福岡で、オランダの女性監督、マルレーン・ゴリスの『アントニア』を見る。母子四代にわたる年代記で、戦後のヨーロッパの田舎の雰囲気がよくでているが、チラシの説明にあるように、「豊饒な世界」というよりは、生の残酷な手触り、といった感じが強い。
ただ物語の視点が、四代にわたる四人の女性のどこにあるのか、定まってないような気がした。
・・・とはいうものの、近頃、映画を語る言葉を見失いつつある。
いや、あらゆる言葉を見失いつつある。
帰りに、天神の紀伊国屋で、小説の資料として探していた本を入手。
空はなんとか晴れているが、熱風で、燻製になりそうである。子供の頃は好きだった夏が、だんだん嫌いになってくる。
夜が更けて、さわやかな風が入って来る。
↑ここまで書いてアップし、そのへんをうろちょろしてると、「マジェイアのカフェ」に入ってしまいました。なんと、そこには、私の名前が・・・。文は人なり。三輪晴彦さんは、品のあるお方とお見受けしました。こういう方に出会うと、(もー、ホント、やめちゃおうかなー)と思っていたサイト維持も、(もう少しやってみようかな)なんて気持ちにさせられます。ほんとうにありがとうございました。
ちなみに、私も『枯葉』を、少ないながら、集めておりました。それらをテキトーに編集して、カセットに入れて愛しいお方に贈ったんだけど、なんか聴いてないみたい(笑)。
もひとつついでに、業務連絡。「男と女」は逆ですよ、私はゴダールじゃないから、どっちだって構いませんが(笑)。
久しぶりに、階上のエアロビ教師に誘われてランチ。一皿料理に、焼き立てパンが延々と出て来る。つまり、焼き立てのプチ・パンの入った籠を持って、次から次に、「おかわりいかが?」とやって来るのである。パンの種類は、胚芽、玄米、クロワッサン、ミルク、よもぎ、・・・などなど。どれも焼き立てでおいしいが、いくらなんでも、そういくつも食べられるものではない。
彼女のおごりであった。お返しと言ってはなんだが、母が送ってきた梅干し(4種類ぐらいある)をわけてあげる。梅干しは、他の友達にもあげたが、こういったものは、結構、喜ばれる。
再び、梅雨のような天候である。しかし、今はなぜか、秋風のような風が吹いている。
小説更新しました。
それから、『象形文字』サイトに、『アントニア』の映画評をアップしました。
なお、このサイトの「招待作品」には、最近、みすず書房から、第三エッセイ集『アリアドネからの糸』を出された、精神科医、中井久夫氏の、現代ギリシア詩の翻訳作品を載せています。氏の、つやめいた言葉を堪能してください。
もう一人のブラッド、レンフロの『17セブンティーン』を観る。60年代のDJと17歳の少年との友情物語・・・であるかのように、宣伝されているが、これは、全然違うハナシである。
少年は、ソビエト共産主義に侵食されたハンガリーからの移民であり、彼の父親は、大学教授であったから、知識人として抹殺されかかったのだろう。母親は、難民キャンプで死んでいる。その彼が、父とともに、アメリカに帰化することを夢見、一方、ごく普通のアメリカの高校生として、青春時代に特有の悩みや迷いの日々を送る。
彼の父は知識人だから、教育の大切さを知っていて、自分は工場で働きながらも、息子を「よい高校」に入れている。そして、そこに、ケビン・ベーコン扮する、不良だけれど、少年たちを魅了するDJが絡んで来る。
結局、この映画は何が言いたいのかというと、少年が常に、大人に何かを教えてもらうとはかぎらない。その逆もあるのだということ。この少年は、ケビン・ベーコン扮する「大人」より、はるかに賢いのである。でもよく考えてみれば、世の中なんて、いつもそういうものかもしれない。
少年の方が賢くて、しかし、大多数は、その賢さを、成長の過程で見失う。
原題は、『アメリカで嘘をつくこと』。『17』とは、もうぜんぜーん、ちがうでしょ?
ついでながら、橋本治の、『中央公論』連載エッセイ、『天使のウインク』第2回(9月号)も、そのことに関連していないこともない。
例の、「神戸児童連続殺傷事件」についての氏の見解であるが、今回は、脅迫状を、氏お得意の執拗さで読み解いている。
私はべつに、この事件に関し、特別関心があるわけではないが、橋本センセイの「読解」にだけは、興味がある。今回も、非常に面白かった。しかし面白いところで、「次回に続く」のであった。
きのうは、おくればせながら、PDFファイルをダウンロードし、全然使ってなかった、アクロバット・リーダーで読んで、あそんだ。「ロサンジェルス・タイムズ」のフロント・ページであったが、なるほど、「きれい」。いろいろうごかしてみるのも、読みやすい。でも、大量のテキストとなると、どーかなー?
ほんとにいつも、後手後手にまわってすみません(いったい誰に謝っているのだ?)。
8月12日付朝日新聞の夕刊(西部版)に、「戦後思想の運命」なるシリーズがあり、私がちょい一目置く、浅田彰の考え方が紹介されていて、それは、氏の考えをだいたいフォローしている私には、べつに目新しいものではなかったが、あらためて「そうだよなー」と思った。
ポストモダンの思想家だと思われていた浅田氏は、モダンに戻ったと言われる。どうしてかと言えば、簡単なことで、日本では、「モダン」すら実現されていなかったからだ。
この思想的現状について、氏は、野口悠紀雄氏が名づけた、「1940年体制」についても触れている。
「1940年体制」とは、個性を抑え、ひたすら、生産的なものに奉仕するような人間を作り出すように整えられた、日本型の思想、教育体制を差し、これが作られたのは、そんなに古いことではなく、軍事生産効率化のためにそういう人間を必要とした、1940頃だと言う。
「1940年体制」イコール、プレ・モダンではないが、モダンでもない。野口氏によれば、日本は、まだ、その体制から、抜けきれてない。
やっぱり、まだ、「前近代」なんだよねー。インターネットとか言ってもねー。「猿にもわかる」は、ジョーダンじゃなくて、マジで猿なんだよねー・・・。
「猿でもインターネットにアクセスしてる」というのが、日本の現状であろう。すでに、ものすごいSF的状況である。
昨日言い忘れたが、野口悠紀雄氏考案とかいう、「超整理手帳」は超使いにくいぞー!!
