バカバカしいお話 2008.01.20

えー、毎度ばかばかしいお話を・・・
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前にも申し上げましたが、私は昨年引っ越しました。
しかし、私が都会に出てきてまだ5年と少々ですが今回で4度目の住まいです。自分でも驚いてしまいます。
私どもは元々がこの土地の者でもなく、土地勘があるわけではありません。選ぶにしても値段とか駅からの歩く時間程度で決めてます。
だから、引っ越したはいいが、床屋はないのか? スーパーはどこにあるのか? なんて住んでから考えるのは私の常、いや私だけでなくわが夫婦はそういうふうにいい加減な性格であります。
ともかく住んで早や数か月、なんとか店のありかはわかりまして、日常の買い物はできるようになりました。
ところで私が休むのは月に数回ですから、周りを歩いて様子を見るなんてなかなかできません。もっとも家内は現在無職ですので、結構近辺を歩き回っているようです。
お正月休みにマンションから周りを見渡しますと、まあ本当の田舎なので遠くまで見えます。
富士山が見えればよいのにと思いますが、これは建物の向きが逆なので物理的に不可能です。もし見えたなら値段がもっと高かったでしょう。

窓から、はるか遠く、たぶん1キロ以上離れた所に大きな立派なマンションが見えます。高さも高く戸数も多そうです。あれはたいそう高いマンションだろうねと家内と話しをいたしました。
ところで、好奇心が服を着ているような私のこと、さっそく見に行ってみようと思い立ちました。どうせ1キロか遠くても1キロ半程度でしょう。20分も歩けばたどり着くはずです。

さてジャンパーを羽織ってすぐにすたすたと歩き出しました。地図も持たずほんとに身一つです。
道路に降りると見通しがききませんので、目標物が見えません。
北東の方角に見えたということを頼りに道を歩きます。もちろん目標方面にまっすぐ行く道はなく、右に左に曲がりながらたぶんこっちだろうと思う方向を目指します。
断わっておきますが、私は方向オンチで、もしかしたら家並みの中で遭難死するかもしれません。 
ところで行けども行けどもそれらしいマンションがありません。
../quest.gif 我が家の窓から見たところ、たぶん10階以上あって、規模からいって数百戸、たぶん500戸はあるだろうと思えます。屋根は切妻でカッコいい高級そうなマンションなのでした。
へんだなあ、へんだなあと歩き回りましたがどうも見当たりません。
目指すあたりの数百メートル四方をいろいろと歩き回りましたが見つからないのです。
腹も減りましたのでたまたま近くのスーパーに入り中のファーストフード店で腹ごしらえをして、気分転換に屋上の駐車場に上がりました。ここなら少し見晴らしはいいかと思ったわけです。
おお!ありました。ありましたが少しというか大きく違っていました。
見つけたのはマンションではありません。大きな倉庫でした。少し小高い丘の上にその切妻屋根を持つ倉庫はありました。もちろん15階建てなんて高さではなくせいぜいが3階建て。
じゃあ、マンションに見えたのはどうしてだろう? とあたりを見回しますと、スーパーの反対方向に9階建てくらいのアパートが何棟か立ち並んでいました。
そうか!わかったぞと一人納得してしまいました。
要するに小さなアパートがいくつも立ち並び、そしてその後方数百メートルの高台に倉庫があり、私の住まいから見るとそれらが偶然に重なり大きな高級マンションに見えたってことなんです。
なあんだと思い来た道を戻ってきました。
ただそれだけの経験というかまあそういうことだったのですが、それからいろいろと思うことがありました。
みなさんもあるでしょう?
遠くに見えたけど近くに行くとない。
日常そんな経験ありませんか。

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HOTEL
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これもまた私の経験ですが、出張先で夜ホテルを探していて、ホテルのネオンが付いた大きな建物が見えたのでそちらを目指していったら、ホテルはすぐ近くにあって小さかったので意外でした。これも黒々と大きく見えた建物は全然別のビルで、ホテルのネオンがそれに重なって立派なホテルに見えただけのことでした。

都内の某社に行ったとき、遠くに丸ビルが見えました。その後たまたま丸ビルに行ったとき、その会社の入っているビルが見えるかと思いましたが、見えません。それはビルとビルの合間から丸ビルが見えたので、丸ビル側から見ると手前の両サイドのビルは見えても、その隙間の向こうにあるビルは見えなかったのです。

ぜんぜん違うかもしれませんが、妙義山という山があります。上越新幹線からでも見えますが、特徴のある形をしていて雄大に見えます。近くで見たいと思って一度行ってみたことがあります。そうすると小さいんですね〜
近くにお住まいの方はご自慢の山でしょうから申し訳ないのですが、わが故郷の安達太良に比べると非常に小さい。電車から雄大に見えたのは二つの理由がありました。ひとつは周りに大きな山がないこと、二つ目は関東平野の空気は霞んでいて実際は近くにあるのが、遠くに見えたのでした。

あほらしいとか、くだらないと思われるでしょうが、前にも申し上げましたように好奇心が服を着ているような私ですから、いつも不思議だなあと思うことは突き止めようとしているのです。 

でも、少し真面目なのですが、新聞を読んだり、ニュースで聞いたりしたことで、おやと思うことや、変だなと思うこと、これはためになると思うことは、必ず裏を取ることがよいですよ。

先日お茶の水駅で、中国人が警官をホームから突き落した事件がありました。よみうりなどではその事実を報道していましたが、朝日新聞は「人身事故があった」としか報じていませんでした。このような報道しか聞いていないと現実を知ることができません。

現在日本ではPCBの処理が急がれています。PCBは現在世界中で禁止されていますが、日本では40年も前に有名なカネミ油症事件というか事故がありました。ところでネットで調べるとこの事故での死者は数百人というのから、300人、50人、ゼロまでさまざまであります。本当はどうだったのでしょうかね?
いずれにして事実はひとつしかないでしょう。


本日のまとめ

疑うことは失礼なことではないと思います。
盲目的に信じる方が失礼かもしれません。





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