金色日記 Diary in Gold1月29日(水曜日)
昨日に引き続き、雪が降り、積もっている。夜は晴れたが、非常に冷え込んでいる。これが、今年に入って最初の日記だと思うと、月日の過ぎる速さというよりは、おそらく、月日を送る態度の怠惰さに茫然自失である。
映画だけはマメに見て溜っているが、とりあえず、今日観たものだけ書いておく。
『ボーンアイデンティティー』___ダグ・リーマン製作・監督+マット・デイモン+フランカ・ポテンテ
マット・デイモンは、かつて、アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』を焼き直した作品『リプリ−』でタイトルロールを演じたが、どう見たって、ドロンの華のかけらもなかった。それなのに、また、懲りずに、「いい男」しかできない007のようなスパイ役を、本作で演じている。いったいどういうつもりなのか? ……の映画である。

1月31日(金曜日)
ゴルフの練習に精を出す。先生の用語で、右第二段階、左第五段階ばかりをやるように言われるが、だいたい右第二段階から左第五段階までは、勢いがつかないので振り切れない。クラブを首に巻きつけて、ヘッド一つぶん、右肩より前に出して、首の後ろの出っぱった骨がちょうど、ふくらはぎの上に来るように。体重は、左足に90%。右脚は左脚にぴったりくっつけて……。それが「フィニッシュ」のかたちだそうである。そのかたちがかっこよく決まらないと……だめ。だって。それにしても、む、むずかしー。そんな器用な形のまま、止っていられるわけがないが、止っていろ、と言われる。知っている人の友だちは、それで、椎間板ヘルニアになってしまって、やめてしまったそうである。老人にもできるスポーツって、ほんと?
溜りに溜った映画は……
『至福の時』(1/11)___チャン・イーモウ監督+ドン・ジエ
肩の力が抜けたチャン・イーモウが、ヒューマンな話を、洗練された技術で描く。10キロだか減量して、主役の少女16歳役に挑む当時19歳のドン・ジエの根性もまた必見。
『ゴスフォード・パーク』(1/16)__ロバート・アルトマン監督
貴族階級がまだ現実に存在していた時代のイギリスで、その邸に、狩のためのパーティーに集まってくる、親戚と客人たち。それと同じ比率と重さで「支配階級」に混じる、邸の使用人たち。曲者の俳優たちが、支配階級と使用人階級に分かれて、化かし合い。邸の主人が殺されて、さて、犯人は……? アルトマンお得意の、これも、洗練されたミステリー+心理劇+ヒューマンもの
『この素晴らしき世界』(1/19)__ヤン・フジェベイク監督+ボレスラフ・ポリーフカ+アンナ・シィシェコヴァー
チェコ映画。第二次大戦中、チェコもまた、ユダヤ人狩りが行われた国である。こういう小さな国の方が、同じナチスものを題材にするのにも、大上段に構えず、普通の市民の生活として、即物的に描ける。その即物性に、ときに、笑わされ、感心させられる。貫いてこその思想である。
2月21日(金曜日)(2月25日(火曜日)未明に書いてます)
鷹羽ロイヤルカントリー(田川郡)にて、ゴルフの初コース。ハーフだが。この日は、このクラブの休日で、フリーデイ、3500円の日である。副支配人である、わがゴルフ教室の先生がつきっきりで世話をしてくれ、ほんと勉強になった。とはいうものの、点数なんてものではない。半分までは、ほとんど打数数えられず、中、省略して走る。しかし、この先生はいい。われわれ初心者にも、「そんなことではプロにはなれんぞ!」などと、あくまで、高い目標を示して鼓舞してくれるので、自尊心を保ったまま、ヘマができるというものである。
その後、先生のベンツでいつもの練習場まで送ってもらって、300打弱打って帰宅。練習場から駅まで、キャリーバックをかついで20分歩き、体はぼろぼろ。翌日は腰痛で、以後、今まで(2/25)続く。
映画
『まぼろし』(1/22)___フランソワ・オゾン監督+シャーロット・ランプリング
ランプリング、56歳だかなんだかで、さらすヌードが素晴らしい。原題は、『砂の下』。愛とは反芻なのかも……。オゾン監督は、以前、ドヌーブ主演の『夜風の匂い』を観たが、どちらも、オバサンのココロを空気のようなさりげさで描いていて、心惹かれる。
『モンテクリスト伯』(1/26)___監督は知らない。主演の名前ど忘れ(ちらしを見つけたら書く)
まるでリーダースダイジェストのように、長い作品を手際よく進めた映画である。しかし、英語はやはり気になる。仏語でやってほしかった。とはいうものの、長身で黒髪……という設定のモンテクリスト役を、仏人俳優に探すのは難しい。今の仏映画は散々だし。
『ボーンアイデンティティー』(1/29)___マット・デイモン主演。
なんで、あんたが、007なのよ? という映画である。
1月中のものはここまで。あとはまた明日……(に書けるといいけど……)
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