金色日記 Journal d'or


4月5日(土曜日)

 アラン・J・パクラ『デビル』を観る。紋切り型のIRA物。真面目に取材したその結果が、紋切り型の物語を作っただけ、という点では、『リヴィエラを撃て』と同じ。だいたい、アイルランドのテロリストと言ったら、どんな過去を持ち、どんな暮らしをしていたか、といった「物語」がみんな「同じ」なのである。その点、ミッキー・ロークの『死にゆく者への祈り』の方が、IRA物としてはすぐれていた。まあ、「昔」のIRAと、「今」のIRAは違うかも知れないけど。
 ブラピはでも、やっぱりカワイイー! 珍しく、頭が小さい俳優(俳優はだいたいにおいて頭がでかい)である。横顔はイマイチだけど。32才っていうけど、いつまでも青っぽいかんじが貴重。小説も更新したので見てね。


4月6日(日曜日)

 福岡県大野城市、「大野城まどかぴあ」というところで、第三舞台の『朝日のような夕日をつれて'97』を観る。その感想については、「エッセイ」に書いたので、そちらを見てください。
 夜半、激しい雨と雷。ときには音楽をかけないのもいい。今日はわがサイトのさまざまなページの手直しをし、まがりなりにもフランス語の「日記」のページを作製したので、なんか日本語を書く気力がない。ではおやすみなさい。これからは、健康を考えて少しずつ早く寝ようと思う。


4月7日(月曜日)

 少しずつ晴れてくる。だが、疲れが溜り、気がつくとうとうとしている。一歩も外へ出ず。相変わらず、このサイトの外国語ページの世話に明け暮れる。仏語の「日記」をここに少し訳しておく。つまり、ジル・ドゥルーズは、他者に自分の考えを伝える手段として、「瓶を海に流す」ような方法が理想的であると考えた。出版された本でさえも、ある高みからモノを言っていることに変わりはない。そうすると、このインターネットは、まさに「海に流された瓶」ではないか。ドゥルーズがインターネットを知っていたらどんなだっただろう? こうした「出版形式」をどう思っただろう?


4月8日(火曜日)

 人生に疲れた。いや、単に疲れているだけか。今日も『ジャック』と『101』の2本立てを観ちゃったもんなー。『101』は、アニメのキャラクターと現実との繋がり具合が自然にできてたなー。6才にしてヒット作を作ったゲーム会社の社長(?)の子どもがよかった。「悪役がイマイチなんだよねー」とか言っちゃって。『ジャック』では久々にダイアン・レインを見る。昔似てるって言われたもんで、なんか自分を見てるようで気恥ずかしいんだよねー・・・。

ハッハッハ。どこがあ?

 私は滅多なことではテレビをつけないが(笑)、その私になぜかスィッチを入れさせてしまうトリオがいるんだよねー。三谷幸喜+田村正和+西村雅彦の名前をテレビの番組欄で見ると、「ちょっとだけ・・・」という気持ちになる。ほんとにちょっとだけだったが、『総理と呼ばないで』はなんか期待させるものがあった。真面目には見ないけどね。いやー・・・今日という今日はハヨ、寝るぞ! もう体は完全に病気だもんね。


4月9日(水曜日)

 今日も寝たきり老人のような日々。なんせ資金難だもんねー・・・。うー、サエナイぞー! と叫んでみてもしょうがない。しかたないから、「日本語リンク」全面改訂、「英語リンク」作製。で、終わる。なんて一日だ! そういや、午前11時頃、変な電話で眠りを破られる。半年ぶりくらいの(もはやこっちはトモダチとは思ってない(笑))Iさん。この4月で41才になろうとする独身女。スポーツクラブの受け付けアルバイトのお勤め(パートと言いたいが、本人がそれでは気に食わないだろう、オバサンみたいだから)。

 「げんきぃ? いま、職場。ちょっと時間があいたので、どうしてるかなー? と思って。私? それが落ち込んでるんよお」

 眠さと戦いながら、「どーして?」と聞いてやる。

 「女はいろいろあるんよー、じゃあねー」

 だと。夢のなかで、

 「バカヤロー!」

 と思ったが、私はやっぱり電話がすきです。フランス人の遺伝子が入ってるのかなー?


4月10日(木曜日)

 天候と気分が密接に絡み合っているというのは、私にとってはますます真実であるようだ。だってさー、今日みたいな、さわやかな日には、何があったというわけでもないのに、結構気分がいいのだ。
 資金難(金欠病というより連合赤軍っぽくて、よいではないか)にもかかわらず、午後6時過ぎてから街へ、コーヒー豆(必需品)とパンを買いに出る。コーヒー豆は100グラムに付き50円引きの券があったし、パンはいつもより安い、ということは、プレーンな種類(ミルクとかバターとかが多くなると、必然的に値段もあがる)を買う。ついでに、マクドナルドの禁煙コーナー(三階)により休憩。ここでも、ポテトのSとコーヒーで、300いくら。おまけに、次回コーヒー100円券をもらう。せこいようだが、自分としては、「かしこいお買い物」。
 家に帰って突如、床に積み上げた本、雑誌の整理。しばらく手にしてなかった、パソコン関係の本を取り出す。これでも頭はすっかり整理された気分になり、安心してクリストフ・ランスマイアーの『ラストワールド』にとりかかる。まだ読み終えてなかったのだ!
 悪夢のシーンが出てきて・・・それが自分の夢と繋がっていく・・・つづきは、「英文日記」で読んでね!


4月11日(金曜日)

 いかん。このままでは、どんどんデブのオバサンになってしまう。「22才のディカプリオと33才のデミ・ムーアの不倫現場写真」なんて、週刊誌の宣伝が目につく。この計算で行くと、あたしだって、ブラッド・ピットと行ける。(なに、考えてんだ、このオバサン)
 誰か、スクープしてくれ、あたしとピットの現場写真を!
 ・・・反省として、尊敬する橋本(治)センセイの文章でも復唱しましょ。

 「女にものを言っても無駄なのかもしれないと思う時がある。女は結局、一つの言葉しか聞こうとしていないからだ。

 『男にものを言ってもらえるということは、愛してもらえるということなのではないか』___そういう確信に基づいてしか、女は男の話に耳を傾けない。女が耳を傾ける『男』は、そういう妄想を成り立たせてくれるような男だけだ。私は、そうしないでいる女を見たことがない」

・・・「だから女は捨てられる」(『デビッド100コラム』河出文庫)より。

 ははは・・・腹筋でもして寝るか。