9月12日(日曜日)
『マトリックス』ウォシャウスキー兄弟脚本・監督+キアヌ・リーブス主演。
そうですか、ウォシャウスキー兄弟は、『バンウンド』の監督でしたか……。どおりで、なんか「切り口」というか、「世界の見方」が違う、と思いました。
これまで、ヴァーチャル世界を描いた映画は掃いて捨てるほどあった。なんと、キアヌも、何年か前、題名忘れの、原題が、『記憶屋ジョニー』とかいう、自分の脳を「貸しメモリ」として使っている男のヴァーチャル世界を題材にした映画に出てましたね。
顔がねー、ヴァーチャル顔してる、というか……。
つまり、端正なんですね。でも、考えて見たら、この人、結構、根性ある俳優かも。『スピード2』を蹴って、なんかアル中のオタクっぽい役を選んで、ぶよーッと肥えていたかと思うと、今度は、一分の脂肪も感じさせない若者で登場だもんね。
で、この映画は、ヴァーチャル世界を描いたものの中では、最高です。
ちょっと気になるのが、『フィフス・エレメント』との類似部分=「愛」ですが、ま、いっかー、クールな部分の方が多いから。なんたって、ブルース・ウィリスとキアヌじゃ、きれいさが違う。キアヌには、「愛」もよく似合う(
)。
What is the matrix? それは、映画で──。
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余談ではあるが、一部、ブラピ・ファンの間で、この映画の主人公役は、最初ブラピにオファーが来て、それをブラピが蹴ったから、キアヌが出てる、みたいな噂(?)があったけど、これをブラピがやったんじゃ、また、あの死神映画みたいに、ナルシズムに満ちたウソっぽい映画になってしまいそう。
悪いけど、ブラピには、品というものがない。それが、キアヌにはある。キアヌあってのヴァーチャルである。
9月13日(月曜日)
そっかー……東チモールってのは、インドネシア群島の南東にある島で、人口20万人、オーストラリアの北、400マイル(約640km?)、島の西半分はオランダの植民地だった(だから、第二次世界大戦後、インドネシアの一部になった)、東半分は、3世紀もの間、ポルトガルに支配されていて、1975年に、ポルトガル帝国没落と同時に独立した。その年の12月には、インドネシア軍が侵入し、1976年に、併合したというわけかー……。
世界は意外と狭いんだ。インドネシアとオーストラリアが、それほど近かったとは。
それで、チモール人たちは、24年以上、侵入者対し、抵抗し続けてきた。しかし、平和は完全には回復されなかった。インドネシアは、約10万人のチモール人を殺した。国の人口の3分の1に当たるって。しかし植民地化には失敗。
インドネシア大統領のハビビは、国際世界の信用を得ようとして、東チモールに、国の状態を選ぶ、国民投票を提案、今年8月の選挙で、78%が、「独立」を選んだにもかかわらず、インドネシア軍に支援された、チモールの親インドネシア民兵に、恐怖の支配をされる。
そして、世界の世論に耐えかねたハビビは、国連の平和維持軍、受け入れに同意した……。
わけかー……。しらんかったー(知識ソース→『Time』)。
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『マトリックス』の舞台化を考えた。
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気分は、女キアヌだが、期待は、シャロン・ストーンの『グローリア』(って、こっちの方がより現実的か)
9月16日(木曜日)
ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず……なんちゃって。
知らないうちに時が経ってしまう。ずいぶん、秋めいてきた。
しかし、あんまり、書くことがないのである。
トップ、日本語のメニュー、仏語、英語のページもリニューアルした。
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なんでも、スェーデンの映画監督ベルイマンは若い時、ナチのシンパだったとか(→『Liberation』のCINEMA)。その詳細を、若いジャーナリストに語ったとか。ヨーロッパの人は往々にして、そういう触れられたくない過去を、ちゃんと認め、できるかぎり明確にしようとするところがエライ。こういう態度が、過去の苦い過ちを、発展的に未来に繋げることができるのだ。
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相変わらず、『噂の真相』を立ち読みする。ここに書いてあることは、たぶん、…………ホントー、なんだろーなー……。
9月20日(月曜日)
異常に蒸し熱い。夜中にすごい雨。
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Amazon.comより、『Lolita』のオーディオ・ブック(Random
