サイババを理解する用語集



アートマ     至高の精神。

アートマン  自己の本質。真我。

アーナンダ  絶対至福。

アシュラム  修行場。

アヴァター 神の化身。

アムリタ    神聖甘露。不老不死の甘露。 ヴィシュヌ神は、神々と阿修羅たちを指揮して大海を
              攪拌して不死の飲料であるアムリタを得た。

アルティ    礼拝の最後に自分を神に捧げる気持ちで樟脳を炊く。高慢な心を焼き尽くし、
               意識・言語・行為を清め、純白な心で周囲に芳ばしい香りを漂わせる人になる
               ようにという意を象徴。アルティ(Aarthi)は元来、光や神を意味する。

インドラ    雨を司る天界の神。

ヴィシュヌ  ヒンズー教の最高神の一人。宇宙創造の守護・維持を司る世界救世の神。のちに
               クリシュナと一体視される。

ヴェーダ    サンスクリットの語源から派生した言葉で、超越的なジュニャーダ(叡智)の意。
               インドに進入したアーリア人が持っていた最古の聖典「リグ・ヴェーダ」を初め
               とするシュルティ(天啓聖典、霊感の書)の総称。一般には4つの部分からなる。
               神に対する讃歌・祭祀において唱える祭詞などを集めた「サンヒター」(本書)
               祭祀の説明や讃歌・祭詞・呪文などの意味を解釈した「ブラーフマナ」(祭儀書)
               祭祀や思想に関する秘密を説く「アーラニヤカ」(森林書)、宇宙を貫く原理、
               哲学を説く「ウパニシャット」(奥義書)。

オーム      OMは宇宙創造の響き。最初の聖なる音。

オームカーラム     オームを唱えること。

オーム・スリ・サイラム     サイラムはサイババとラーマ王は、最高神ヴィシュヌ神の同一
                               化身であるという意味。信者はこの最高のマントラの一つを挨拶
                      全般に使う。オーム サイラム、オーム シュリ サイラムは瞑想の際にマントラ
                      として唱えるたりする。サイラムのSAは神聖な、AIは創造主・母、RAMは
                      歓喜・祝福・神。               

カリユガ    不確実、不安、闘争が続く現代のこと。この時代は解脱を得やすい時とされる。

ガネーシャ  シヴァとパールヴァティの息子。像の頭をした神は富と繁栄・知恵と学問・障害を
                除去し成功をもたらす。

カルマ      業、行為。過去の行為の結果。

ガヤトリーマントラ    ヴェーダに説かれている教えの神髄。ガヤトリーとは、すべての生命を
                           完全に養うもの、真の母。マントラは呪文(真言)のこと。

クリシュナ   5千年以上前のドヴァーパラユガ(カリユガの前の時代)におけるアヴァター(
                神の化身)愛の体現者。クリシュナ(KRSNA)という名は聖仙ガルガがつけた
                もので、意味は「黒」。

グル        神への道を示す師。

ゴーピ      クリシュナに仕えたブリンダーヴァンの牧女たち。

サーダナ    霊的修行。

サティア    真理。

サンカルパ    神の意志。神意。 

サンサーラ    煩悩や苦悩に満ちた大海。輪廻の鎖につながれた世界。俗世。

シヴァ        男性原理を示す最高神。破壊と創造の神。

シャンティ  平和、平安。

スワミ      神人一体の域に達した人。師への尊称。サイババへの呼びかけの語。

セヴァ      奉仕。

ダルシャン  神や神人の姿を拝謁することで授かる祝福。目を見つめて浄化すること。

ダルマ      宇宙自然の法則。正義。

タントラ    祭祀。修行。瞑想。 

ナーラーヤナ    神の化身。

ナマスカラム    御足にひれ伏すこと。

ナマスマラナ    神の化身や至高尊神の、御姿を想い、御名を唱え、神の栄光を讃える霊的行法。

バーダナムスカラム     御足に触れて礼拝する。

パールヴァティ     シヴァの神妃。

バガヴァン    至高の尊神。

バガヴァッド・ギーター   「マハーバーラタ」の中の一詩篇。クリシュナが親類縁者との戦い
                 に苦悩する王子アルジュナに正義や義務について説く。

バクタ      神を信愛する者。

バクティ    神への信愛と奉仕。
   
バジャン    信愛の歌による神と人の神聖な結びつきを示す。サイババいわく「信者が我が名を
                を唄うところ、我は必ずそこにいる」最後にアルティで終わる。

ハリ        主なる神。

バルゴー    光輝。

ビブーティ  神聖灰。目に見える物質現象のすべては、灰のようにはかないもの。王であれ乞食
                であれ、人もいずれ朽ち果て、灰に帰す。物事に固執してはならない。その真理を
                想起させようとしてサイババは灰を物質化し、与えている。
               「主権」、「拡大」、「遍在」最高神としての示現。

プラーナ  生命力。気。呼吸。 

プラサード   神よりの贈り物。祝福のお菓子。

ブラフマー  ブラフマンを神格化した神。ビシュヌ神の臍から生じた蓮の花から生まれた。

ブラフマン  梵。宇宙の最高原理。

ブリンダーヴァン    クリシュナが子供のころ住んでいた所。
            ホワイトフィールドのアシュラムもブリンダーヴァンと呼びます。 

プルシャ    神人。

プレマ      純粋な無私の愛。霊的愛。

マーヤ      幻想。

マハーバーラタ  ラーマヤナと並び称される古代インドの大叙事詩。バタラ族にぞくするクル族と
                      バーンドゥ族の戦いを描いており、ヒンドゥー教思想のすべてが反映されて
                      いるといわれる。

マントラ    救済を憶念する呪文、真言。サンスクリットでは、思想を運ぶ道具の意。

マンディール   神殿。

ムクティ    解脱。「わたし」「わたしのもの」という考えが消え、「神」「神のもの」とだけ
              考えるとき、感覚の悦楽への執着から生まれる欲望も消え、真の自由、解脱が得ら
              れる。

ヨーガ     「平等の境地」。「心の働きの止滅」。

ラーマ   古代インドの大叙事詩「ラーマヤナ」に登場する王子ラーマ。正義の体現者であり
       神の化身。

ラーマヤナ  古代インドの大叙事詩。王子ラーマがハヌマーンと共に掠奪された妃シーターを
         奪回する物語。ラーマはアートマン、心はクリシュナ、シーターはブラフマン
         を象徴する。

ラクシュミー    ヴィシュヌ神の神妃。富の神。

リンガム    シバ・リンガム。シバ神を象徴する、男性原理を表す石。