WindowsCE 極私的Tips

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H/PC2000でAcrobatReaderを。

AcrobatReader for PocketPCが正式提供開始になった。
試しにJornada568に入れてはみたものの、画面や操作性の関係でちときつい。
そんな折、某巨大掲示板にてシグマリオン2にインストールしたとの投稿を見かけたので、
Jornada710でも試してみた。
以下は試した手順。

・提供されているアーカイブのインストール
1.まずはダウンロード。ARM版を入手。
2.まずは手順通りARMインストール。ActiveSyncがデバイスが会わないって弾かれた。予想通り。
3.\Program Files\Microsoft ActiveSync\AdobeにCabファイルが残っていたので別フォルダへサルベージ。
4.Jornadaから共有フォルダを覗き、Cabインストール。途中で怒られても無視して続行。
5.インストールされたように見えるが、ACRORD32.EXEに必要なファイルがないと怒られて起動不能。

・情報集め
1.Googleで検索。
2.f.kさんという方のサイトでダミーDLLを配布していた・・・のだが、閉鎖していた。
  とりあえず以前ダウンロードしていたのでDLLの入手はOK。
3.Telion氏のサイトで「PPC emulation on HPC HOW_TO」なる文書を発見。
  PocketPC用DLLとDocList.dll(AGYSHELL.DLLと同じ物でよい)が必要なことその他を確認。

・再度挑戦。
1.手元にあったAGYSHELL.DLLをコピーし、DocList.DLLを作る。
2.ARM用MFCCE300.DLLを入手、MFCPCE30.DLLにリネーム。
3.AGYSHELL/DocList/MFCPCE30/GXの各DLLをACRORD32.EXEと同じ場所に配置。
4.母艦にACRORD32.EXEをコピー。
5.バイナリエディタ(BZを利用)で文字列”MFC"を検索し、MFCCE300->MFCPCE30に書き換え、保存する。
6.書き換えたEXEをJornadaに書き戻す。
7.起動する。使用許諾画面が切れているが、Enterを押せば問題なし。
8.とりあえず添付されていたPDFファイルや手持ちの絵入りPDFの表示は確認済み。

・注意事項
1.AGYSHELL.DLLは検索した限りでは入手できる場所はなさそう。
2.Qtaさんとこにl'agenda用のDLLおよびソースがあるので、
  SigmarionやTelios、InterLinkではDLLをそのままいけるようだし、
  JornadaだったらEmbeddedVisualToolsでコンパイルすれば使えるかも。
  (ARMではとりあえず動作は確認)
3.偽GX.DLLはゲーム系のアーカイブに入って配布されていると思う。
・・・・と思ったがなさそう。BitBank Softwareで(多分シェアウェアで)配布されている奴か、
YYYの部屋で配布されているPC98エミュレータ同梱の奴でいけるかな。
・・・・と思ったらGX.DLLはなくても動きそう。(ーー;)←要調査
とりあえず私は前述のf.k氏のサイトで公開していた時のを持っていたのでそれを入れている。

・運用
あくまでReaderなので、利用方法は印刷しない他はPCで使うのと大して変わりはない。
横長の書類とか表組みを見るにはPocketPCより向いてるかと思えるくらい。
実際にはInterLinkとかTeliosくらいの解像度がないと(それほど)意味がないかも。
まあ、マニュアルなんかをダウンロードしてその場で見ることができるってのはそれなりにメリットか。

以上。


InstallShield自己解凍型EXEからWindowsCE用Cabファイルを抜き出すやり方

ActiveSyncの手段がないときにCFでアプリをインストールしたいのにCabが抜き出せないことがある。
ActiveSyncがインストールされていればとりあえずセットアップしてしまえば
\Program Files\Microsoft ActiveSync内にコピーされるので、これをもっていけばすむ話なのだが、
ActiveSyncが入っていないと転送手段がないと怒られてセットアップが終わってしまう。
こーゆーときの解凍(できるかもしれない)手段を記す。

・準備
1.ICOMP.EXE/I5COMP.EXE/I6COMP.EXE/Wise-UnWiser.EXEを入手する。
  Googleで検索すれば幾らでも出てくるので自分で探すこと。日本語ページにはまずない。
2.EXE全てと(あれば)DLLファイルを同じフォルダに置く。
3.UnWiser.EXEを実行し、設定をする。
4.SendToフォルダにUnwiserのショートカットを作る。

・Cabファイル抽出
※自己解凍でない場合は、直接data1.cabをUnwiserに送れば解凍は可能。
1.自己解凍ファイルを実行する
2.インストーラが起動したら終わらせずにエクスプローラ起動か「ファイル名を指定して実行」。
3.「アドレス」に%temp%と入力すると、テンポラリフォルダが表示される。
4.インストールイメージの入ったフォルダが作られているのでタイムスタンプなどから探す。
5.インストールイメージを全て別の場所にコピーする。
6.インストーラ画面に戻って「キャンセル」などで終了する。
7.5.でコピーしたファイル群からdata1.cabをunwiserに送って解凍する。

これでファイルを入手可能。
ZaurusではZACファイルの抽出にも使えることは使える。(普通はZAC単体DLも用意してあるが)

以上


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