金色日記 Diary in Gold


12月13日(金曜日)

 月日は百代の過客にして、行かふ年もまた旅人也。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老をむかふる者は、日々旅にして、旅を栖とす____。なんちゃって。14日、午前3時過ぎに、洗濯物を干して(ヲイヲイ(笑))いると、空が澄み渡り、結構な星星である。こんな日は、「流れ星日より」と、さっそく眼鏡を取りにいってかけ、しばらく寒空を眺むるに……一個ぉー、ニ個ぉー……結局、ニ個であったが、流れ星を見た。聞けば、なんでも、また流星群がやってきているらしい、すんごい勘!というほどでもなく、ま、人間の普通の感覚か。

 ほんまに月日はまたまた滑り落ちるように過ぎ去り、いつしか、また、「年末」である。あーあ。

 で、とりあえず、たまった映画……。

11/11 「チェンジング・レーン」___ロジャー・ミッチェル監督+ベン・アフレック+サミュエル・L・ジャクソン

 たまたまの車の接触事故で、「接触」した二人の男の人生が、「交差」し、思わぬ展開に……。面白そうなテーマではあるが、ちょっと期待はずれの展開となった。

11/12 「たそがれ清兵衛」___山田洋次監督+真田広之+宮沢りえ

 意外や意外。イケてる映画。なによりリアリティがある。映像も美しい。真田も宮沢もよい。

11/17 「ショウ・タイム」___トム・デイ監督+ロバート・デ・ニーロ+エディ−・マーフィー

 今更この二人になにを期待しろというのだ?

11/20 「バースデイ・ガール」___ジェズ・バターワース監督+ニコール・キッドマン+ベン・チャップリン

 うーーーん、なかなか面白い。とゆーか、キッドマンも含めた、芸達者たちが楽しんでやってる映画と見た。それにしても、キッドマン扮する「ロシア娘」のステレオタイプ・イメージは、ロシアの女性から文句が来ないのだろうか? という疑問は残る。

11/23 「ジョンQ」___監督?+デンゼル・ワシントン

 貧しいアフリカン・アメリカンが、心臓移植リストに載せてもらえない息子のために、人質を取り、病院にたてこもる……そして人々の共感呼び……だけど、なんかやっぱ、紋切り型。

11/26 「ザ・リング」___ゴア・ヴァービンスキー監督+ナオミ・ワッツ

 あの鈴木光司の「リング」のアメリカ版であるが、日本のは、原作も映画も知らない。しかし……古井戸、長い黒髪、馬、厩舎、精神病院、ビデオ、古いモーテル……と、どちらかと言えば、日本的な恐い素材がてんこ盛りであるが、やはり、恐い……。そうか、死のビデオを見てしまったものが助かる道は……だったのかー……。
 よだんであるが、雑誌によれば、本作主演のナオミ・ワッツとニコール・キッドマンは、オーストリア時代からの親友で、励まし合って俳優を目指していたとか。先に名をなしたキッドマンであるが、その彼女の成功が支えであった、ナオミ・ワッツ、インタビューで語る。デイヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』でスターになったナオミだが、なんかすきなタイプの女優である。

11/29 「エス」___オリバー・ヒルツェヴィゲル監督+オーリッツ・ブライプトライ(『ラン・ローラ・ラン』に出たっていうけど……)

 大学の心理研究所が、被験者を新聞広告で募集し、集まった人々を、「囚人役」と「看守役」に分けて、2週間観察を行おうとするが……、人心は2週間と経たずに乱れ始め……。いかにもの、ドイツの社会派映画でありながら、その実、妙な「メロドラマ」が混入し、なんか変なのー。

 以後、続く……



12月26日(木曜日)

 ほんまに時は、あーっというまに終ってしまう。気がついたら、クリスマスも終っていた。それでもクリスマスだけは、ディナーを作りケーキを食べる。私が一年で一番重要視している季節の行事はこれである。べつにクリスチャンではないが、なんたって、「年の瀬感」があし、ゴージャスである。

クリスマス・スペシャル・メニュー2003

チーズ各種
グリーンサラダ
カボチャのスープ
国産サーロイン・ステーキ厚切り
パプリカ、ズッキーニ、エリンギのソテー添え
フランスパン(フランス製発酵バター)
ホワイトとチョコクリームのケーキ

食前酒:チンザノのスパークリングワイン
赤ワイン↓:Cote de Nuit Gevrey-Chambertin (コート・ド・ニュイ、ジュヴレイ・シャンベルタン・ルグラン)1999

やー、次の日から、また粗食に戻らなきゃー。

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映画メモ

12/1 『ラストキャスル』___ロバート・レッドフォード主演
何やら、古めかしいような題名であるが、結構見せる、軍事刑務所内の英雄劇。優秀な軍人であるレッドフォードが、部下を死なせた罪で軍事刑務所に入り、そこで、リーダーシップを発揮し、服役囚たちに再び誇りと士気を回復させてやる。孫の写真を見せるシーンも、レッドフォードならかっこいい。

12/5 『ハリーポッターと秘密の部屋』___前回の方が何が起こるかわからないという点において面白かった。ハリー役の少年も声変わりしてしまって、なんかなー、である。

12/9 『マイノリティー・リポート』____スティーブン・スピルバーグ監督+トム・クルーズ
スピルバーグに関して甲論乙駁あれど、やはり、何を撮っても水準以上、自分なりの文体を持った監督である。まあ、原作を読むと、主役が50代のオッサンなのに、トム・クルーズを起用して、アメリカの007をやっちまったところが、商才と言えば商才だが、これが映画の楽しみってもんでもある。

12/20 『8人の女たち』____フランスのなんとかって監督+フランスの(おもだった)有名女優たち
このフランス女優たちの中で、抜けているスターと言えば、ジュリエット・ビノシュぐらいか。しかし、すでにハリウッドで、というか世界で成功してしまったビノシュは、こういういかにもおフランス的な、殺人事件という意匠にもたもたと歌と踊りを付け加えたような人を食ったような映画には出ないだろう。

12/22K-『「炙 スn』___これは、冷戦時代のソビエトの核を搭載した潜水艦の事故の秘話である。はじめは、ハリソン・フォード主演とわかっていたので、アメリカ対ソ連という話なのかなー? と思っていたら、なんと! ハリソン・フォードはじめ、イギリスのリーアム・ニーソンも、すべて、ロシア人の役であった! つまり、ハリウッドが、ロシアの軍人たちの友情を描いた話なのだった。時代は完全に変わった!

12/25 『ギャング・オブ・ニューヨーク』___マーティン・スコセッシ監督+レオナルド・ディカプリオ+キャメロン・ディアス+ダニエル・デイ・ルイス
かなり前から予告編をやっていた鳴り物入りの超大作で、どうせ大味だろうとあまり期待はしていなかったが、意外と面白かった。ニューヨークという街の創世期のギャングの起源なんつーものは、まあ、こんなところだろうか。人心が殺伐とした時代状況がよく描かれている。私などには、なんか、いまのネット時代のようにも見えた。
 それにしても、ディカプリオはうまい。彼が出た映画でハズレはない。脚本のできをも乗り越えてしまうすごい役者である。

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 それではみなさん、今年はたぶん、これが最後の日記です。今年はあまり大した内容を書き込めなかった。とくに読書は完全に手薄であった。
 来年は地に足をつけて地道に行きたいと思います。ここを読んでくれている目立たなくも熱心なみなさん(がいるのかどうかわかりませんが)、来年もよろしくお願いします。よいお年を!





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