて良いように発電機にガソリンを給油する。
また3.5MHzに戻ってCQを出すが、深夜でペースダウン。0200までに9局して後が続かなくなった。

0230
退屈しているところにコンテスト参加中のJG6URG(浦川君)が呼んできた。3.5MHzSSBにQSYし情報交換、その後、JF6TAC(深堀君)も加わって、お互いの得点とマルチを報告。みんな同じくらいのようで。(ということは3局とも抜けなく稼いでいるということか)
0300位まであれこれ話したが、みんなとりあえず夜の部は終わり(局が増えない)ということなので、適当なところで仮眠をとることにする。

0322
今夜最後の1局とQSOできたところでリグその他の電源を入れたまま、仮眠をとることにする。

0515
車内が冷え込んできたのでエンジンを回し、ヒータをONする。
そろそろ運用再開しようと思い、まず3.5MHzでCQ。(日の出とともに3.5は終わりなので最後の一稼ぎ)
5局とQSOして、0543の交信で3.5MHzは終わった。

0530
外がだんだん明るくなってきたが、天気がはっきりしない。「もや」がかかっている。

0600
7MHzにQSY3局目とQSO。ここから7MHzメインで頑張らねば!!
6時台33局、7時台38局、8時台46局、9時台43局と比較的同じペースが続く。マルチも順調に伸び、9時台までに40近くになる。

0630
発電機に給油

0800
朝食をとる。天気は曇り。時折小さな雨が降っているが、午後には回復しそうである。

0930
発電機に最後の給油。これで1500までコンテストに専念できる。

1040
CQ誌の電波伝搬情報を片手に、そろそろ14あたりも開けそうだが・・・と思い、思い切って14MHzへQSY。
20局近くに続けて呼ばれる。半分以上は3.5/7でQSO済の局。

1130
7MHzと14MHzをウロウロしながら、そろそろ21MHzも・・・と思い、21に出没。20分程度で6局とQSO。でも21はこの後13時台に2局しができなかった。
局数は少ないものの、この時点で400局近くQSOしているので、マルチ稼ぎも大切。

1150
ここからは気分次第で7/14/21をウロウロ。
28MHzのリクエストも受けたが、アンテナがないので勘弁してもらう。

1315
28MHzの運用ができないのかなぁと思い、V型に無理矢理乗せてみたところ。1局とグランドウェーブでQSO。でも殆ど飛んでなかったみたいです。
7MHzは和歌山県コンテストあって混雑。1500までQSOが続きそうにない。 結局1500までCQを出したものの、1445までで打ち切り状態だった。

<撤収>

1500
発電機は回っているが、止まりそうにない。結局実家に持ち帰って「カラ運転」することにする。
V型アンテナの撤収は組立の手間に比べれば楽だったが、マストを抜いて横に倒してからの作業となり、少々面倒。ねじ類はフィルムケースに入れ替えて元の箱に入れる。
(次に使うのは、来年の「長崎県コンテスト」だったりして)

1600
撤収作業完了。実家(島原市内)に行き、発電機を回す。その間に風呂に入り、ゆっくりして・・・としていると眠ってしまうので、1700長崎に移動開始する。

1750
長崎(長崎市自宅)へ到着

<感想と課題>(独り言)

1.運用
(1)コンテストで3.5MHzを初めて運用。呼ばれた時のパイルをどうさばくかが問題。でもどうしようもないとも思う。DSPのリグならもっと良いのでしょうか?60局/時間はこなしたい。

(2)メッセージキーヤーの内容をもっと省略するべきだった。3.5MHzは7MHzよりせっかちのようでした。

(3)いつもですが、こちらがCQを出し、相手が呼んでいる(=多くの相手は私のコールサインが分かっている)時に「?」と打ってくる局がいる。コールサインを知っている局との交信が済んでしまえば、また10分待てば、コールサインを打つのに。
こういう局には応答したくない(できるだけ応答しない)のですが、その局に限って強力だったりして困り物です。

(4)昨年に比べ、フルタイム出場、マルチバンド運用をしたため、得点は昨年を大きく上回っています。
HFは県内参加局(ログ提出局)が少ないのですが、少しはバンドを騒がせたかなと思っています。

2.設備
(1)電源、無線機は、いつもの通り。ただ、インバータが使えなかったのは予想外でした。電球(17W)をつなげなくてもインバータが動きません。でも、車のシガライターや、30A電源(自宅で使用)では問題ないので、10Aの電源を準備しようと思います。

(2)V型アンテナの7MHzも結構良いようです。ワイヤーが張れないような所ならVが他1本で楽しむのも良い。

(3)3.5MHzで使うには6m以上高さが必要と説明書に書いてありました。


結果(JARL NEWS8月号)
JNでは1位となっていましたが、主催者の振り分けミスでJG6URG局がHFマルチに参加ということで、2位でした。

各バンドとも似たり寄ったりの点数でした。(でもほとんどのバンドで負けている。)

        (県内局)
順位/参加局数  2/4

県内1位得点(JG6URG)
 得点  :   バンド QSO マルチ
        3.5M 158  43
          7M 262  46
         14M  52  20
         21M   5   4
         28M   1   1
        ------------------------
         total  478×114=54,492点

JF6NBB
 得点  :   バンド QSO マルチ
        3.5M 154  40
          7M 247  44
         14M  45  23
         21M   8   7
         28M   1   1
        ------------------------
         total  455×115=52,325点


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