House カセット八巻)が届く(約32ドル、やすーい! しかも本より「軽い」せいか、「普通便」でも、注文してから2週間足らずで届く)。省略なしに、エイドリアン・ライン監督の映画でも主役を演じた、イギリス俳優、ジェレミー・アイアンズが朗読している。
彼の声は、予想に反して、それほどきれいではない。くぐもっていて、少ししゃがれている。しかし、内容は、完全に理解している読み方。
ナボコフのテクストは、私などの英語力では太刀打ちできないほど難しい。ゆっくり辞書を引きながら読んでも、はっきりとはつかめない部分がある。
なんせ、辞書に出てない言葉もざらにある。
そんな難解なテクストを、アイアンズはものすごい早口で読んでいる。しかし、抑揚などのつけ方は完璧である。まさに、由緒正しきプロの俳優である。
そのカセット・ブックの外箱に印刷された文句が、「言えてる」と思ったので、アフォリズムに収録。
9月21日(火曜日)
今月に入って2度目、今年に入って2度目の水泳に行く(1度目は、2週間ぐらい前)。とゆーか、2年ぐらい行ってなかったのを、こないだようやく行ったのだ。
これからは、月に2回ほど、行けたらなー、と思っている。
だからどうなわけ? っていうと、べつに。それだけ。
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定期講読している『L'EXPRESS(International)』は、毎週月曜日に届く。それを火曜日に読む。今週号(9/16-22)のカヴァー・ストーリーは、「ゲームの惑星」、テレビ・ゲーム(フランス語では、jeux
video、ヴィデオ・ゲーム)。コンピューター・ゲームとも言うか。
サッカーやテニスみたいに、すでに、プロのゲーマーが存在してるなんて知らなかった。
ここでは、たとえば、フランス第1のゲームメーカーのCryoで、"ManKind"を製作した3人の若者が取り上げられているけれど、彼らの「文化的背景」は、アシモフなんかのSFで、『ファンデーション』が座右の書で、『スターウォーズ』『2001年宇宙の旅』『ブレード・ランナー』の影響を色濃く受けている……
となると、われわれとそう違わないような気がするし、上記3作は、そのまま、SF映画のベスト・スリーといってもいいってことは……
「テレビが出現した時以来の大転換」(同記事)と大騒ぎするほどでも、べつにないんじゃないかと思うんだけど……。
ゲームやらないので、フランスが日本と比べて進んでるのか、遅れてるのか、全然ワカンナイ。
たぶん、遅れてるんだろう。
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あ、そうだ。プールへ行こうとしたら、ハギオさんからピッチが入って(彼女は出先で、自分のケイタイに入れた番号を使ってかけてくるので、家にいてもピッチにかかるのである)、
「いま、外に出てないんやろ」
「これからプールへ行こうと思って」
「あ、ほな、だめやね」
9月22日(水曜日)
『シンプル・プラン』__サム・ライミ監督+ビル・パクストン+ビリー・ボブ・ソーントン+ブリジット・フォンダ&スコット・B・スミス原作・脚本
救いようのないストーリーの、その「救いようのなさの中心」である、救いようのない男を演じるビリー・ボブ・ソーントンの演技は、なるほど、目を惹きつける。
この人は、出る映画出る映画、全然違う雰囲気で、一見してその人であることを見落としてしまいそうである。たとえば、『アルマゲドン』では、バリバリのNASAのスタッフを、題名忘れた、トラボルタがクリントンにそっくりのアメリカ大統領を演じていた作品(あ、『パーフェクト・カップル』か)では、エキセントリックな選対委員の一人を演じていた……と思うが。
で、この映画であるが、地味ぃーなんだけど、なんか惹きつけるものがるのは確か。しかし、ブリジット・フォンダの妊娠した腹のヌードと生まれたばかりの赤ん坊は、いまどきの映画には珍しく、「作り物」であることがすぐにわかってしまうのは、リアリティを追求した映画だけに残念である。
本多さんは、地味すぎて、女優という職業があってないみたい──。
ただ、たくさんの鳥が出て来るからといって、「ヒッチコックの再来」という「全米の批評」は短絡。まさに、シンプル・ヘッド。
「ミステリー」としては、全然恐くない。むしろ、悲しい。
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台風が近づいて、湿気ている。私は湿気に弱い。夏から今まで、ほとんど、まともな天気なし。どーなってんだろ、まったく。
9月23日(木曜日)
妹の次男のあきら(8歳)が、またして作品をFAXで送ってくる。いつもながら、「コドモ離れ」した感覚には、脱帽(って、伯母バカか──)。

(C)こばやしあきら ↑「こ」の字のハンコも自作だよ。
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台風がこちらに直撃する模様。そとは、風の音。