『ブルーベルベット』という映画についてコメントせよ、というメールをいただきました。これは、純真無垢な青年が、ある日、道端に落ちていた耳を拾い、そこから、変態の世界を覗き見てしまうというハナシでした。監督のデヴィッド・リンチのテーマは、常に、「変態」の世界です。でも、「変質者」ではない。「変質者」は異常者だけど、「変態」は、シュミの問題なんです。この映画で印象的なのは、私と一才くらいしか違わないはずの、イザベラ・ロッセリーニの荒廃した肉体です。当時、パートナーであった、リンチが、愛する女のこんな荒廃した肉体を衆目のもとに晒す。これはなんたって、「変態」ですよ。純真な青年役のカイル・マクラクランも、最近では変態ぽさを露呈してきましたね。
でも、なんで、道に耳が落ちてるんだー? とか。
今日はお盆だから、がらにもなく、恋愛のハナシでもしようか(お盆とどういうカンケイがあるんだ?)。恋愛というのは、世間の人が考えている以上に、時間のかかるものなのである。そして、世の中の恋愛を描いたとされる映画や小説には、恋愛は、ほとんど存在しない。
と、私は思う。オワリ。
意味もなく、画像。
ジャズですか・・・と、突然話を始める私だった。ジャズというか、音楽関係は、苦手な分野なんですよね。べつに趣味もないし。
でも、落ち着いて考えてみたら、結構、「有名人」の演奏は、生で聴いてますね。「ブルー・ノート・フクオカ」のわりと前の席で。それで、その時の感想を述べておきましょう。
マル・ウォールドロン→ときどき、ピアノ弾きながら、眠っちゃったのかと思った。手抜き。
ゴンザロ・ルバルカバ→せわしない。
大西順子→荒っぽい。
MJQ→地味。
レイ・ブラウン→こういう名前の人、いましたかねー。わりと感じよかった。 あと他にもいたかもしれないけど、忘れた。
ふんじゃあ、ついでにさまざまな『枯葉』の感想も。これも、結構、忘れてるけどね。思い出せるものだけ。
キャノンボール・アダレイ『サムシン・エルス』→私の「テーマ曲」と言っていいほどかけた。
キース・ジャレット→理知が勝ちすぎ。
ゴンザロ・ルバルカバ→せわしない。
サラ・ボーン→都会的。
(まだ、いっぱいあるけど、思い出せない)
そして、正調、イヴ・モンタン→この人イタリア移民かなんかで、沖仲仕やってたんですよねー(と、カンケイないことを述べておこう)。
最近、私がもっともかける曲を特別に(どこがあ?)お教えしましょう。
キース・ジャレットがクラヴィーアで弾く『J.S.バッハ、平均律クラヴィーア曲集
第2巻』の、Disc2の方です。なんか、ずーっと前からこの気分ですねー。
まー、テードは高くないですねー・・・。
『バットマン&ロビン』を観る。ドイツ表現主義風アメリカン・コミック。登場人物はすべて、いい者も悪者も、暗い過去(トラウマと言いたきゃ、言ってもいいが)を持っている。それはこのシリーズの「お約束」である。見所は、どんなスターが、どんな「過去」を背負って出るのかな?
である。
うーーーん・・・手話ちゃん、カワイイ! 警察に捕まって、牢獄で、氷の破片を削って何を作るかと思えば・・・。なんだと思いますか?
ゼッタイ、当たらないよ! 見なけりゃ。
ウマ・サーマンは、ブスがお似合いの美女。ウィノーナちゃんに似てるー。
美少女スターのアリシア・シルバーストーンは、なかなかの女と見た。
それに比べ、影が薄い、バットマンとロビン。
二人いなけりゃ、主役を張れないのか。次回作のタイトルも、すでにわかってしまった。
『バットマン&ロビン&バーバラ』・・・だんだん主役が増えていくのであった・・・。
(まだ観てない人は、観た後で、再びこれを読んでね。ゼッタイ、笑えるよ!)
リンク更新しました。「三度のメシより映画がすきなOL」高橋淳子さんの、徹底的にミーハーにして、オタクなサイト、「Cinemaniac」。ここへ行けば、日本にいながら、最新アメリカ情報がらくらくゲット!
とくに、「ブラピ・コーナー」は必見。ブラッド・ピットの「一挙手一投足」がそこに。
ついでながら、私も、ブラピの婚約解消をほくそえんでる一人であるが、彼女の「愛」には、足元にも及ばない。
女はなんで、ブラピがすきか?・・・・美しいからである。
「メニュー」にあわせて、「リンク」もリューアルしました。今度は、「読める」リンクだよ!
これに時間とエネルギーを取られすぎ、ここには、大したことは書けず。ゴメンネー!(誰にあやまっているのだ?)
なんで変えたかって? ま、部屋のカーテン変えるみたいなものさー。