♪塩ビ尺八の作り方♪

 塩ビ尺八とは?
 材料
 道具
 手順

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○ 塩ビ尺八とは?

塩化ビニールのパイプで作られた尺八のことです。(私はこう呼んでいる。)いわゆる、水道管に使われているネズミ色のパイプでできた尺八なのです。これは実に安く材料を購入でき、簡単に加工できるため、2時間程度の計画で、製作することができます。

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○ 材料



ホームセンターなどに行って、塩ビパイプを買ってきます。確か4〜5mが数百円だったと思います。普通の乗用車では、このままでの持ち帰りが難しいので、店員さんに頼んで、60cm程度に切断してもらうか、あらかじめ道具(金きりのこ)を準備しておいて、切断して持ち帰ると良いです。あと忘れてはならないのが、塩ビパイプを接合する「つなぎ」(商品名は覚えていません)も、購入しておきましょう。

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○ 道具



使用する道具は、弓のこ、金属やすり、ワイヤブラシ、塩ビパイプ接合用の接着剤、万力、卓上ボール盤などです。技術科の実習室を技術の先生と仲良しになって、お借りしましょう。私の場合は、音楽と共に技術科も担任しているので、実に便利です。実際に授業で扱う場合は、技術科の先生とティームティーチングを行うといいでしょう。

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○ 手順



まずは、塩ビパイプを接合するための「つなぎ」をパイプの一方の先端に、接着剤を使って取り付けます。



接着剤が、よく乾いたら、いよいよ吹き口の加工に入ります。金属やすりを使って、写真のように削って行きます。この吹き口の加工次第で、尺八の音色が決まりますので、慎重に作業を進めましょう。少し削っては吹いて、削っては吹いてというフィードバックを繰り返しながら、作業を進めるといいでしょう。



次に、指穴を開けます。指穴の位置によって、音程が決定づけられます。この位置決めは、正確には物理的な計算のもと、行うべきでしょう。
【参考】
「尺八:水野香盟のホームページへようこそ」プラスチック尺八の作り方
位置が決まったら、卓上ボール盤と使って、安全に気を付けながら、穴を開けて行きましょう。



吹き口と穴あけができたら、パイプの切断面や指穴の面取りをしておきましょう。さらにサンドペーパーを使って、吹き口をなめらかにしておきましょう。

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